エアコンを取り付けするには?費用やおすすめ業者、自分でできるのかも解説
更新日時 : 2023-07-22 10:54
新しく購入したエアコンを取り付ける際、専門業者もしくは購入先の家電専門店に依頼するのが一般的です。
しかし、近年はDIYをする方が増えており、ある程度の技術や経験が必要となりますが、エアコンの取り付けも自分で行いたい方もいるかもしれません。
そこで今回は、エアコン取り付け工事の内容や必要なもの、自分でDIYする方法などを解説します。
おすすめのエアコン取り付け業者や費用の相場も解説するので、業者に依頼を検討している方は参考にしてみてください。
目次
エアコン取り付け工事の内容
エアコン取り付けの標準的な作業には以下のようなものがあります。
- 室内機の設置
- 室外機の設置
- 室内機と室外機の配管接続
- ドレンホースの取り付け
- 真空引き
- アース線の接続
- 電源の配線
お部屋の設備環境によっては、壁の穴あけやエアコン専用コンセントの増設などの追加工事が発生する場合があります。
エアコン取り付け工事の所要時間は何時間?
エアコン取り付け工事を業者に依頼したときの、一台あたりの所要時間は1時間半~2時間程度が一般的です。
追加工事が発生すると、プラス1時間~2時間もしくはそれ以上かかることがあります。
古いエアコンがある場合は取り外しするために、さらに30分程度必要です。
また、エアコンを取り付ける部屋が散らかっている場合、作業スペースの確保に時間がかかります。
なるべく早くエアコンの取り付けを終わらせたい方は、あらかじめ部屋を掃除しておくことが大切です。
エアコンの取り付けは自分でできる?
エアコンの取り付けは専門業者や家電専門店に依頼する方が大半ですが、標準的な作業だけなら自分でDIYすることも可能です。
しかし、壁の穴あけなどの技術的な作業が発生した場合、自分で作業するには難易度が高く、失敗のリスクがあります。
また、エアコンの取り付けに必要な道具や部材を自分で一から買い揃えると、業者に依頼するよりも費用が高くなるケースがあるため、初心者にはおすすめしません。
そのため、エアコンの取り付けは自分でできますが、特別な理由がなければ専門業者や家電専門店に依頼することをおすすめします。
エアコンの取り付け作業に資格・免許は必要?
一般的な家庭用の壁掛けエアコンであれば、取り付け作業に特別な資格や免許は必要ありません。
基本的な作業内容だけなら自分でDIYして取り付けることができます。
しかし、電源系統の工事が発生する場合は、「電気工事士」の資格取得が必要です。
エアコン取り付けには、資格が不要な作業と必要な作業があるので注意しましょう。
電気工事士の資格が必要なエアコン取り付け作業
電気工事士の資格取得が必要になる作業は、主に以下のようなものがあげられます。
- エアコン専用コンセントの新設・増設・移設
- 室内機と室外機の配線の壁や天井への固定
- 配線の防護装置の取り付け
- 配線同士の接続
- アース工事
- 使用電圧600Vを超えるエアコンの取り付け
上記のような作業を電気工事士の資格を持たない方が行うと、電気工事士法違反になります。
そのため、電気工事士の資格がない場合は、専門業者もしくは家電専門店に取り付けを依頼しましょう。
自分でエアコンを取り付ける方法
自分でエアコンを取り付けるときに必要なものや、手順を解説していきます。
エアコンの取り付けに必要なもの
エアコンの取り付け作業をするときに必要な道具と部材をそれぞれ紹介します。
作業を始めてから必要なものが無くて困らないように、あらかじめ準備しておきましょう。
必要な道具一覧
エアコンの取り付けを行うときに必要な道具、および用意しておくと便利な道具は以下の通りです。
道具名 | 主な用途 |
---|---|
養生マット |
作業スペースの傷や汚れを防ぐ(毛布やカーペットで代用可) |
トルクレンチ |
配管パイプの接続 |
フレアツール |
配管のフレア加工 |
パイプカッター |
配管パイプの切断 |
リーマー |
銅管切断面の整形 |
真空ポンプ |
真空引き |
チャージホース |
真空引き |
真空ゲージ |
真空引きの確認 |
ドライバー |
ネジ類の締め付け |
六角レンチ |
六角穴付ボルトの締め付け |
モンキーレンチ |
フレアナットの締め付け |
両口スパナ |
