ChatGPTとは?始め方や日本語での使い方、できることを解説
更新日時 : 2024-05-14 15:27
昨今、AIと対話できるサービスとして話題になっているのがChatGPT(チャットジーピーティー)です。
ChatGPTは無料で提供されており、テキストで入力した質問や要望に対して正確な回答が返ってくるため、多くのユーザーから注目を集めています。
急速にユーザー数を増やしているChatGPTですが、「ChatGPTで何ができるのか分からない」「使ってみたいけど始め方・使い方が分からない」という方も多いでしょう。
そこで今回は、ChatGPTとはどういうサービスなのか、何ができるのかについて解説します。
また、アカウントのログイン方法や使い方なども解説していくので、ChatGPTが気になっている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
ChatGPTとは何か?
ChatGPTとは、OpenAI社が2022年11月30日に公開したAIチャットボットサービスです。日本語に対応しているAI対話型のサービスで、基本無料でだれでも簡単に利用することができます。
Apple社の「Siri」やAmazonの「Alexa」などの音声によるAIアシスタントと違い、ChatGPTはテキストでのやり取りが基本です。
質問したいことや調べたいこと、お願いしたいことをテキスト入力すると、AIがチャット形式で回答してくれます。
これまでもAIを活用したサービスはありましたが、ChatGPTは回答精度の高さと人間のような自然なやり取りが話題となりました。
ChatGPTのユーザー数は急速に増えており、サービス公開後わずか1週間で100万人を突破し、2ヶ月で1億人を超えています。
大人気SNS「TikTok」のユーザー数が1億人を超えるのに要した期間が9ヶ月、「Instagram」で2年半かかっていることを考えると、ChatGPTは驚異的なスピードで普及していることが分かるでしょう。
ChatGPTの仕組み
大規模言語モデル(Large Language Model)と呼ばれる自然言語処理モデルをベースに開発された、「GPT-3.5」を利用しているサービスがChatGPTです。
GPT-3.5は、膨大なテキストデータから自然言語のパターンや文脈を学習することで、ユーザーからの質問や発言に対して、まるで人間が書いているかのような自然な回答を生成しています。
ChatGPTの注意点・問題点
非常に便利なサービスであるChatGPTですが、まだまだ完璧とは言えません。
ChatGPTを利用する上でまずはじめに注意しておきたいのが、学習しているデータが古いという点です。
2023年5月時点で、2021年9月までのデータを学習しているため、それ以降に起こった出来事や新しい情報には答えられません。
利用シーンによってはうまく活用できない場合があるので注意しましょう。
また、ChatGPTは発展途上のサービスで、すべての回答が正しいわけではありません。
質問や発言の内容次第では、誤った回答が返ってくることがあり、情報の正確性が保証されていないので注意が必要です。
ChatGPTを利用するときは、正しい情報が返ってきているのか自分でも確認するようにしましょう。
ChatGPTでできること・活用事例10選
ここでは、ChatGPTを使ってできることや活用事例10選を紹介していきます。
ChatGPTの使い道が分からない方は参考にしてみてください。
雑談・相談
ChatGPTの特徴のひとつに、まるで人間であるかのような対話があげられます。他愛もない話題を入力すれば、自然な日常会話が可能です。
また、悩んでいることなどを入力すると、解決する方法を回答してくれます。
例えば、「最近ストレスがたまってる」と入力すると、ストレスをためるのは身体や心に悪影響があることを説明したうえで、ストレス解消方法をいくつか紹介してくれました。
このように、人間とするような日常的な会話を楽しめるだけでなく、相談事に対する解決策などを提案してもらえるのがChatGPTの魅力です。
情報収集・調べもの
ChatGPTは、何か調べたいことがあるときに便利です。
知りたいワードをChatGPTに入力すると、インターネット上の情報をもとに説明してくれます。
ChatGPTに「メタバース」を調べてほしいとお願いしたところ、情報を整理したうえで、メタバースとはどういったものかを説明してくれました。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンで調べものをする場合、大量にあるWebサイトから該当するものを選んでチェックする必要があります。
ChatGPTなら簡単にまとめてくれるので、調べものが捗るでしょう。
