大掃除のやり方のコツは?順番や必要なもの、チェックリストをご紹介!

更新日時 : 2024-12-14 10:07

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年末年始が近づき大掃除を検討している方も多いですよね。

大がかりなイメージですが、大掃除にはやり方のコツがあります!

基本を押さえておくとスムーズに実行できるでしょう。

今回は、大掃除のやり方のコツや順番、必要なもの、家電の掃除方法などを解説します。

チェックリストも用意したので、ぜひ大掃除をするときに活用してみてくださいね。

大掃除チェックリストチェックリスト

記事の監修
株式会社ノジマ 家電小ネタ帳編集部


株式会社ノジマは、関東を中心に200以上の店舗を展開している、東証プライム市場上場の企業です。
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家電や携帯電話、光回線のことなら、お気軽にご相談ください!

大掃除のやり方のコツ

大掃除のやり方のコツ

大掃除というと、どこから手をつければいいのか混乱してしまいがちですよね。

あれこれ考えていると面倒になり、後回しになって実行せずに終わることも…。

大掃除を滞りなく遂行するには、なるべく頭を使わず実行できるよう、やり方のコツを押さえておくのが鉄則です。

早速、大掃除のやり方のコツを簡単なステップに分けて解説していきます!

掃除の対象場所・対象物を明確にする

掃除の対象場所・対象物を明確にする

大掃除で何をすべきか迷ってしまうのは、掃除の場所・対象物がたくさんあるからです。

掃除の対象場所・対象物を明確にすると、掃除の方向性が定まって具体的にやることが浮かび上がってきます。

家の中を一周しながら掃除すべき対象をリストアップしてみましょう

「とても汚い」「汚い」「ちょっと汚い」など、汚れの度合いをラベリングしておくと、その後の優先順位もつけやすくなります。

掃除に必要なものを明確にする

掃除に必要なものを明確にする

掃除の場所・対象物が決まったら、それぞれの掃除に必要なものを明確にしましょう。

いざ掃除を始めるときに必要なものが不足すると、掃除が中断されたり、中途半端になったりします。

掃除の場所・対象物を実際に掃除するイメージを湧かせて、特に必要なものをリストアップしておきましょう

新たに購入、買い替えが必要なものまで明確にすることで、掃除を始めるまでの買物もスムーズになりますよ。

スケジュールを計画する

スケジュールを計画する

場所・対象物、必要なものが明確になったら、大掃除のスケジュールを計画します。

各掃除をシミュレーションしておおよその時間を想定し、時間割を作成しましょう。

目安としては難しい場所が2~3時間、簡単な場所は5分~10分程度です。

予想以上に時間がかかると焦ってしまい、掃除が雑になる恐れがあります。

少なめに見積もりすぎないように注意してください。

役割分担をする

役割分担をする

同居者がいる場合は役割を分担すると掃除がはかどります。

基本的に身長が高い方に背の高い家具、照明など、手が届きにくい部分を任せましょう。

カレンダーなどに担当場所と担当者を視覚化することで、互いに混乱せずに掃除できます。

掃除完了後にチェックをつけるというルールも忘れずに共有しましょう。

不要なものを処分する

不要なものを処分する

大掃除の前に不要なものやすぐに捨てられるごみなどを可能な限り処分しておきます。

部屋をスッキリさせることで本当に掃除をすべき部分が明確になります。

少しの心がけで大掃除の負担を減らせるので、当日までにちょっとずつ要らないものを減らしていきましょう

掃除を実行する

掃除を実行する

スケジュールで計画した通りに掃除を実行していきます。

各部屋でも掃除をするポイントが細かく異なります。

可能であれば場所、対象のチェックリストを用意するなどして、掃除もれがないように工夫しましょう。

本記事でもチェックリストを用意しているので、参考にしてみてください。

仕上がりをチェックする

仕上がりをチェックする

掃除が終わったあとは仕上がりをチェックします。

