オーブンレンジでトーストは焼ける？焼き方やトースターとの違い、両面焼けるかなど紹介

更新日時 : 2022-12-21 9:53

近年、日本の朝食にはお米ではなくパンが並ぶことが増えています。
トーストにコーヒーというのはパン派の方にとってはおなじみの朝食風景ですよね。
トーストとコーヒー、サラダと卵料理がそろえば立派なモーニングメニューの完成です。

さてそんなパン派の主役であるトーストですが、みなさんはこのトーストをどのようにして焼いていますか？
最もオーソドックスなのはトースターで焼くことでしょうが、そもそもトーストってトースターでしか焼けないのでしょうか？

今回は、トーストをオーブントースターで焼くことはできるのかということや、オーブンレンジとトースターの違いなどについて解説していきます。

オーブンレンジでトーストを焼くことはできるの？焼き方は？ 

キッチンにオーブンレンジとトースターの両方を置くのは、スペースが限られている場合、中々むずかしいですよね。
そもそも、トーストをオーブンレンジで焼くことはできるのでしょうか？

結論からいうと、オーブンレンジでトーストを焼くことはできます。
しかしそのためには、オーブンレンジに「トースト」機能がついている必要があります。

トースト機能の付いているオーブンレンジなら、トースターがなくてもおいしいトーストを焼くことができるので、わざわざ別にトースターを買う必要がありません。
オーブンレンジ一台であればキッチンスペースも節約できますし、キッチン家電を揃えるコストも少なく済みます。

オーブンレンジでトーストを焼くのに皿は必要？アルミホイルは？

まずはあなたの持っているオーブンレンジにトースト機能が付いているかどうかを確認してください。
トースト機能が付いていることが確認出来たら、次にパンを置く場所です。

オーブンレンジのメーカーや機種によって多少変わりますが、基本はオーブンレンジの焼網に直接乗せるか、グリル皿に乗せて焼きます。
またグリル皿でトーストを焼く場合、パンを並べる前にグリル皿の上にアルミホイルを敷いておくと、その後の片づけが楽になります。

オーブンやグリルは庫内のヒーターで食材に熱をあてているのに対し、レンジは食材にマイクロ波をあてることで熱を生み出して温めています。
このマイクロ波が金属に当たると電流を生じさせるため、その電流が流れ着いた先で目に見える形で火花として放出されてしまうのです。

それが、発火の原因になることもあれば、オーブンレンジ（電子レンジ）の故障の原因となることもあり得ます。

レンジ機能を使う場合は、アルミホイルで包んでいたり、アルミカップに入っていたりする食材は、皿などに移してからレンジにかけるようにしましょう。

裏返さないでトーストは両面焼ける？裏返しする場合は？

トースターを使わなくてもオーブンレンジでトーストを焼けるのは嬉しいですね！
でもトーストって、パンの両面においしそうな焦げ目が欲しいですよね。

ではオーブンレンジでトーストを焼く場合、途中でパンを裏返す必要があるのでしょうか？

パンをセットしてトースト機能をスタートしたら、途中でひっくり返すことなくおいしいトーストを焼きあげてくれるオーブンレンジもあれば、途中でパンをひっくり返す必要のあるオーブンレンジもあります。

途中でひっくり返さなくてよければ手間はかかりませんが、オーブンレンジほかにも多様な機能が付いている優秀なキッチン家電ですので、自分が欲しい機能を優先して選んでみてください。

裏返す必要のないオーブンレンジはこちら

【日立】　MROTT5　
トーストの両面焼きはもちろん、ノンフライのヘルシーメニューや10分蒸し物、10分煮物などがオートで作れ、よく使うオートメニューがダイレクトキーで使いやすい！

 

総庫内容量・庫内形状	18L・ターンテーブル
オーブン最高温度/段数/加熱方式	250℃/1段/ヒーター式
グリル加熱方式	上:管ヒーター、下:平面ヒーターグリル
トースト（1～2枚）	（オート:両面焼き）約4～7分
オートメニュー数	40
スチーム機能	無し
お手入れコース	脱臭

オーブンレンジでトーストを焼くと、どれくらい時間がかかる？

使用するオーブンレンジによって変わりますが、オーブンレンジでトーストを焼く場合、加熱時間は5～10分程度かかります。
トースターを使った場合3～5分ほどで焼けることがほとんどなので、トースターと比較するとやはり時間が多くかかってしまいます。

またトーストを連続して何枚か焼く場合、2回目以降はオーブンレンジの庫内温度が上昇しているため、1回目よりトーストを焼くのにかかる時間が短縮できます。

オーブンレンジとトースターの違い・使い方

そもそも、オーブンレンジとトースターはどういった違いがあるのでしょうか？
オーブンレンジには大きくわけて3つの機能があります。

ここではこの3つの機能と使い方をご紹介していきます。

オーブンレンジの機能1：オーブン

オーブンの特徴は、食材全体に熱を均一に通していくことです。

オーブンとして使う場合、オーブンレンジ内はヒーターによって熱が生じる仕組みになっています。
そうしてオーブンレンジ庫内の空気を温めて、食材全体をゆっくりと時間をかけて加熱していきます。

オーブン機能で作る料理で多いのは、ケーキやクッキーなどのお菓子に、ミートローフや茶わん蒸しなどがあります。
これらの料理の共通点は、加熱時に食材全体に熱がいきわたるように調理する必要があるということです。
ケーキもクッキーも食材中心への熱の通りが悪く外側ばかり加熱してしまっては、中は生焼け・外は焦げすぎなんてことになってしまいます。
これはミートローフや茶わん蒸しにも同じことがいえますね。