ボルト・ナットの締め付け |
ペンチ・ニッパー |
電線ケーブルの被覆を剥がす |
パイプベンダー(チューブベンダー) |
配管パイプを曲げる |
電気ドリル |
据付板の固定 |
コアドリル |
壁の穴あけ |
エアコンダクトカッター |
化粧カバーの切断(化粧カバー使用時) |
水平器 |
据付板の水平を確認 |
石けん水 |
ガス漏れの確認 |
脚立 |
高い位置での作業 |
必要な道具のなかには、レンタルできるものもあります。
少しでも費用を抑えたい方は、レンタルサービスを活用してみましょう。
必要な部材一覧
エアコンの取り付けに必要な部材は以下の通りです。
部材名 | 主な用途 |
---|---|
配管パイプ(ペアコイル) |
室内機と室外機をつなぐ(冷媒配管) |
ドレンホース |
室内機から発生した水を排水 |
配線用の電線(VVFケーブル) |
室内機と室外機を接続 |
プラブロック |
室外機の設置 |
化粧カバー(スリムダクト) |
配管の劣化防止・見た目を良くする |
配管テープ |
化粧カバーを使用しないときの代用品 |
エアコン配管用パテ |
壁にあけた穴と配管のすき間をふさぐ |
貫通スリーブ |
壁にあけた穴の保護 |
ボードアンカー |
エアコン据付板の固定 |
エアコンの種類や設置環境によっては、必要なものが変わる場合があるため、取り付け作業をする前に取扱説明書をよく確認しておくことが大切です。
また、アース接地工事には電気工事士の資格が必要になるので、作業が発生する場合は専門業者に依頼しましょう。
エアコンの取り付け手順
エアコンを取り付ける際の基本的な手順は以下の通りです。
- エアコン取り付け位置を確認する
- 作業スペースを確保・養生する
- エアコンの配管穴を空ける(配管穴が無い場合)
- 据付板を取り付ける
- 室内機取り付け前の配線準備
- 室内機を取り付ける
- 室外機の取り付け・フレア加工
- 配管パイプを接続する
- ドレンホースを取り付ける
- 室内機側の配管パイプを室外機側に接続する
- 真空引きする
- 真空・ガス漏れのチェック
- 冷媒ガスを解放する
- 電線を接続する
- 配管穴のすき間をパテ埋めする
- エアコンの試運転を行う
各手順の作業について簡単に解説していきます。
1.エアコン取り付け位置を確認する
まず最初に、エアコンの室内機と室外機それぞれの取り付け位置を確認してください。
室内機は、壁にあいている配管を通すための配管穴の近く、かつエアコン専用コンセントが届く範囲に取り付けることになります。
新築で配管穴がない場合は壁に穴をあける必要があるため、エアコン専用コンセントの近くに設置スペースを確保しておきましょう。
室外機は、振動や騒音を抑制するために水平な場所に取り付けます。
また、電力効率を良くし、作業難易度を上げないように室内機との距離が近いことが大切です。
そのほかには、消費電力を抑えるために直射日光の当たらない場所が推奨されています。
なお、室内機と室外機の設置スペースには、本体サイズに加えて放熱スペースが必要です。
放熱スペースはメーカーや機種によって異なるので、取扱説明書で確認しましょう。
2.作業スペースを確保・養生する
エアコンを取り付ける位置を決めたら、作業スペースに養生マットを敷いて養生しましょう。
道具や部材を落としたときに傷がついたり、汚れがついたりするのを防ぐために養生が必要です。
養生マットを用意していない場合は、毛布やカーペットなどで代用できます。
3.エアコンの配管穴を開ける(配管穴が無い場合)
エアコンを取り付けるには、室内機と室外機間の配管を通すための配管穴が必要です。
そのため、配管穴が無い場合は、壁に穴をあけなければいけません。
壁に穴をあける際は、壁の材質にあったコアドリルを使って作業します。
壁の中の配線やガス管などを傷つけないように注意して作業しましょう。
万が一、穴あけに失敗した場合は、修理業者に修復を依頼しなければいけません。
穴あけが完了した後は、雨水や虫の侵入を防ぐために貫通スリーブを取り付けましょう。
4.据付板を取り付ける
エアコンの室内機を固定するために、据付板(背板)が必要です。
据付板の右下もしくは左下付近の位置に配管穴がくるように、据付板を取り付けます。
また、据付板が水平に取り付けられていないと、水漏れする恐れがあるので注意しましょう。