ただし、先ほども説明したように、ChatGPTが学習しているデータは2021年9月までです。
最新の情報を知りたいときは、Googleなどを使って自分で調べる必要があります。
文章の校正
ChatGPTに作成した文章の校正をお願いすると、文法に誤りがないか、誤字脱字がないかをAIがチェックして修正してくれます。
実際に文章の校正をお願いしたところ、助詞や、語尾の時系列が不自然になっているところなどを修正し、自然な文章にしてくれました。
論文やレポート作成などで、文章に誤りがないかチェックしたいときに役立つでしょう。
どこが変わったのか分からない場合は、「どこを変えた?」といったように質問を投げかけると、ChatGPTが修正した部分を説明してくれます。
文章の要約
ChatGPTは、入力した長文を要約して数百字程度にまとめることができます。
長い文章を読むのが面倒なときや、要点だけをおさえた文章を作りたいときに便利です。
また、WebページのURLを入力して要約をお願いすれば、Webページの内容を簡単にまとめてくれます。
Wikipediaのような情報量の多いWebページを要約させると、知りたい情報を素早くチェックできるようになります。
ただし、要約によって重要な情報が抜け落ちてしまう場合があるので注意が必要です。
Excelの関数・VBAコード作成
ChatGPTは、表計算ソフトのExcel(エクセル)でも活用できます。
Excelで関数やVBAコードを書きたいときに、条件を指定してあげると、自動で一から作成してくれます。
実際に、ChatGPTに関数の作成をお願いしたところ、与えられた条件をもとに、問題なく関数を作成することができました。
また、関数の説明も記載してくれるので、作成された関数が理解できないことがないでしょう。
ユーザーが入力する文の末尾を「VBAで作成して」にすれば、VBAのコードを作成することができます。
プログラミング
ChatGPTは、プログラミングをするときに便利です。
作りたい機能とプログラミング言語を指定すると、自動でコードを作成してくれます。
簡単なコードであれば短時間で作成できるので、プログラミングの効率化に役立つでしょう。
試しにPHP言語のコードを作成したところ、PHPのコードと合わせてコードの説明が記載されるので、理解しやすいでしょう。
また、ChatGPTはコードのエラーチェックも可能です。
自分で作成したコードにエラーが発生したとき、どこを修正すればいいのかすぐに分からない場合があります。
そういうときはChatGPTにコードを入力し、エラーチェックをお願いすると、エラー箇所と最適なコードを回答してくれます。
翻訳・英語学習
ChatGPTは、100以上の言語に対応しており、精度の高い翻訳機能を利用できます。
日本語を他の言語に翻訳したり、意味が分からない言語を日本語に翻訳したいときに便利です。
文章を入力して翻訳をお願いするだけで精度の高い翻訳が可能です。
あらゆる言語に対応しているので、語学を勉強するときに役立つでしょう。
アイデア出し
新しいものを開発するときやビジネスシーンなどでアイデアが浮かばない場合は、ChatGPTを活用してみましょう。
ChatGPTは大量の学習データをもとに、さまざまなアイデアを提案することができます。
例えば、ゲームアプリ開発のアイデア出しをお願いしたところ、たった数秒で5つのアイデアが生まれました。
ChatGPTを活用すれば、自分では思い浮かばないようなアイデアを見つけられる場合があります。
ただし、すべての回答が適切なものとは限らないので、内容すべてを鵜呑みにせず、参考程度に利用するといいでしょう。
問題作成
ChatGPTは、ジャンルや条件に沿った問題作成が可能です。
勉強したい科目や資格がある場合、ChatGPTで問題を作成して勉強に役立てることができます。
試しに、江戸時代に関する問題を5問作成してもらいました。
そうすると、指定したジャンルに該当する問題が5問作成されました。
問題の範囲を狭めたい場合は、「中学1年の理科の問題を作って」や「基本情報技術者試験のデータベースに関する問題を作って」といったように細かく条件を付けてあげるといいでしょう。
答え合わせをしたいときは、「答えは?」と続けて入力すると答えが一覧表示されます。
小説・歌詞の創作
ChatGPTは、創作活動でも活用できます。
自分でテーマやジャンルを決めてChatGPTにお願いするだけで、小説や歌詞などを書くことができて便利です。
試しに小説の冒頭を作成してもらうと、テーマを指定してあげるだけで、人間が書いているかのような物語を作成できました。
ChatGPTをうまく活用すれば、クリエイティブな文章を書きたいときに役立つでしょう。
ChatGPTの新機能GPTsとは?
