【2020年版】Windows7のサポート終了! 何が問題?対策方法は?

更新日時 : 2020-01-18 10:07

Windows 10が登場して時間が経ちましたが、実はいまだに使い勝手の面などから旧バージョンであるWindows 7を使っている人も多いのでは。

ただちょっと待ってください! 

実はWindows7のサポート期間は既に終わっていることは、ご存知ですか? 

サポート終了に伴うリスクと対策についてご紹介いたします。

Windows7のサポート終了って何が問題なの?

情報が漏洩するリスクが高くなる

クレジットカード等の個人情報が流出

パソコンを使ってネットショッピングを利用した事はありませんか?

通常パソコンでは、ネットショッピングに利用したクレジットカードの情報などの個人情報は外部からのアクセスなどから守られています。

しかし、サポートが終了したパソコンでは、そういった外部からの不正アクセスに対するガードが更新されず、隙だらけになってしまうので、そのまま利用するのは非常に危険です。

ネットショッピングでクレジットカードを利用した事が無い方でも、氏名、住所、年齢、電話番号、メールアドレス等々、入力した事がある情報は常に危険に晒されてしまうのです。

クレジットカードのパスワードが流出して不正利用の危険性が

知らないうちにパソコンが乗っ取られるリスクが高まる

ウイルス被害の加害者に

パソコンウイルスに感染しやすくなるのも問題ですが、ウイルス被害の加害者に知らない内になってしまうリスクが高まる事もご存知でしょうか。

悪意のあるユーザーの中には、直接ウイルスをばらまく以外に、セキュリティがしっかりとしていないパソコンを狙って侵入し、そのパソコンを経由して他のユーザーに悪意のあるプログラムを送信したりする事例が実際に行われています。

そういった被害に合ってしまうと、自分が被害者だったはずが、ウイルスの加害者となってしまう事もあり得ます。

サポートが終了しているパソコンをそのまま利用されている場合、こういったターゲットにされてしまうリスクが高まってしまうのです。

クレジットカードのパスワードが流出して不正利用の危険性が

パソコン自体のデータも危険になる

大切なデータが破壊される

パソコンにはたくさんのデータを保存していますよね。
思い出の画像やパスワードなどをメモした文書、届いたメールなどなど。

もしかしたら、サポートが終了したパソコンだと、そんな大切なデータが破壊されてしまう恐れがあります。
セキュリティの穴をウイルスが見つけ侵入。そのまま攻撃されたり悪さをされ、データが開けなくなったり、ちゃんと操作ができなくなったり。
最悪の場合、パソコンが二度と開かなくなる、なんてことも。

データを外付けHDDなどに保存してるから大丈夫、と思う方。
外付けHDDにまでウイルスが侵入するかもしれませんし、パソコン自体が開かなくなってしまっては、どうしようもありません。

クレジットカードのパスワードが流出して不正利用の危険性が

教えて、コンさる!

私のパソコンはウイルス対策ソフトがあるから、大丈夫なんじゃないの?

パソコンはとても精密で、どうしても欠陥部分(セキュリティホール)が出てしまいます。その欠陥を直してくれるのが、セキュリティ更新プログラムです。ウイルス対策ソフトはウイルスを防いでくれますが、どこに欠陥があるのかは分かりません。ウイルスがその欠陥を狙ってきたら、太刀打ちできないのです!セキュリティ更新プログラムとウイルス対策ソフトは二つそろって初めて、万全の体制になるのです!

Windows7のサポート期間を延ばせるって本当?

パソコンに詳しい方の中には、「Windows 7のサポートを延ばすことができると聞いたけど…」という方もいるかもしれません。

たしかに、「Windows 7 Extended Security Update(ESU)」というプログラムを利用すれば、Windows 7のセキュリティ更新プログラムを「2023年1月」までの3年間、受け取ることが可能です。ただし、

  • (1)デバイス単位に課金される有償サポート
  • (2)ボリュームライセンス契約のWindows 7 Professional/Enterpriseが対象

という2点が条件となります。(2)について補足しておくと、OS単体やパソコンと同時に購入しているユーザーは利用することができません。つまり、基本的には企業向けのプログラムと言えます。

さらに、このESUの価格は1年ごとに上昇するとされていますので、普段何気なく使っているパソコンを実質、“有料”で使用することに。これは、お財布的にも喜ばしくないですね。

やはり、個人で使用しているパソコンであれば、Windows 7からWindows 10への移行をする方がいいでしょう。

買い替えとアップグレードはどっちがいい?

Windows10への移行を決断したら、気になるのが「買い替え」と「アップグレード」のどちらがいいかということでしょう。

まず、Windows 10を使うために必要なシステム要件は、

  • CPU:1GHz以上のCPU
  • メモリ:1GB(32bit)または2GB(64bit)
  • ストレージ空き容量:16GB(32bit)または32GB(64bit)

などがありますが、Windows 7搭載マシンとなると、かなり旧モデルのものも多いはず。近年、パソコンのスペックは飛躍的に向上していますので、快適な動作環境を求めるのであれば、買い替えを視野に入れるのがベストです。

古いパソコンでWindows 10にアップグレードできたとしても、最新OSならではの機能が重すぎて使えなかったり、使っているソフトウェアが対応していなかったりなど、さまざまなドラブルが起きる可能性もゼロではありません。

Windows 10を導入すると、デザイン面での違いに驚くかもしれませんが、画面左下のWindows(スタート)ボタンは健在ですし、メニューからアプリを選ぶ操作もWindows 7と変わりありませんので、操作面で悩むことは少ないはず。困った時はデフォルトでタスクバーにある検索機能を活用すれば、一発で解決します。

ちなみに、Windows 10は、OSとアップデートが一体化したサービスとして提供されているため、新機能の追加などのアップデートさえ行っていれば、永久にサポートを受けることができる決まりになっています。

便利で快適、そして安全に使い続けるために、旧バージョンのWindowsを使っている方は、これを機会にWindows 10デビューを考えてみませんか。

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