据付板の水平確認には水平器を活用してください。
5.室内機取り付け前の配線準備
室内機のフロントパネルと端子台カバーを外します。
ペンチやニッパーを使ってVVFケーブルの被覆を剥がし、室内機に取り付けしましょう。
室内機から配管パイプ・ドレンホース・VVFケーブルを配管穴に通しておきます。
配管穴の位置によっては、室内機から出すドレンホースの位置を変える必要があります。その場合は、このタイミングで行いましょう。
6.室内機を取り付ける
先ほど壁に固定させた据付板に、室内機を取り付けましょう。
取り付け方は、据付板に付いているツメの部分に室内機のウケ部分を引っかけるだけです。
引っかけ方が甘いと室内機が落下し、故障する恐れがあるので慎重に作業を行いましょう。
配管パイプの見た目が気になる場合は、露出した配管パイプに化粧カバーを取り付けてください。
7.室外機の取り付け・フレア加工
あらかじめ確認していた位置に室外機を取り付けましょう。
それと同時に、配管パイプにフレア加工を施します。
フレア加工とは、配管パイプの接続部分をラッパ状に広げて、配管パイプ同士を正確に接続するための作業です。
フレア加工をする際は、まずパイプカッターで配管パイプを切断し、内側にある銅管の切断面のバリをリーマーで取り除きます。
バリ取りが終わったらフレアツールを使ってフレア加工を施しましょう。フレア加工後、フレアナットを取り付けて作業完了です。
8.配管パイプを接続する
フレア加工した配管パイプを、室外機に接続します。
トルクレンチを使って、フレア部分をつぶさないようにフレアナットを締め付けましょう。
フレアナットの締め方が緩いと、冷媒ガスが漏れる原因になります。
一方で、強く締めすぎると銅管が潰れてしまう恐れがあるので、トルクレンチで適切に締めることが重要です。
9.ドレンホースを取り付ける
配管穴から外に出したドレンホースの端部分を、排水溝などの水が流れてもいい位置まで伸ばします。
ドレンホースの長さが足りない場合は、ドレンホースの連結用ジョイントを別途用意して延長しましょう。
なお、ドレンホースは害虫の侵入ルートになる場合があります。
害虫の侵入を防ぎたい方は、防虫キャップをドレンホースの先端部分に取り付けましょう。
10.室内機側の配管パイプを室外機側に接続する
室外機のカバーを取り外し、室内機側から伸ばした配管パイプを接続します。
室外機のバルブまで配管パイプを伸ばし、長さが余った部分は切断してフレア加工を施してください。
なお、室外機への接続先は受け側バルブと送り側バルブの2種類あるので、接続するほうを間違えないようにしましょう。
接続時にフレアナットを締めるときは、接続不良がないようにトルクレンチを使って適切に締めてください。
11.真空引きする
室内機と室外機間の配管パイプを真空引き作業を行いましょう。
真空引きとは、配管パイプの内部を真空状態にする作業です。
配管パイプ内部に残った水滴などを取り除くことで、ガスの性能が低下するのを防ぎ、効率よく冷暖房できるようにします。
真空引きは、室外機のサービスポート・真空ポンプ・真空ゲージ(ゲージマニホールド)をチャージホースで接続して行います。
接続した後にチャージホースのバルブとツマミを回し、真空ポンプの電源を入れると真空引き開始です。
15分~20分ほど運転し、ゲージ圧の目盛りが-0.1Mpaになっていることを確認しましょう。
12.真空・ガス漏れのチェック
真空引きを行った後に、チャージホースのバルブを閉めて10分程度放置し、真空ゲージの目盛りを確認しましょう。
目盛りが-0.1Mpaのまま変動していなければ真空状態になっており、ガス漏れがありません。
真空ゲージの目盛りが下がる場合は、ガス漏れが発生しています。
配管パイプの接続がうまくできていない可能性があるので、フレアナットの接続部分に石けん水を塗ってみてください。
石けん水が泡立つとガス漏れを起こしているので、トルクレンチで接続部分の締め付けが十分か確認し、再度真空引きを行いましょう。
13.冷媒ガスを解放する
真空引きの作業後、室外機のサービスポートから真空ポンプと真空ゲージを取り外します。
次に、バルブキャップを外したところにある細い管と太い管を六角レンチで緩めて、室外機内部に溜まった冷媒ガスを解放しましょう。
配管内部にガスを充満させたら、バルブキャップを付け直してください。
