【スマホも熱中症?】スマホが熱くなる原因は?やってはいけない対処法や日頃からできる対策などを解説!
更新日時 : 2023-08-25 12:49
「スマホがなんだかいつもより熱い」「スマホの画面に高温注意と表示された」など、スマホを利用しているときに経験するのがデバイスの発熱です。
スマホが熱くなると、デバイスによくないことが起こるのではないか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、スマホが熱くなる原因や対処法、日ごろからできる対策などを解説していきます。
スマホが熱くなったときにやってはいけないことにも触れています。スマホが熱くなることに不安を感じている方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
スマホが熱くなる原因
なぜ、スマホは熱くなってしまうのでしょうか。
実は、スマホが熱くなる原因は想定するよりも多く存在しています。原因を知っておくことで、スマホが熱くなる事態を回避しやすくなる可能性があります。
早速、スマホが熱くなる原因をチェックしてみましょう!
気温の上昇
スマホが熱くなる原因として挙げられるのが、気温の上昇です。
小型で防水設計のスマホは、パソコンと違って排熱用のファンがありません。本体から放熱する仕組みとなっています。
そのため、気温が上昇する7月~8月にかけてスマホも熱くなりやすいとのことです。
充電
バッテリーは充電されるときに発熱する性質があります。そのため、充電のときに熱くなるのは正常です。
ただ、保護ケースやカバーの形状によってはスマホの放熱がうまくいかず、内部に熱がこもってしまうことがあります。
また、充電しながらスマホを使用すると、スマホの使用による発熱も加わり、さらにスマホが熱くなりやすいです。
負荷の高い処理
高画質の動画視聴や3Dゲーム、動画撮影など、スマホで負荷の高い処理が行われると、CPUが活発に働いて本体が発熱する場合があります。
負荷が高いほど発熱の速度が増えてしまいがちです。アプリの処理とスマホの性能によっては、放熱よりも発熱が上回ってしまうこともあります。
不適切な充電ケーブル
スマホを充電しているケーブルが適合していないことがあります。
たとえば、タブレット端末用の充電ケーブルは電圧が高い場合があります。
端子が同じだからという理由でスマホを充電してしまうと、発熱の原因になってしまうかもしれません。
置き場所
直射日光が当たる場所に置いていると、スマホが発熱してしまいやすいです。
また、電波が不安定な場所に置いていると、電波を探すことによって負荷が生じ、発熱する恐れもあります。
通話
通話中は、スマホの画面やスピーカー、レシーバーなどが同時に動作します。ほかのタスクを処理するよりもスマホで発生する熱が増えやすい傾向があります。
すでにお伝えしたとおり充電中もスマホが熱くなるため、充電しながら電話をかけると加熱の原因になりかねません。
音楽再生
スマホで音楽を再生すると、スピーカーのある部分が発熱します。音を大きくするほど、スピーカーの電力消費とともに、熱が増えてしまいがちです。
熱が増えてしまうようであれば、スピーカーを使用するときの音量を下げる必要があります。
通信機能
GPSやWi-Fiといった通信機能が働いている際にも、処理に負担が生じてスマホが発熱します。
たとえば、Wi-Fiアクセスポイントに接続したり、Wi-Fi接続で大量のデータをダウンロードあるいはアップロードしたりしたときに熱くなる場合があります。
位置情報サービスやWi-Fiの機能は、スマホから設定をタップ操作で切り替えられます。通信機能が不要な場面では、状況に応じてオンオフを切り替えるのが望ましいです。
ウイルス
スマホがマルウェアのような不正なソフトウェアに感染すると、個人情報といったデータを外部に送信されてしまいます。
ウイルスが活発に動くほどCPUに負荷がかかって、スマホが発熱する恐れがあります。
アプリを動かしていないのに常時スマホが熱くなってバッテリーが早く減る場合、ウイルスの感染を疑う必要があるかもしれません。
寿命
スマホが寿命を迎えると、バッテリーが発熱しやすくなることがあります。
処理能力が低下して、負荷がかかりやすくなるからです。
スマホをタップしても画面が反応しなかったり、アプリが勝手に終了したりする不具合が頻発する場合、寿命が近いかもしれません。
スマホを長く使っている場合の発熱は寿命を疑い、買い替えを判断しましょう。
スマホが熱くなるとどうなる?