掃除もれや汚れが残っている部分があれば、適宜きれいにします。

家族で掃除をした場合はお互いの掃除場所をチェックしあうと、自分では気づかない掃除もれや汚れに気がつけるかもしれません。

大掃除の順番

大掃除の順番

大掃除のスケジュールを立てるうえで重要なのが順番です。

家具・家電の上部、戸棚、天井など、高い部分を先に掃除すると、低い位置にホコリや塵が飛んで汚れてしまいます。

順番としては、掃除がやり直しにならないよう、なるべく高い場所を先に掃除して、低い場所に向かって掃除をする流れを意識しましょう

玄関にホコリが集まりやすいともいわれているので、玄関をあとに掃除をするという考えもあります。

大掃除の順番は明確なルールはありませんが、少しでも合理的な順番を考えると効率アップできます。

迷ったときは「掃除した場所を汚さない」という方針を基本にしてみてください。

大掃除に最低限必要なもの

大掃除に最低限必要なもの

大掃除をするときはさまざま場所や対象物をきれいにする必要があります。

滞りなく掃除を始めるには、最低限必要なものを用意しておくことが重要です

最低限必要なものを押さえたうえで、それぞれの掃除で特に必要なものをシミュレーションすれば、効率的に準備を進められるでしょう。

大掃除に最低限必要なものは下記の通りです。

基本の掃除用品

雑巾 ホコリや塵、油などを拭き取れる。古くなったTシャツやタオルなどでもOK。
スポンジ 表面が柔らかいので傷をつけたくない部分でも安心してこすれる。ナイロン製は硬質で頑固な汚れも落としやすい。
たわし 表面が固いので落ちにくい汚れを効率的にこすり落とせる。持ち手がついているタイプもある。
ウェットシート 除菌効果があるものが多く、雑菌が気になる部分をサラッと拭くのに役立つ。
歯ブラシ 細かい部分で落ちにくい汚れをこすり落とすのに便利。使わなくなった古い歯ブラシでOK。
フローリングワイパー 柄の先にドライシートやウェットシートなどをつけたり、雑巾やマイクロファイバーといったクロスを挟んだりして使用できる。立ったまま広範囲、手の届かない場所を掃除するのに便利。
ハンディモップ 狭い範囲を効率的に掃除するのに便利。軽量で気軽に持ち運べる。
スクイージー 先端に直線状のゴムがついたT字型ワイパー。ガラスの表面に密着させながら汚れを落とせる。
掃除機 大掃除は長時間の掃除になるので、コード式だと充電切れを心配せず使える。コードレス式のハンディタイプは狭い場所を部分的に掃除するのに役立つ。

洗剤系の掃除用品

中性洗剤 肌や素材に対する刺激が少なく、幅広い用途で使える。
重曹 弱アルカリ性で、皮脂汚れや油汚れといった酸性の汚れを落とすのに役立つ。安全性が高く環境にもやさしい。
セスキ炭酸ソーダ 重曹と似た効果が期待できる。重曹よりも洗浄力は高いが、研磨効果は低い。尿や水垢には効果が薄い。
クエン酸 水垢取りにピッタリ。酸性でアンモニア臭やタバコ臭といったアルカリ性の臭い消しにも役立つ。天然大理石や金属に使うと変色やさびの原因になる点は注意。
酸素系漂白剤 アルカリ性や弱酸性のものがあり、水に溶かすと発砲して汚れを分解。ぬるま湯に溶かしてつけおき掃除するのに役立つ。洗濯時の漂白にも使われる。
塩素系漂白剤 強アルカリ性のものがあり、洗浄力が強い。カビに対して即効性が期待できる。使用中や使用後に水洗いや換気が不可欠。
クレンザー 研磨剤成分を含んだ弱アルカリ性の洗剤。粉末タイプは磨く効果が高く、掃除箇所への負担が大きい。液体・クリームタイプは比較的負担が少ない。

その他の掃除用品

バケツ 雑巾がけで水を含ませたり、汚れを落としたりするのに使う。
スプレーボトル クエン酸スプレーなどのように、洗浄液を作って汚れ部分に吹きかけるのに使う。
ゴム手袋 肌トラブルを防ぐために装着。特に汚い場所や、薬剤を使う場所では必須。
マスク ホコリや塵が多い場所を掃除するときに不可欠。
保護メガネ 強力な薬剤を使うとき目を守るのに不可欠。
ラップ くしゃくしゃと丸めるだけで磨き道具になる。クレンザーを使うときにもピッタリ。
トイレットペーパー 汚れを取ったあとにそのままトイレに流せるのが便利。常備品なので困ったときにすぐ使える。

掃除機の選び方が気になった方は下記の記事も参考にしてみてください!