ChatGPTでできることをさまざまご紹介しました。ChatGPTの機能はまだまだ成長しており、新たな機能も登場してきています。
たとえばOpenAIは、2023年11月6日(米国時間)に「OpenAI DevDay」というイベントを開催し、GPTsと呼ばれる新機能を発表しました。
ChatGPTの新機能GPTsの概要をはじめ、簡単な使い方の流れを解説していきます!
GPTsの概要
GPTsは、ChatGPTをベースとしたオリジナルツールを作れる機能です。
自然言語で開発したいツールのイメージを入力するだけで便利なツールを作れます。
たとえば、言葉を入力すると言葉の意味について例文を出力・解説してもらえる学習ツールを作りたいというプロントを入力すると、言葉の学習ツールを開発することが可能です。
解説者のイメージ画像までプロントの入力で作成することもできます。
AIとやり取りしていくだけで、ツールが出来上がっていくのは、これまでにない開発スタイルだといえるでしょう。
プログラミングに関する難解な知識は不要です。エンジニアでなくてもツールを開発できるので、誰しもChatGPTを応用しやすくなるに違いありません。
GPTsで開発したシステムはほかのユーザーと共有できます。GPT Store(ChatGPT専用マーケットプレイス)に一般公開して、利用者数に応じて収益も得られるとのことです。
iOS・Androidアプリが各ストアで販売されアプリ市場が拡大していったように、新たな配信プラットフォームによってチャットGPT経済圏が広がっていく流れが見えてきました。
将来的に人々が自分の欲しいChatGPTツールを気軽に選択して利用できるようになっていくのでしょう。
GPTsの簡単な使い方
GPTsについてイメージしやすいように簡単な使い方の流れもご紹介してみます。
GPTsの使い方の流れは下記の通りです。
- My GPTsの画面で「Create a GPT」を選ぶ
- 「GPT Builder」と呼ばれる画面が表示される
- GPT Builderから作りたいツールの概要を質問される
- 作りたいツールの概要を回答する
- 開発するツールのイメージが回答され、名称など関連するやり取りが続く
- 提案された内容について適宜修正変更をお願いする
- プレビュー画面を確認する
- 「Save」ボタンで保存する
- 公開範囲を「Only me」「Only people with a link」「Public」などから選択する
- 「Confirm(確認)」をクリックする
- システムに質問等を入力して自分がイメージする回答が得られることを確認する
数分で自分がイメージするツールが形作られていきます。システム開発自体をAIに任せていく発想はとても斬新ですね。
ChatGPTを活かしたサービス事例
ChatGPTの利用イメージは、企業が提供しているサービス事例からもイメージを湧かせられます。ここでは、ChatGPTを活かしたサービスの事例をチェックしてみましょう。
サービス事例1.ミキワメAI
2023年4月10日、Personality Techを通じたHR事業「ミキワメ」を提供するリーディングマークは、ChatGPTを活かした新機能「ミキワメAI」を、人事向けソリューション「ミキワメ 適性検査」と「ミキワメ ウェルビーイング」に導入してリリースすることを発表しました。
「ミキワメAI」は、「ミキワメ 適性検査」「ミキワメ ウェルビーイング」から得られる性格データ・パルスサーベイ情報と心理学の知見に、ChatGPTのAPIを組み合わせたサービスです。
人事やマネージャー、従業員などに最適な行動を提案し、組織全体のパフォーマンスを向上させます。
具体的な機能としては、回答者の心理状態を解析し、上司や人事が選択すべきアクションをアドバイスしてくれます。「サーベイ結果から読み取れる~さんの状態を教えてください」「面談時に話をするべき内容を教えてください」などの質問を選択してAIに相談できます。質問を選択するとAIが言語化して詳細なアプローチ方法を表示してくれるサービスです。
ChatGPTのAPIを組み合わせたアルゴリズムによって、マネジメント業務の効率化や不安の解消が期待できそうですね。
サービス事例2.ChatPro
ChatGPTは非常に便利ですが、情報流出のリスクをふまえると、企業では利用しづらいと考える方も多いでしょう。株式会社ナレッジセンスは、ChatGPTを安全な環境で企業利用できる「ChatPro(チャットプロ)」というChatGPTサービスを提供しています。
ChatGPTを社員それぞれが登録する必要がなく、組織の管理者が一括でIDを生成して付与できるのが便利です。社員の活用データを視覚化して、有効活用を促したり、アカウント数を調整したりすることができます。
