ChatGPT-4Omniがサービス開始！無料会員でもGPT4が利用可能に

更新日時 : 2024-06-20 10:52

ChatGPT-4Omni（以下、GPT-4o）は、OpenAIによって2024年5月14日にリリースされたGPT-4のアップデートモデルです。

GPT-4oでは音声入力、翻訳の精度が向上している他、出力した文章を自動音声で読み上げる機能も性能が上がりました。

今回は、さらに進化したGPT-4oについて解説します。

記事の監修 株式会社ノジマ 家電小ネタ帳編集部 株式会社ノジマは、関東を中心に200以上の店舗を展開している、東証プライム市場上場の企業です。 メーカー販売員のいない唯一の家電専門店なので、メーカーに忖度せず、お客様ひとりひとりにあった商品をご案内しております。 家電や携帯電話、光回線のことなら、お気軽にご相談ください！

目次

GPT-4oとは？

ChatGPT-4oは、GPT-4をベースに改良されたGPTモデルです。

GPT-4からテキストや画像出力の精度と速度が上昇し、音声入力も日本語を含めた多言語に対応。

異なる言語間の翻訳精度も向上、出力速度の高速により異言語間のコミュニケーションにも利用できます。

GPT-4oを使ってみました

GPT-4oへの切り替え

GPT-4oは、無料会員でも利用できますが、有料会員「ChatGPT Plus」（月額20US＄）に比べると時間あたりの利用可能数に制限があります。

ChatGPTのモデルの切替方法は、以下のとおりです。

ブラウザ版（ChatGPT Plus）

画面左上のプルダウンから「GPT-4o」を選択する。

ブラウザ版（無料会員）

無料会員の場合は、チャット下のメニューバーから変更できます。

※画像はChatGPT Plus版のものです。

スマホアプリ版（ChatGPT Plus）

右上のメニューアイコンをタップし、プルダウンからモデルを設定できます。

スマホアプリ版（無料会員）

無料会員の場合はチャットを長押しし、モデル名を選択します。

変更したいモデルを選択します。

※画像はChatGPT Plus版のものです。

音声入力を利用する（Chromeブラウザ版）

2024年5月22日現在、Chromeブラウザ版での音声入力は、Chromeの拡張機能が必要です。

Chromeウェブストアから、ChatGPT用の音声認識用の拡張機能をインストール、有効化する必要があります。

対応の拡張機能は複数ありますが、信頼できる発行元を選ぶ、他の拡張機能と競合しないなどの条件を確認しましょう。

以下は拡張機能「ChatGPTの音声コントロール」を用いて説明します。

ChatGPTの音声コントロール

1.拡張機能を有効にして最初にChatGPTを起動したとき、またはテキスト欄上の歯車マークをクリックして音声入力の設定を開きます。

2.音声言語のプルダウンを「Japanese（Japan）」に変更します。

3.マイクアイコンをクリックしてマイクに話しかけます。
終話のタイミングは自動切り上げ、エンターキー押下で切り上げなどカスタムが可能です。

音声会話を利用する（スマホアプリ版）

iOS・Androidどちらのアプリでも、音声会話に対応しています。

手順は以下のとおりです。

1.ChatGPTアプリにマイクのアクセス権限を付与します。
音声入力初回時にダイアログが表示されるほか、アプリの設定からも変更が可能です。

2.サイドバーからアカウント名をタップ

3.「Input Languege」を「Japanese」に変更する

4.チャット入力欄の右のヘッドホンマークをタップ

5.マイクに話しかけます。

6.終話を自動で検知し、出力結果を音声で読み上げます。
画面下の一時停止ボタンや✕ボタンで手動で終話することもできます。

7.✕ボタンで音声会話モードを終了すると、会話内容を通常のチャット形式で確認できます。

その他の主な機能

GPT-4oで使えるその他主な機能を紹介します。

DALL-E

ChatGPT Plusに加入すると利用できる機能です。

チャットに入力した指示（プロンプト）に従って画像を生成する機能です。

メニューバーから「DALL-E」を選択すると利用できるほか、通常のチャット中に「～のイラスト（画像）を生成」のような指示を送ることでも使用できます。

URL調査

調べたいサイトのURLを入力し、調べたい内容を指示すると、AIでURL内を調査してくれる機能です。

商品価格や施設へのアクセスなど、長いページでも必要な情報を簡単に要約できます。

コード修正

HTMLやPythonなどのコードを出力したり、うまく機能しないコードを入力して問題点がどこかなどを調べ、修正したコードを出力することができます。

使用しているソフトや環境、CSSなどのカスタム状況も指定するとより正確にコードの出力が可能になります。

その他にもCSV（Excel）データの解析や文章の翻訳など、様々な機能を備えています。

GPTをカスタムすれば、日常から仕事に至るまで、あらゆる場面で活用ができるでしょう。

まとめ

ChatGPT-4oは、既存のGPT-4の性能を引き継ぎつつ応答速度が向上しています。

音声会話機能は地名や固有名詞の読み上げに若干クセがありますが、ハンズフリーのまま利用できるので活用できる場面は多いでしょう。

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