掃除機の選び方は? コードレスやロボットタイプ、サイクロン式などの種類を徹底解説!

大掃除で必要になる基本の掃除

大掃除で必要になる基本の掃除

大掃除が必要になる基本の掃除としては、床や壁、天井、照明、窓などの掃除が挙げられます。それぞれの掃除方法を解説します。

床

床に使われやすい木質系のフローリングは、フロアワイパーによって落ちているごみを除去します

取り切れなかったごみを掃除機で吸い取り、溝に入り込んだごみはつまようじなどで取り出しましょう。

皮脂汚れ、黒ずみが気になる場合は、台所用中性洗剤を少量溶かした水あるいはお湯で雑巾をゆすいで、固く絞ってから拭きます。

無垢フローリングは表面に塗膜がなく、水やクリーナー成分が染み込む恐れがあり、雑巾がけはしないようにします。

壁

壁掃除は基本的に乾拭きです

静電気用モップや柄が伸縮するタイプのハンディモップなどで全面的にホコリを払います。

壁がビニールクロスの場合は水で固く絞った雑巾で拭いたり、少量の洗剤を使用したりできますが、相性が悪いとシミや黄ばみが発生することもあります。

乾拭き以外で掃除するのであれば、材質と水、洗剤の相性を確認することが重要です。

天井・照明

天井・照明

柄の長いフローリングワイパーに乾いた雑巾やドライシートなどを取り付けて拭き掃除をします。

床に落ちたホコリは掃除機で吸い込めば問題ありませんが、食べ物や調理器具、装飾品などが汚れてしまう恐れがあります。

汚れると困るものは別の部屋に移動してから掃除を始めましょう

照明をまとめて掃除する場合は電源も切ります。

カバーは基本的にはたきで汚れを落とし、取り外した電球は柔らかい布で拭きます。

アクリル製のシーリングライトは中にたまったホコリや虫の死骸も捨てましょう。

窓

濡れ雑巾で窓をしっかり湿らしたあと、スクイージーのゴムを窓の一番上に密着させ、下にまっすぐ下ろします。

一列終わるごとに雑巾でゴムの水を拭き取りましょう。

最後は一番下で「一」を書くように真横に動かして水滴を拭き取って完了です。

曇りの日だと太陽光が窓に反射しないので汚れが確認しやすいです

雨の翌日や湿気の高い日も汚れが取りやすくなります。

大掃除で時間がかかるお風呂とキッチンの掃除

大掃除で時間がかかるお風呂とキッチンの掃除

大掃除の基本的な場所と掃除方法をご説明しました。

床や壁、天井、照明、窓などの掃除はそこまで複雑ではないとおわかりいただけたでしょう。

その一方で汚れがたまりやすく、ちょっと掃除が厄介な場所もあります。

たとえば、お風呂とキッチンです。カビや油汚れなど、落ちにくい汚れもあり、一筋縄ではいきません。