チャット内容をAIの学習から守る機能が搭載されているので、安心してChatGPTを利用可能です。プロンプトを社内共有できる機能やフォルダ&ドラッグ整理機能など、通常のChatGPTには見られないビジネス向けの機能も搭載されています。
ビジネスにChatGPTを導入しやすくしたサービス事例だといえるでしょう。
サービス事例3.HUEチャットボット
株式会社ワークスアプリケーションズ提供する「HUEチャットボット」は、日本語の揺らぎに対応できるAIチャットボットです。シミュレーション・シュミレーションといった細かい表記の差異も同じ意味として理解できるなど、ユーザーがスマートだと感じるような対話を実現できます。
2023年9月には、ChatGPTと連携してFAQを自動生成する機能がリリースされました。
たとえば、マニュアルや社内規定などの関連文書ファイルから、自然な文章のFAQを作成することが可能です。担当者のFAQ作成・調整の負担を減らせるようになっています。
FAQにはない一般的な質問にも、ChatGPTがたくさんの情報をもとに最適な答えを生成してくれるので、対応できる範囲が大幅に広がります。質問者が求める回答を得やすくなるので、満足度を高めやすくなったとのことです。
世間では、すでに多くの企業がビジネスにチャットボットを導入していますよね。同サービスのようにChatGPTをチャットボットに連携すれば、各社で質問対応の質が大幅に向上させられるのではないでしょうか。
ChatGPTの始め方・登録方法
ChatGPTを利用するためには、OpenAIのアカウント登録が必要です。
ここでは、アカウント登録方法を解説していくので、ChatGPTを始めたい方は参考にしてみてください。
なお、ChatGPTはブラウザで利用するサービスなので、パソコンとスマホどちらのデバイスでも手順は同じです。
1.まずはChatGPTの公式サイト『Introducing ChatGPT』にアクセスし、「Try ChatGPT」をクリックします。
2.”Welcome to ChatGPT”という画面を開いたら、「Sign up」をクリックしましょう。
3.アカウントの登録画面に進むので、登録するメールアドレスを入力して「Continue」をクリックします。
GoogleアカウントでChatGPTを登録したい場合は「Continue with Google」を選択。
Microsoftアカウントで登録したい場合は「Continue with Microsoft Account」をクリックしてください。
4.パスワードの設定画面に進んだら、任意の英数字8文字以上を入力し、「Continue」をクリックしましょう。
GoogleアカウントもしくはMicrosoftアカウントで登録する場合は、自分のメールアドレスとパスワードを入力してください。
5.入力したメールアドレス宛に、OpenAIから確認メールが送られます。
本文中にある「Verify your email address」をクリックしましょう。
6.メールアドレスの確認が完了したら、先ほどまでのChatGPTの登録画面に戻り、ページの再読み込み(更新)を行ってください。
プロフィールの入力画面に進むので、以下の項目を入力します。
- 名前:First name
- 名字:Last name
- 組織名:Organization name(任意)
- 生年月日
各項目を入力したら、「Continue」をクリックしましょう。
7.電話番号を入力し、「Send code」をクリックします。
8.入力した電話番号にSMSで認証コードが送られていることを確認し、”Enter code”画面に入力しましょう。
SMSが送られてこない場合は、「Resend code」をクリックして再度確かめてみてください。
9.”A note on credits(クレジットに関する注意事項)”の画面に進むので、「Continue」をクリックします。
10.”Welcome to OpenAI”画面に進んだら、ChatGPTのアカウント登録完了です。
ここまでの手順を行うと、ChatGPTが使えるようになります。
ChatGPTのログイン方法
ChatGPTのアカウントを登録したら、以下の手順でログインしましょう。
1.ChatGPT公式サイト『Introducing ChatGPT』にアクセスし、「Try ChatGPT」をクリックします。
2.”Welcome to ChatGPT”画面を開いたら、「Log in」をクリックします。
3.先ほど登録したメールアドレスを入力し、「Continue」をクリックしてください。
Googleアカウントでログインする場合は「Continue with Google」を選択。
Microsoftアカウントでログインする場合は「Continue with Microsoft Account」をクリックしましょう。
4.アカウント登録時に設定したパスワードを入力し、「Continue」をクリックします。