ガスが外に漏れてしまった場合は、速やかにバルブを締めて、ここまでの作業に不備がなかったか確認してやり直しましょう。
14.電線を接続する
室内機から配管穴に通していたVVFケーブルを、室外機の端子台に接続しましょう。
端子台への接続・配線が完了後、室外機に取り外していたカバーを取り付けます。
このとき、各配線・配管の接続状況に問題がないか最終確認を行いましょう。
15.配管穴のすき間をパテ埋めする
ここまでの作業が終わったら、室内機と室外機をつなぐ配管穴のすき間をパテ埋めしましょう。
パテ埋めをすることによって、雨水や虫の侵入を防止できます。
16.エアコンの試運転を行う
以上がエアコンを取り付けるまでの基本的な流れです。
最後にエアコンを試運転し、不備がないか確認しておきましょう。
- 冷暖房の運転時に送風されるか
- 一定時間運転して水漏れを起こさないか
- ドレンパン(室内機の露受皿)に水を流し、ドレンホースから排水されるか
- 室外機のファンが動作しているか
- 室外機の振動がうるさくないか
試運転して上記の内容に問題がなければ、エアコンの取り付け完了です。
エアコンのを取り付ける場所がないときの対処法
スペースが狭くてエアコンが取り付けられないときの対処法を解説します。
室内機の設置スペースがない場合
室内機を取り付ける際、本体の上部と左右に5cm~10cm程度のスペースが必要です。
設置スペースが足りなかったり、カーテンレールやドアに当たって室内機を取り付けられない場合は、省スペースに利用できるスリムタイプのエアコンを選ぶようにしましょう。
また、技術力のあるエアコン業者に依頼する方法もおすすめです。業者によっては取り付けてもらえる場合があります。
室外機の設置スペースがない場合
室外機を取り付けるスペースがない場合は、天吊りや壁掛けなどの方法があります。
天吊りは、ベランダなどの天井に架台(かだい)を取り付けて、そこに室外機を設置する方法です。
壁掛けは、建物の外壁に架台(かだい)を取り付けて室外機を設置します。
どちらも自分では作業できないので、室外機の場所がないときはエアコン業者に依頼するようにしましょう。
自分でエアコンを取り付けるときの注意点・確認ポイント
自分でエアコンを取り付ける際に注意・確認しておきたいポイントを解説します。
賃貸物件での作業は避ける
基本的に、賃貸物件に住んでいる方には、自分でエアコンを取り付けるのはおすすめしません。
賃貸物件は大家さんや管理会社が管理している物件なので、エアコンを取り付ける際には事前に許可をもらう必要があります。
なぜなら、壁に穴をあける作業などの部屋を傷つける作業が発生する場合があるためです。
仮に許可をもらえたとしても、自分でエアコンを取り付けると、作業に失敗して部屋を傷つけるリスクがあります。
そのため、賃貸物件にエアコンを取り付ける場合は、専門業者や家電専門店に依頼することをおすすめします。
取り付け作業は最低2人以上
エアコンの室内機は軽くても10kg前後、室外機は30kg前後が一般的です。
非常に重さがあるので、無理をして1人で本体を移動させたり取り付けると、床に落下させたり壁にぶつけたりする恐れがあります。
特に、高い位置に持ち上げる室内機の取り付け作業を1人で行うにはリスクが高いです。
そのため、エアコンの取り付け作業は最低でも2人以上で行うようにしましょう。
エアコン専用コンセントの有無
エアコンを電源プラグにつなぐ際、専用のコンセントが必要になります。
普通のコンセントでは使えないので、専用コンセントの有無を確認しておきましょう。
また、専用コンセントにはいくつか形状があり、繋げる電源プラグの形が異なります。
コンセントの形状の種類は以下を参考にしてください。
専用コンセントが無かったり、購入したエアコンの電源プラグと専用コンセントの形状が違うと、エアコンの取り付けとは別に工事が必要になるので注意しましょう。
失敗したときに保証がない
専門業者などにエアコンの取り付けを依頼すると、数年の保証を受けられます。
しかし、自分で作業する場合は、そういった保証が一切受けられません。
万が一失敗すると、修理などの費用をすべて自分で支払う必要があるので注意しましょう。
エアコン取り付け業者の選び方
エアコンの取り付け業者は数多く存在し、料金や技術力はさまざまです。