引き続き、お風呂とキッチンの掃除方法を解説します。

お風呂

お風呂

お風呂の大掃除に必要な準備と掃除方法は下記の通りです。

必要なもの

 ゴム手袋

 マスク

 保護メガネ

 中性洗剤

 アルカリ洗剤

 酸性洗剤

 カビ取り洗剤

 やわらかい布

 スポンジ

 ブラシ

カビ取り洗剤の影響を受けないよう、ゴム手袋やマスク、保護メガネなどを着用しましょう

お風呂を大掃除するときも順番が大切です。

天井や壁、ドア、鏡など、床に洗剤や汚れが残らないように、高い場所から掃除しましょう。

お風呂掃除の基本は、掃除場所をお湯で濡らすことです。皮脂や汚れをやわらかくしておくのですね。

続いて中性洗剤やアルカリ洗剤をかけてこすり洗いをしていきます。

その後、カビ取り洗剤を5~10分程度カビに浸透させ、スポンジでこすってやわらかい布でふき取ります。

頑固な汚れは細かいブラシも使いましょう。

仕上げに水でカビ取り剤を流して酸性洗剤をかけ、スポンジで石けんカスや水垢を落とします。

水をかけてよく洗い流しましょう。

キッチン

キッチン

キッチンの大掃除に必要な準備と掃除方法は下記の通りです。

必要なもの

 重曹

 クエン酸

 セスキ炭酸ソーダ

 スプレーボトル

 キッチンペーパー

 ラップ

 ブラシ

 スポンジ

 歯ブラシ

 ゴミ袋

 布巾

 新聞紙

シンク

シンクは水垢や石けんカスが多いです。

クエン酸水(水100mlあたり小さじ1/2ほど)をスプレーボトルで吹きつけてキッチンペーパーをかぶせ、そのうえにラップもかぶせます。

1~2時間放置したあとにブラシやスポンジなどで汚れをこすり落とし、水で洗い流しましょう。

排水溝

排水溝は油汚れや食品の残りカス、雑菌、カビなどであふれています。

排水溝に重曹200g程度とクエン酸小さじ2程度をかけ、ぬるま湯を少しずつかけて発泡させます。

30分放置したらぬるま湯で洗い流しましょう。

その後、スポンジや歯ブラシなどで汚れをこすり落とし、水で洗い流して完了です。

換気扇

油やホコリ汚れが多く、重曹やセスキ水で掃除をします

二重にしたゴミ袋にお湯を入れたら重曹を溶かし、換気扇フィルターやファンなど可能な範囲で分解したパーツを投入して10~20分ほどつけ置きします。

換気扇本体の気になる汚れにセスキ水(水500mlあたり小さじ1ほど)を吹きかけ5分ほど放置します(コンロの上に新聞紙を敷いておくと垂れてくる汚れに対処できます)。汚れが浮いてきたら布巾で拭き取り、つけ置きしておいた部品はスポンジやブラシできれいにしましょう。

