家電小ネタ帳

振り込め詐欺はどうすれば防げますか？

更新日時 : 2023-01-30 18:10

振り込め詐欺とは

肉親や公的機関を名乗り相手をだまし、金銭を振り込ませようとする犯罪行為です

被害件数は増加の傾向にあり、平成29年では、18,000件以上も被害がありました。
※詐欺だと分かった件数なので、実際にはもっと多くの件数があったことが考えられます。
「オレオレ詐欺」は聞いたことがあるかもしれませんが、その他にも「架空請求」や「融資保証金詐欺」など、さまざまな種類が出てきています。そして、そのほとんどは自宅の固定電話にかかってきます。

何故ひっかかってしまうのか

冷静な判断ができないように、手口を変え、さらに巧妙化している

８割以上の方が「自分は大丈夫」と思っているという統計がありますが、被害件数が増え続けるのはなぜでしょうか。それは、詐欺の手口が巧妙化しているからなのです。
あの手この手で信じさせたり、焦らせて冷静な判断ができないように仕向けてきます。

詐欺の下準備をしてくる

詐欺の電話の数日前に、肉親を装って風邪を引いたなどと、普段と声が違うことを認識させる電話をしてきます。
これにより、声が違うと感じても、不審に思わなくなってしまいます。また、電話番号が変わったと言って犯人に繋がる番号を教え、本人と連絡がとれないようにしてきます。

人の心理をつく内容

電車内などで痴漢をして見つかった、会社内などで不倫がばれたなど、恥ずかしいと思わせる内容が多くなっています。ニュースなどで世間に知られてしまうかもしれない、恥ずかしくて誰にも相談できない、多少のお金で解決できるなら、と、冷静さを失わせます。

信憑性を高める

公的機関や実在の施設などを名乗り、信じ込ませるという内容も多くみられます。
警察を名乗り、「あなたのクレジットカードが偽造された可能性がある。確認のためにあずからせてください。」などと言いカードをだまし取ったり、実在の銀行を名乗り、投資の話を持ちかけたりします。
また、多数の人物を登場させることで信じ込ませようとする事例もあります。例えば上記の痴漢の件では、肉親を語る人から駅員、被害者、警察、弁護士と次々に人が変わり、信憑性を高めようとします。

被害に遭わないために

自分の知っている相手の電話番号へ折り返しをする

まずは電話を切ったあと、自分の知っている相手の電話番号へ折り返ししてみましょう。
携帯が変わった、なくしたなど言われていても、それが嘘の可能性は非常に高いです。公共機関などであっても、事実確認のため一度電話してみるようにしましょう。離れて暮らす家族を守るため、家族の合言葉を決めておくこともおすすめです。
また、相談しにくい内容であっても、お金を要求する内容であれば嘘の可能性が非常に高いです。身近な人や、難しい場合は警察などに相談をしてみましょう。