料金の安さだけに注目して業者を選んでしまうと、作業の質が悪かったり、何かしらのトラブルに巻き込まれたりするので注意しましょう。
ここでは、エアコン取り付け業者選びで失敗しないために、チェックしておきたいポイントを解説していきます。
実績がある業者か
エアコンの取り付け業者を選ぶのに重要なポイントのひとつが実績の有無です。
インターネットで調べる際は業者のホームページにアクセスし、実績がある業者なのか確認しましょう。
業務年数や工事実績など、実績をしっかり数字で表示している業者は信頼できます。
また、ホームページに施工事例や作業スタッフの顔写真などが掲載されていると、より安心です。
一方で、料金の安さだけを前面にアピールしている業者は、技術力が低かったり悪徳業者の可能性があるので避けるようにしましょう。
見積もり内容が明確か
エアコンの取り付け工事を行う場合、事前に見積もりをとるのが基本です。
見積もり内容を確認し、作業ごとの費用や追加工事の費用、材料費などが明確に記載されている業者は安心感があります。
一方で、見積もり内容が不明確に作られている業者には注意しましょう。
例えば、「工事一式 〇〇円」や「材料一式 〇〇円」といったように、作業ごとの費用が確認できないことがあります。
この場合は、工事作業明細書の作成を依頼し、工事費用の内訳を確認しましょう。
業者側で工事作業明細書を作成してもらえない場合は、工事費用が割高になっている恐れがあるのでおすすめしません。
エアコン取り付け工事の内容や、どれくらいの費用が適切か分からないときは、複数の業者に見積もりを依頼して、業者ごとに比較してみるといいでしょう。
電気工事士の資格を持っているか
基本的に、エアコンの取り付け工事には特別な資格や免許は必要ありません。
ただし、エアコン専用コンセントの新設や移設などの電源系統の工事を行う場合は、電気工事士の資格が必要です。
お部屋にエアコン専用コンセントが無い場合や、エアコン本体の電源プラグと専用コンセントの形状が違う場合は、電源の工事が発生するので資格の有無をしっかり確認しておきましょう。
その業者が持っている資格は、会社案内や作業スタッフの紹介ページなどに掲載されています。
保証・アフターサポートが充実しているか
作業ミスなどが発生したときのために、必ず保証制度やアフターサポートを確認しておきましょう。
専門業者はプロですが、常に不備なく作業できるわけではありません。
工事完了後に何かしらのトラブルが発生した場合、保証制度やアフターサポートが充実していると安心です。
万が一の事態を考えると、保証制度が無い業者は避けたほうがいいでしょう。
悪い評判・口コミがないか
実際に利用した方の評判や口コミを見ると、その業者のサービスの質を確認できます。
気になる業者があったらインターネットで「業者名 評判」や「業者名 口コミ」と検索してみましょう。
検索した結果、悪い評判や口コミが多い場合は、他の業者の利用を検討してみてください。
また、Twitterで業者名を検索して、実際のユーザーの声を確認するのも有効です。
エアコン取り付け業者のおすすめ
エアコン取り付け業者の選び方で解説した内容を踏まえて、おすすめの業者を紹介します。
専門業者への依頼を検討している方は参考にしてみてください。
ノジマ
ノジマは、お客様の満足と安心をモットーに、良質なエアコン工事日本一に挑戦しております。
豊富な経験と柔軟な対応力を持つスタッフが親切丁寧に対応し、確かな知識と技術で工事を行います。
エアコンのお悩みや、取り付け工事の疑問点などがあれば、ノジマ店頭でお気軽に相談してくださいね。
設立 | 1962年4月 |
---|---|
工事実績 | 50万件以上 |
電気工事士 | 有り |
保証期間 | 5年(55,000円以上) 10年(110,000円以上の指定エアコン) |
標準工事費用 | エアコン代金に含まれる |
支払い方法 | 現金・クレジットカード |
対応エリア | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・静岡県・山梨県・長野県・茨城県・新潟県 |
問い合わせ方法 | 電話・メール・チャット |
受付時間 | 9:00~21:00 |
※表の金額はすべて税込です。
ノジマのエアコン取り付け工事に関しては以下で詳しく説明しております!