ガスコンロ

二重にしたゴミ袋にお湯を入れたら重曹100g程度を溶かし、五徳などの外せるパーツを投入して10~20分放置しましょう

中性洗剤を含ませたお湯をキッチンペーパーに含ませ、天板にかぶせたあと15分ほど放置します。

外したパーツを歯ブラシやスポンジできれいにして、天板を布巾で拭き取りましょう。それぞれ水拭きをしたら完了です。

大掃除できれいにしておきたい家電の掃除

大掃除できれいにしておきたい家電の掃除

大掃除は普段掃除が後回しになっている家電もきれいにできるチャンスです。

家中の掃除とあわせて1つひとつ汚れを取り除いていきましょう。

ここでは、大掃除における家電の掃除方法を必要なものとともに解説します。

なお、家電は製品ごとに掃除方法が細かく異なり、一般的な掃除でトラブルが生じることもあります。

実際に掃除をするときは取扱説明書の内容を必ず確認して指示に従って掃除をしてください

エアコン

エアコン

エアコンを掃除しないと嫌な臭いが生じたり、空気が体に悪そうに感じたりして、快適に過ごしづらくなります。

ただ、掃除が面倒でフィルターや吹き出し口などの汚れを放置していた方も多いのではないでしょうか。

大掃除でフィルターや吹き出し口などをしっかりきれいにして、新年から爽やかに過ごせるようにしましょう。

フィルターや吹き出し口周辺の掃除に必要なものと掃除方法は下記の通りです。

必要なもの

 掃除機

 新聞紙

 歯ブラシ

 タオル

 割りばし

 キッチンペーパー

 ゴム

フィルター

フィルター

電源を切ってコンセントを抜いたあと、エアコンからフィルターを取り外します。

取り外したフィルターは新聞紙に置き、掃除機で表側からホコリを吸い取りましょう

裏側から水圧で押し出すように水洗いして、表側は歯ブラシで破損しないよう優しくきれいにします。

洗ったフィルターは、タオルで水を軽く拭き取り、直射日光があたらない場所で、新聞紙の上に置くなどして乾燥させましょう。

吹き出し口・ルーバー

吹き出し口・ルーバー

吹き出し口・ルーバーを掃除するときも電源を切って、コンセントを抜いておきます。

汚れを落とすのには、割りばしにキッチンペーパーを巻いてゴムで縛ったお掃除棒がおすすめ

お湯に浸けて絞ったあと、送風ファンを傷つけないよう、見える範囲を拭きましょう。風向きを変える細かいハネも届きやすくなりますよ。

なお、ルーバーは軽く回して動かない機種は無理に作業をしないように注意してください。

エアコンの掃除方法は下記の記事も参考にしてみてください!

【自分でできる】エアコン掃除の仕方!フィルターや送風ファンをクリーニング

電子レンジ

電子レンジ

大掃除の機会であれば、電子レンジの頑固な汚れもなんとかしたいですよね。

頑固な汚れを落とすために必要な準備と掃除方法は下記の通りです。

必要なもの

 布

 台所用中性洗剤

 クリームクレンザー

感電しないように始めに電源プラグを抜きます。同居人が使ったばかりのあとは、やけどする恐れがあるので、熱くないかも慎重に確認しましょう。

庫内の落ちにくい油汚れなどについては、台所用中性洗剤を布にしみこませて、底面や側面などを掃除します。

汚れが落ちにくいときは、クリームクレンザーで拭いてから濡れ布巾でふき取りましょう

電子レンジの外側も、庫内と同様に洗剤を布にしみこませて拭き、乾拭きをする流れです。

電子レンジのにおいを掃除する方法や水垢を掃除する方法、重曹を使った掃除方法などを知りたい方は、下記の記事もチェックしてみてください。

電子レンジの掃除方法を汚れ別に紹介!重曹の使い方やにおいを取る方法は?

炊飯器

炊飯器

炊飯器は、パーツが多くて複雑な形状をしているケースもあり、汚れがたまりやすい家電です。

汚れが気になると、ごはんをおいしく食べられないですよね。

大掃除のタイミングで炊飯器もきれいにしましょう。

炊飯器の掃除に必要なものと掃除方法は下記の通りです。

必要なもの

 柔らかいスポンジ

 台所用中性洗剤

 布巾

 竹串やようじ、綿棒など

掃除前に必ず電源プラグを抜きましょう。

洗剤をスポンジにつけて内釜やふた加熱板、しゃもじなどを洗い、蒸気筒、蒸気ふた、水容器などは水洗いします。

その後、乾いた布巾で水分をふき取りましょう。

上枠やふた内面、ぱっきん、釜底センサー、熱板などは固く絞った布巾できれいにします。

内釜はフッ素加工がはがれる恐れがあるので、洗いおけ代わりに使うのはNGです。

ごはん粒が詰まっている部分に関しては、竹串やようじなどを使います。

細かい汚れが気になるときは綿棒も活用しましょう。

冷蔵庫

冷蔵庫

食品を保管する冷蔵庫は、汚れが食欲に関わる家電です。

普段気になっていた汚れを大掃除できれいにすれば、来年から快適に飲食できるようになりますよ。

冷蔵庫の掃除に必要なものと掃除方法は下記の通りです。

必要なもの

 スポンジ

 布巾

 洗いおけ

 掃除機や化学モップ

 酸素系漂白剤(なければ台所用洗剤)

