今さら聞けない電源タップの基本~タコ足配線の“現実”
更新日時 : 2024-11-11 16:04
「タコ足配線は危険です」というフレーズを、一度くらいは聞いたことがある人は多いでしょう。でも現実は、住宅に備わっているコンセントが電化製品の数だけあり、延長コードや電源タップを使用していないという家庭は、おそらく少ないはず。では、いったいどうしたらいいのでしょうか。
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タコ足配線は、実は危険じゃなかった!?
実は、一般的にタコ足配線と呼ばれる、コンセントを増やすための電源タップ(テーブルタップ)自体は危険ではありません。
あくまで「定格電力をオーバーして使用」しやすいということです。
おおかたの家庭用コンセントで流せるアンペア数が15Aまでで、一般家庭用の電圧は100V、その為、一つのコンセントで合計1500Wまで使うことができます。
決められた使用限界ワット数であれば、その範囲内で使用することは危険ではありません。
しかし、それぞれつないだ機器の使用電力を足し算して、1500W以下に抑えるようにしている人が少なく、使用可能な電流量を超過して使うことで、発火し、火災の原因になることがあるのです。
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家電はだいたいどのくらいの電力を使う?
あくまで目安ですが、だいたいの家電の使用電力は以下の通りです。
エアコン:1000~1400W
※専用コンセントで使用することが多い。暖房の方が冷房よりも電力を使用する
・テレビ、パソコン:130~150W
・冷蔵庫:150W
・掃除機:200~1000W
・電子レンジ:1000W
・炊飯器:600W
・ドライヤー:1000~1500W
・スマホ充電:100~240W
正確な値は、家電のコンセント部分か取扱説明書に記載があるので、必ず確認するようにしましょう。
同時使用しなければタコ足配線しておくのも可能
たとえば、風圧の強さを売りにしているようなドライヤーの場合、1台で1500W使用する機種もあります。この場合、一般的な電源タップの定格電力ぴったりとなり、電源タップを使うことはできないのでしょうか。
これについては、ケースバイケースです。仮に同じタップに複数の家電がつながっていたとしても、同時使用しなければ危険はありません。
節約を考えて、電力会社の契約電力を低く抑えていると、電子レンジとドライヤーを同時に使うことはできませんが、両方タップにつないでおくだけで、一緒のタイミングで使用しないのであれば、タコ足配線にしておいても問題なく使えます。
最近ではスマホを充電するなど、USBポートを搭載した電源タップも多く出ていますが、この場合も1台につき、100~240Wの電力を使用するので、合計電力に換算する必要があります。また急速充電を使用する場合は、2.4A(240W)に対応したものを使用する必要があります。
タコ足配線が危険になる時とは
毎年、便利な家電が増え続けていくわけで、この先も、コンセントの数は足りないことはあっても余ることはそこまでないと思います。
各機器の使用電力量を調べるのも面倒…という人なら、使用電力がメーターでわかる電源タップを使用すると、どの程度自分が電力を使っているかがわかって、けっこう面白いですよ。
ただそうした定格電力内で収めたとしても、まだ電源タップには危険があります。
それは、コードを束ねて使用することで熱がこもったり、コードが摩擦により皮膜が破れてしまうこと、タップ自体にヒビが入っていたりすることです。
さらに電源タップを使用し続けることで、コンセント内にホコリが入り込み、ショート、トラッキング火災を生む危険性もゼロではありませんので、ホコリが入らないフタ付きのタップを選ぶのもいいでしょう。
安全に使うために電源タップは定期的に確認!
使い方を誤ると、火災や感電の原因になってしまうこともある電源タップですが、私たちの生活に欠かせないものであることはたしか。安全に使いたいものです。そのためには、
・定格電力内で収める
・ホコリや水濡れの多い場所に設置しない
などの注意と、定期的な電源タップのメンテナンスが必要です。
単純に掃除機などでホコリを吸い取るなら一週間に1回程度、月に一度は使用しているタップを確認して、使わなくなった機器などは外してしまうことも必要です。それにより、見た目にもよく、安全に使用できるようになります。
ノジマでは電源タップのような家電のお困りごとやご相談をお受けしております。ぜひ、お気軽にご相談ください。
※2019年10月時点の記事です。
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