スマホが熱くなることは避けられない現象ですが、何かよくないことが起こるのではないかと、気になるのではないでしょうか。
ここでは、スマホが熱くなるとどうなるのかについて解説していきます。
バッテリーが劣化しやすくなる
バッテリーは、スマホの中でも特に熱に弱いとされる電子部品です。バッテリーが熱を受け続けてしまうと、劣化して充電の減りが早くなる恐れがあります。
そのほか、バッテリーが膨張したり、膨張によって亀裂が生じたり、発火したりするリスクもあるようです。
セーフティ機能が働く
スマホが熱くなって一定の温度になるとセーフティ機能が働き、バッテリーへの給電が停止されたり、処理速度が落ちたりします。
そのほか、カメラやカメラのフラッシュがオフになったり、モバイルデータあるいはWi-Fiなどがときどきオフになったりすることもあり、故障しているように思えることもあるかもしれません。
故障の検査をして異常がなかった場合は、スマホが熱くなってセーフティ機能が作動したことが原因の場合があるようです。
熱暴走が生じる
CPUが熱によって動作を停止する熱暴走が発生する場合があります。本体がフリーズして操作を受け付けなくなったり、再起動が頻繁に起こったりします。
意図しない再起動が生じると、アプリ内で保存していないデータが失われる恐れがあります。
本体の故障や火傷のリスクが高まる
スマホはすべての部品が熱に強いとは限りません。発熱する部品と熱に弱い部品が近くに配置されている場合、本体が故障するリスクが高まります。
また、スマホが手で触れられないほど熱くなるケースもあるようです。うかつに触ってしまえば、火傷をしてしまうこともあるでしょう。
異常を感じたらメーカーや携帯キャリアの修理窓口に相談が必要です。
スマホが熱くなったときにやってはいけないこと
スマホが熱くなったときにさまざまな対処法が浮かぶかもしれませんが、やってはいけないことがあります。
スマホが熱くなったのであれば、冷やせばよいと考える方もいるでしょう。そのとき、冷蔵庫や保冷剤、流水などで冷却しないように注意してください。
というのも、温度が急激に低下すると、スマホ内部に結露が生じて、故障のリスクが高まるからです。
特に防水性能を持つスマホだと、内部に結露が生じると水分を外に逃がせず、故障のリスクが高まると言われています。
自然に放熱する以外の方法で温度を下げるのは避けましょう。
スマホが熱くなったときの対処方法
スマホが熱くなったときには、冷蔵庫や保冷剤、流水などで冷却してはいけないことをお伝えしました。
では、スマホが熱くなったときにどのように対処するのが正解なのでしょうか。
ここではスマホが熱くなったときの対処方法について解説します。
スマホを使用するのをいったん止める
スマホが熱くなったときはいったん使用を止めましょう。そして日の当たらない場所に置いて放熱させます。
放熱を促進させるためには、ディスプレイの明るさを下げたり、スマホケースを外したりするのが効果的です。
本体の温度が下がったことを確認してから使用を再開しましょう。
うちわや扇風機で風をあててみる
スマホを冷やすと結露のリスクがあるので、風によって放熱を促進する方法を検討します。
たとえば、うちわや扇風機などで発熱したスマホに風をあててみる方法があります。冷却ファンと同様にスマホをスムーズに冷却できるでしょう。
端末本体を確認する
電源を入れ直すことで、通信状況が改善される場合があります。
一般的には電源ボタンを長押ししたあと、電源を切るという表示をタップすると電源をオフにできます。その後、電源ボタンを長押しすると、再起動することが可能です。
機種変更を検討する
用途によってスマホが熱くなるのであれば、機種自体のスペックが不足している可能性があります。
スペックの高い製品に機種変更することで、スマホが発熱しにくくなるかもしれません。
たとえば、スマホゲームを良く遊ぶ方であれば、ゲーミングスマホへの機種変更を検討できます。ゲーミングスマホは通常のスマホよりも性能が高いです。
多少の負荷では発熱しにくくなっているほか、冷却ファンによる冷却効果も期待できます。スマホが熱くなりやすい方は、機種変更も検討してみましょう。
ノジマでは、キャリアからの派遣スタッフがいないので、全キャリアご案内することができます。
料金プランでお悩みの方やスマホの動作が遅い方は、ぜひお近くのノジマ店舗へお越しください!