 ゴム手袋

 クーラーボックス

まずは冷蔵庫の食品や外せる部品などを取り出してコンセントを抜きます。

必要に応じてクーラーボックスに入れて、コンセントを抜きましょう。

洗剤を使う場合はゴム手袋を着用しておきます。

40~50度のお湯を洗いおけに入れて、酸素系漂白剤を表示に従って溶かします。

スポンジに溶液を浸透させてから取り外した部品をこすって、水をかけつつ汚れや漂白剤を洗い流しましょう。

その後、乾いた布巾で水分を拭き取って乾燥させます。

溶液を浸して軽く絞った布巾で庫内を掃除したあと、水に浸して固く絞った布巾で汚れや漂白剤をふき取りましょう

冷蔵庫の外側は掃除機や化学モップなどでホコリを除去して、水に浸して固く絞った布巾で外側をふき取ります。

洗濯機

洗濯機

洗濯機は衣類をきれいにする一方で洗濯槽の汚れがたまっていきます。

洗濯槽が汚れていると衣類まで不衛生に思えてきてしまいますよね。

大掃除の機会に気になっていた洗濯槽を含めてしっかり掃除してみましょう。

洗濯機の掃除に必要なものと掃除方法は下記の通りです。

必要なもの

 歯ブラシ

 専用洗剤

 ハンディモップ

 雑巾

まずは細かい部分を外します。洗剤投入ケースやゴミ取りネット、乾燥フィルター、排水フィルターなどです。

ぬるま湯につけて歯ブラシなどでこすると汚れを落とせます

洗濯槽については、見えない部分に汚れがびっしりこびりついています。

基本的には槽洗浄コースを使って掃除することが多いです

衣類を入れずに電源をオンにしたあと、槽洗浄コースを選んでスタートします。

その後、給水が終わったら一時停止して専用クリーナーを入れ、運転を再スタートする流れです。

洗濯機を支える洗濯パンに関しても、ホコリや髪の毛などが蓄積されやすいので、大掃除を機会にきれいにします。

掃除機のすき間ノズルで届く範囲のごみを除去して、届かない部分はハンディモップを差し込むなどして対応しましょう。

仕上げとしては、洗濯機全体を見回してフタやパッキンの裏、洗濯槽のフチなどまで雑巾で拭き取ります。細かい部分は歯ブラシも活用しましょう。

テレビ

テレビ

テレビは、掃除しなくても支障をきたさないように思えますが、よく見ると画面にホコリや指紋などの汚れが蓄積されています。

大掃除できれいにすれば、年末年始の番組、ゲームをより美しい映像で楽しめるでしょう。

テレビの掃除に必要なものと掃除方法は下記の通りです。

必要なもの

 柔らかい布(綿・ネル地・クリーニングクロスなど)

 静電気除去ブラシ

基本的には、静電気除去ブラシで液晶画面のホコリを払い、柔らかい布で軽く乾拭きをします。

指の跡などもきれいにします。汚れがひどいときは、軽く水で湿らせた布でそっと拭き、乾いた布で仕上げましょう

なお、水が液体の内部に入らないように注意が必要です。

ホコリが残っている状態で布拭きすると、画面が傷つく恐れもあります。必ずホコリを払っておくことが重要です。

洗剤や化学雑巾などを使うと、表面がはく離するリスクもあるため、使わないようにしてください。

大掃除のチェックリスト

大掃除のチェックリスト

大掃除の場所、対象、特に必要なものについて、チェックリストを作成してみました。

各部屋・リビング

 床、壁、天井、窓

 テーブル

 椅子

 カーテン

 テレビ

 リモコン

 エアコン

 タンス

 本棚

 ベッド

 パソコン

 照明

床がカーペットの場合は粘着ローラーがあると髪の毛や糸くずなどを取りやすい。不要な本をまとめるためにひもやハサミがあると便利。

 

キッチン(台所)

 床、壁、天井

 電子レンジ

 炊飯器

 冷蔵庫

 流し台

 排水溝

 コンロ

 レンジフード

 照明

コンロのバーナーキャップには歯ブラシや竹串があると細かな汚れが取れる。ガラストップには専用クリーナーが必要。

 

トイレ

 床、壁、天井、小窓

 便器

 用品入れ

 マット

 スリッパ

 照明

通常のブラシは使いまわしできなくなるので、便器用ブラシは必須。頑固な尿石を落とすためにはトイレ用洗浄剤も必要。便座や便器の外側を拭いてそのまま流せる専用シートも便利。

 

階段・廊下

 床、壁、天井

 手すり

 踏み場

 照明

コード式の掃除機だと移動の負担が大きい。充電式でハンディタイプとしても使える2WAY仕様だと臨機応変に掃除できる。

 