オーブンレンジの機能2：グリル

オーブンは食材の中心までじっくりと熱をいきわたらせるのに対し、グリルは高火力で食材の表面を加熱していく調理法です。
オーブンレンジ庫内のヒーターから食材向けて直接加熱します。
そのためオーブン調理の際に例に出したミートローフや、分厚いかたまり肉の調理などには向いていません。

グリル調理に向いているのは、厚みのない食材です。
焼き魚や、厚みの薄い肉などの調理に向いています。

食材に焦げ目がついてパリッと仕上がるので、焼き魚やグラタンの調理などに向いています。
また、調理済みの料理にあえて焦げ目をつけたいといったときにもグリル調理はおすすめです。

オーブンレンジの機能3：レンジ

恐らくみなさんが一番多く使う機能がこのレンジ機能ではないでしょうか。
このレンジはオーブンともグリルともまったく違った機能になります。

レンジは主に食材そのものを温めることに特化した機能です。
オーブンレンジ庫内の温度をヒーターによって上昇させるわけではなく、マイクロ波によって食材の水分子を振動させ、その水分子に摩擦熱を生じさせます。
この時発生した水分子の摩擦熱が食材全体に広がることで、食材そのものが温かくなるといった仕組みになります。
オーブンやグリルは庫内のヒーターで食材に熱をあてているのに対し、レンジは食材にマイクロ波をあてることで熱を生み出しているという違いになります。

では、オーブントースターとオーブンレンジではどのような違いがあるのでしょうか。
オーブントースターの特徴は表面をこんがり香ばしく焼くことができる反面、中まで火が通りにくい特徴があります。
オーブン機能をトースターで代用する場合には、あらかじめ食材に火を通しておくことをおすすめします。
また、食材の表面が焦げそうになったらアルミホイルをのせるなどして焦げないように気をつけましょう。

オーブンレンジでトースト以外のパンも焼ける？

トースターがトースターがなくても市販の食パンが焼けるのは嬉しいですよね！

実はオーブンレンジで手作りパンを焼くこともできるんです！
オーブンレンジで手作りパンを作るなら、次の4つのポイントを確認しましょう。

最高温度を確認

パンを焼く際にパンのおいしさが左右される重要なポイントが、温度です。
高温で焼くとパンがふくらみやすくなるため、高温で焼くのがおいしく焼きあげる秘訣なのです。
低温でパンを焼いてしまうと焼き時間が長くなり、パンの水分が蒸発しやすくなり、結果として固いパンになってしまいがちです。
パン作りに向いているオーブンレンジとして最高温度300℃は欲しいです。
メーカーによっては350℃程まで上がる機種もあります。

オーブンレンジ庫内の広さ

一度にたくさんの量を作るなら、庫内が大きめのオーブンレンジがいいでしょう。
入りきらなくて数回に分けて焼くと、待っている間に生地の発酵が進んでしまうので、できるだけいっぺんに焼いた方が良いとされています。

スチーム機能の有無

パンのなかでも、固さのないやわらかい食感のパンを好まれる方はスチームを使う機会がないかもしれません。
逆に、パンの中でもバケットなどといったハード系のパンを作りたい方には、スチーム機能は必須となります。

コンベクションタイプかどうか

オーブン庫内にファンがあり、そのファンが回るタイプのものがコンベクションタイプです。
庫内の空気が常に一定に保たれるので、焼きムラを防ぐことができます。

パン作りに向いているオーブンレンジ

【Panasonic】 スチームオーブンレンジ　ビストロ NE-BS807-W
グリルは予熱なしで買ってきたパンも両面こんがり。たっぷりのスチームでふっくら仕上がるスチーム機能は、塩分・油分カットでヘルシー調理もできる！

 

 

【東芝】 石窯ドーム　ER-VD7000-W
「石窯おまかせ焼き」で、本格オーブン料理もかんたんフルオートで調理でき、オーブンと過熱水蒸気の合わせ技で、油や塩分をカットのハイブリッド調理でヘルシー料理も！

 

冷凍ピザを焼いてみよう

オーブンレンジを使えば、ピザをおいしく焼くこともできますまず、余熱をしっかりと行います。
そうしたら、およそ250℃で10～15分ほど焼くのですが、この焼き時間はオーブンレンジによって異なります。

ピザの具がグツグツとしてきたり、ピザの耳部分が多少焦げてきたら、ベストな焼き上がりタイミングです。

オーブンレンジを使っていたら焦げ臭い……対処法は？

オーブンレンジを使っていたら、食材を加熱しすぎてしまって焦がしてしまったり、庫内まで焦げ臭さが残ったりってこともありますよね。

この焦げ臭さですが、ある方法で焦げ臭さをさ軽減させることができます。

まず、水200mlに重曹を大さじ2入れます。ラップをせず、そのままレンジで5分かけます。
オーブンレンジ庫内を重曹水の水蒸気で満たし、庫内の天井から壁など隅々まで拭きあげたら完了です。

気になっていた焦げ臭さトラブルが改善されているはずです。是非試してみてください。

まとめ

今回は、トースターとオーブンレンジの違いや、トーストの焼き方、オーブンレンジを選ぶポイントなどをご紹介しました。
オーブンレンジは、トーストも手作りパンも焼くことができるため、パン好きの方はいろいろなパンを作ってみたくなったのではないでしょうか。
また、食材を温めるレンジ機能しかほとんど使ったことがないという方も、これを機に、お持ちのオーブンレンジをフル活用してみてはいかがでしょうか。

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