スマホが熱くならないようにするためのコツ
スマホが熱くなってしまうと、途中で使用を止めたり、設定を見直したり、何かと不便を感じるでしょう。
日頃からスマホが熱くならないようにするためのコツを知っておくことも大切です。
ここでは、スマホが熱くならないようにするためのコツを解説していきます。
スマホカバーを適度に外す
スマホが衝撃で壊れないように、厚手のカバーを装着している方も多いでしょう。ただ、厚手のカバーはスマホの放熱を妨げる原因にもなります。
長時間動画を視聴するときや、負荷の高いゲームをプレイするときなどは、適宜カバーを外すことも検討しましょう。
システムやアプリを更新する
システムやアプリに不具合が生じていると、無駄な処理が行われて発熱してしまう恐れがあります。
インターネット通信が主流となった現代では、システムやアプリの不具合が発見されると、アップデートが配布されるのが一般的です。
スマホが熱くなりにくいよう、システムやアプリを最新の状態に更新するように心がけましょう。
車内にスマホを放置しない
駐車中の車内は室温が上がりやすいです。日光が当たりやすいダッシュボードは特に高温になりやすく、日光が当たりにくいドアポケットでも高温になりやすくなっています。
発熱を抑えるために、涼しい場所での使用が求められるスマホにとって、車内は望ましい環境ではありません。実際にiPhoneも、温度管理に関して駐車中の車内にデバイスを放置しないことを掲げています。
夏は、レジャーや帰省、旅行などを目的に車で出かけることが多い季節です。車内にスマホを放置しないように注意しましょう。
スマホが熱くなることに関する気になるQ&A
スマホが熱くなることに関して細かい疑問を抱えている方も多いでしょう。ここではスマホが熱くなることに関する疑問についてQ&A形式で回答していきます。
Q1.買ったばかりでもスマホが熱くなることはある?

A1.購入したばかりでもスマホが熱くなることはあります。
長時間アプリを使用するとCPUに負荷がかかり発熱します。買ったばかりだから大丈夫と安心せず、スマホを発熱させすぎない使い方を意識しましょう。
Q2.Zoomを使うとスマホが熱くなることはある?

A2.Zoomを利用するとスマホが熱くなることはあります。
Zoomは音声や映像をリアルタイムで送受信します。複数人分を同時に処理することからスマホに負荷がかかりやすいようです。
発熱が気になるようであれば、なるべく涼しい場所で利用することを検討しましょう。
Q3.セーフティ機能は具体的にどのように働くの?

A3.iPhoneの場合は画面に警告メッセージが表示されます。
iPhoneにはデバイスにセーフティ機能が搭載されています。
たとえば、デバイスの温度が上限を超えると、「高温注意 iPhoneの本体温度が下がるまでお待ちください。」という温度警告メッセージが表示されます。
デバイスを使える状態に戻すには、本体の電源を切ってから涼しい場所に移して、冷ます必要があるとのことです。
また、高温になり過ぎた場合は、「充電保留中 iPhoneが通常の温度に戻ると充電は再開されます。」というメッセージが画面に表示されます。
充電を早く再開するには、涼しい場所に移動したり、スリープモードにしたりする必要があるとのことです。
このように、スマホが熱くなると使用制限が生じるので、不自由な思いをしてしまうことがわかります。
Q4.スマホはどれくらい熱くなる?

A4.一般的にスマホが熱いと感じるときは、42度~43度くらいになっていると言います。
少し熱いと感じるお風呂ぐらいの温度です。一定以上の温度になるとセーフティ機能が作動する場合があります。
ただ、SNSでは火傷が心配になるくらい熱くなったという方が多く見受けられます。熱くて持っていられないという経験をした方や、ひどい場合だと火傷をした方もいるようです。
セーフティ機能を過信せず、スマホが熱くならないような使い方を心がけることが重要だといえます。
まとめ:スマホのご相談はノジマへ!
今回は、スマホが熱くなる原因や熱くなったときの対処方法などについて解説しました。
スマホは気温の上昇や負荷の高い処理、通話、ウイルスなど、さまざまな要因によって発熱します。
熱くなったときは、スマホのディスプレイの明るさを下げたり、不要な動画を削除したり、電源を入れ直したりするなどの対処方法がありました。
ただ、用途によっては機種自体のスペックがそもそも不足しているかもしれません。場合によっては、機種変更を検討したほうが良い場合もあります。
ノジマではスタッフが現在の用途に適したスマホをご提案いたします。スマホのお悩み事や料金プランについて相談したい方は、ぜひノジマ店頭へお越しください。
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