洗面室

 鏡

 洗濯機

 洗面台

 棚

 照明

コンセント付き洗面台の場合は、コンセントに水が入らないようにテープを貼ると安心。

 

浴室

 床、壁、天井、扉、小窓

 浴槽

 浴槽のふた

 風呂おけ

 シャワーヘッド

 鏡

 排水溝

 照明

排水溝につまった髪の毛はパイプクリーナーで溶かせる。

 

玄関

 床、壁、天井、扉

 ドアノブ

 靴

 靴箱

 マット

 照明

ほうきとちりとりで土、ホコリ、塵などを取る。靴箱は湿気がこもらないよう揮発しやすいアルコール水で掃除。

PDFのチェックリストも用意したので、印刷して大掃除をするときに活用してみてくださいね。

大掃除チェックリスト

大掃除に関するよくあるQ&A

大掃除に関するよくあるQ&A

大掃除についてさまざまな観点から解説しました。大掃除をする段取りがよくわかってきたのではないでしょうか。

ほかにも細かい疑問が残っている方もいるかもしれません。

引き続き、大掃除でよくある疑問にQ&A形式で回答していきます!大掃除で気になる点を解消してみてください。

大掃除の由来はある?

大掃除の由来はある?

古くから日本で続いてきた煤払いという年中行事が由来となっています

新しい年の年神様を迎えるために、年に1回、屋内外の掃除をする行事です。

12月13日がお正月を迎える準備を始める節目とされてきました。

各地の神社でも行事が残っており、テレビや新聞などでも年末の風物詩として報道されています。

大掃除をやってはいけない日はある?

大掃除をやってはいけない日はある?

12月29日、12月31日、1月1日は避けたほうがよいといわれています

12月29日は、苦を連想させる9の数字があるので縁起が悪いという見方があります。

大晦日は神様を迎える日にあたるため、掃除をするのは失礼になると考えられているようです。

1月1日は、福まで掃除しないために避けたほうがよいといわれています。

大掃除はいつからやる?

大掃除はいつからやる?

現代において特に決まりはありません

年末年始にゆっくり爽やかに過ごしたいのであれば、12月の早いうちから大掃除を始めます。

冬は水が冷たくなるので、秋のうちに大掃除を済ませておくのもよいでしょう。

ただ、煤払いの由来、縁起を重視するのであれば、12月13日から始めて29日、31日、1月1日を避けるのが望ましいです。

汚れが気になる家電があれば買い替えも検討!

汚れが気になる家電があれば買い替えも検討!

大掃除のやり方のコツ、順番、タイミングなどをお伝えしました。

意外と知らなかった大掃除の概要がわかり、今年こそは実践できそうなイメージが湧いてきたのではないでしょうか。

なお、家電の掃除方法についても解説しましたが、長く使っている製品だと汚れがこびりついてきれいにならないこともあります。

汚れが気になる場合は買い替えも検討してみましょう

買い替えをすることで電気代を節約できるだけでなく、日々の家事を効率化できるのでおすすめです。

たとえば、最新のエアコンは旧モデルに比べて消費電力が大幅に削減されており、一年を通じて快適で経済的な生活をサポート!

洗濯機や電子レンジも進化しており、短時間で高い性能を発揮するモデルが続々登場しています。

大掃除に欠かせない掃除機や、さらに便利なロボット掃除機もおすすめです。

最新のロボット掃除機は、水拭き機能付きのものもあり、手間をかけずに床をピカピカにできるので、大掃除がより効率的に進むでしょう。

また、年末年始にかけて、歳末セールや初売りセールが実施され、家電は安くなります。

汚れが気になるエアコンや電子レンジ、洗濯機などを買い替えるのにもピッタリです。

ノジマは年末年始も含めて年中無休で営業しており、大掃除に伴う家電の買い替えにも臨機応変に対応できます。

年始には福袋キャンペーンで各種家電をお得に販売することも!

ノジマはお客様のライフスタイルに最適な家電選びをサポートする専門スタッフがお待ちしております。買い替えの際に何を選べばいいか迷う方も安心です。

大掃除に伴う家電の買い替えを検討する方は、ぜひノジマの店頭までお越しください。

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