棟梁ドットコム
棟梁ドットコムは、住宅設備の販売と工事を行っている会社です。
他の2社と比較すると標準工事費用が高めになっていますが、無料で10年保証を受けられます。
エアコンの平均寿命が10年前後であることを考えると、新しいエアコンを買い替えるまでの期間、保証が適用される点が魅力です。
支払い方法は、NP後払いに対応しています。工事完了後にコンビニ・郵便局・銀行から後払いできるので安心です。
設立 | 2003年12月 |
---|---|
工事実績 | 65万件 |
電気工事士 | 有り |
保証期間 | 10年 |
標準工事費用 | 4.9kwまで:27,500円 5.0kw以上:30,800円 |
支払い方法 | 現金・NP後払い・クレジットカード・銀行振込 |
対応エリア | 東京都・神奈川県 |
問い合わせ方法 | 電話・メール |
受付時間 | 10:00~17:00 |
※表の金額はすべて税込です。
エレホーム
エレホームは、設立から30年以上の歴史を持つ老舗の会社です。
累計工事実績は140万件と圧倒的な実績を誇っています。
標準工事費用が安いため、エアコン取り付け費用をできるだけ抑えたい方におすすめです。
全国的に拠点を構えており、北海道と東北エリアを除くほとんどのエリアでの工事に対応しています。
設立 | 1991年3月 |
---|---|
工事実績 | 140万件 |
電気工事士 | 記載なし |
保証期間 | 1年 |
標準工事費用 | 4.0kWまで:13,750円 5.0kW~6.3kW:19,250円 7.1kW~9.0kW:24,750円 |
支払い方法 | 現金 |
対応エリア | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・愛知県・岐阜県・静岡県・三重県・大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・広島県・岡山県・山口県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・鹿児島県・沖縄県 |
問い合わせ方法 | 電話・メール・LINE |
受付時間 | 9:00~17:30 |
※表の金額はすべて税込です。
新洗組
新洗組は、関東エリアと愛知県、大阪府を中心にエアコンの取り付け工事を行っている会社です。
サービス品質にこだわっており、徹底した接客マナー研修や施工研修を行っています。
また、工事前には作業内容や追加費用の説明を徹底しているため安心です。
また、アフターサポートに最長3年の保証期間を設けている点も魅力です。
設立 | 2009年8月 |
---|---|
工事実績 | 記載なし |
電気工事士 | 有り |
保証期間 | 3年 |
標準工事費用 | 2.2kw~3.2kw:16,500円 3.6kw~4.5kw:18,700円 4.6kw~5.0kw:22,000円 5.1kw~7.2kw:24,200円 |
支払い方法 | 現金・クレジットカード・銀行振込 |
対応エリア | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・愛知県・大阪府 |
問い合わせ方法 | 電話・メール |
受付時間 | 9:00~18:00 |
※表の金額はすべて税込です。
エアコン取り付け費用の相場はいくら?
エアコンの取り付けを専門業者や家電専門店に依頼したときにかかる費用は、15,000円~25,000円程度が一般的です。
標準工事以外の作業が発生した場合は、さらに追加費用がかかります。中古エアコンの取り付けは10,000円前後で行っている業者が多いです。
一方、自分でエアコンの取り付けを行うと、必要な道具や部材を揃えるのに20,000円~30,000円ほどかかります。
レンタルサービスを利用すれば一部道具をレンタルして費用を抑えられますが、すべて購入すると目安よりも高くなる場合があります。
そのため、エアコン1台を取り付けるなら専門業者や家電専門店に依頼したほうが安くなるケースが多いです。
エアコンを2台以上取り付ける場合に関しては、必要な道具をそのまま流用できるので、自分で作業したほうが安くなります。
ただ、ある程度の技術や経験が必要なので、さまざまな面を考えると専門業者などに依頼することをおすすめします。
エアコン取り付けはノジマがおすすめ
エアコン本体をこれから購入する方には、家電専門店での取り付け依頼をおすすめします。
家電専門店ならエアコン本体の購入と取り付け依頼をまとめられるので、業者を探す手間がかかりません。
工事費込みの商品を選べば、割安で取り付けを依頼できる場合があります。
また、店頭でスタッフに相談できるため、何か分からないことがある方でも安心でしょう。
さらに、長期保証が充実している点も家電専門店の魅力です。
ノジマでは、工事費込みのエアコンを豊富にご用意しておりますので、ぜひお気軽にご来店くださいね。
ノジマには家電メーカーから派遣された販売員がいないため、お客様に最適なエアコンをおすすめいたします。
エアコンのお悩みやお困りごとは、ぜひノジマ店頭でご相談ください!
この記事を作成したスタッフ 株式会社ノジマ 福井 綾子
普段は株式会社ノジマ本部で、主に生活家電を紹介する記事の作成を行っています。
株式会社ノジマは、関東を中心に200以上の店舗を展開している、東証プライム市場上場の家電専門店です。
エアコンのご購入と取り付けを検討中の方は、ぜひノジマにご来店ください!
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