5.ChatGPTのメイン画面に進み、案内メッセージがポップアップ表示されます。
ポップアップ画面右下にある「Next」をクリックして読み進めて、最後に「Done」をクリックして閉じましょう。
6.そうするとChatGPTのメイン画面のみ表示されます。
以上がChatGPTのログイン手順です。
ChatGPTをログインなし・アカウントなしで利用する方法
2024年4月1日以降、ChatGPTのログインが必須ではなくなりました。
これにより、OpenAIのアカウントがない方でも気軽にChatGPTを利用できます。
ログインなしでChatGPTを利用する場合は、ChromeなどのWebブラウザから『ChatGPT』にアクセスしましょう。
そうするとChatGPTのメイン画面が表示され、ログインなしで利用できます。
アカウント作成またはログインしたい場合は、「Sign up」または「Log in」をクリックしてください。
ChatGPTのログイン”あり”と”なし”の違い
ChatGPTはログインなしでも利用できますが、一部の機能が制限されます。
ログインの”あり”と”なし”による主な違いをまとめた表がこちらです。
ログインあり | ログインなし | |
---|---|---|
チャット機能 | 〇 | 〇 |
音声会話 | 〇 | × |
チャット履歴の保存 | 〇 | × |
ユーザー設定の保存 | 〇 | × |
GPT-4の利用 | 〇 | × |
ChatGPTをログインなしで利用する場合、チャット履歴が保存されません。
そのため、ChatGPTを一度閉じると消えてしまうので、過去のやり取りを確認したいときに不便です。
また、ユーザーの設定も保存されないので注意しましょう。
より高度なやり取りができる「GPT-4」を利用するためには有料会員になる必要があり、ログインなしでは利用できません。
ログインなしでの利用は、とりあえずChatGPTを試してみたい方や、プライバシーを重視する方にとってうれしい機能です。
一方、過去のチャット履歴を確認したい方や、ChatGPTを本格的に利用したい方は、ログインした状態で利用することをおすすめします。
ChatGPTの日本語での使い方
ChatGPTのチャット機能の使い方は、メイン画面の下にあるテキストフォームに質問内容を入力するだけです。
テキストフォームの右端にある紙飛行機のアイコンをクリックすると、AIから回答が返ってきます。
画面に表示されているテキストはすべて英語ですが、日本語でのやり取りが可能です。
質問を日本語で入力すれば、AIが日本語で回答してくれます。
テーマやジャンルに分けてチャットを整理したい場合は、サイドメニューにある「New chat」をクリックしましょう。
「New chat」をクリックすると、今使っているチャットとは別に、新しいチャットが作成されます。
また、質問内容に応じて自動でタイトルが付けられるので、チャットを使い分けたいときに便利です。
ChatGPTのチャット履歴削除のやり方
ChatGPTを使っていると、チャットの履歴が残っていきます。
履歴を削除したいときは削除したいチャットを開き、タイトル名の右側に出てくるゴミ箱のマークをクリックしましょう。
チェックマークと×マークが出てきたら、チェックマークをクリックするとチャットの履歴を削除できます。
チャットの履歴を全部まとめて削除したい場合は、サイドメニューにある「Clear conversations」をクリックしましょう。
表示が「Confirm clear conversations」に切り替わったことを確認し、クリックするとチャットの履歴が一括で削除されます。
ChatGPTの質問の仕方のコツ
いざChatGPTを使ってみても、期待していた回答が返ってこないことは珍しくありません。
ChatGPTから適切な回答を引き出すためには、質問の仕方を考える必要があります。
ここでは、質問の仕方のコツをいくつか解説していきますので、ChatGPTがうまく使えなくて困っている方は参考にしてみてください。
回答形式を決める
ChatGPTではユーザーが回答形式を決めることができます。
例えば、複数ある回答を分かりやすく列挙したい場合は、「~を箇条書きで教えて」と入力すると、回答内容が箇条書きになります。
ChatGPTは、ですます調が基本ですが、「である調で教えて」といったように入力すれば語尾を指定することも可能です。
文字数を指定する
回答内容の長さを調整したい場合は、文字数を指定しましょう。
短めの文章にしたいときに「~を200文字程度で教えて」と入力することで、回答を短く簡潔にまとめてくれます。
また、Webページの要約などでも文字数の指定が可能です。
長文のときは続きを聞く
回答内容が長文になる場合、回答が途切れてすべて表示されないことがあります。
そういうときは、途切れた回答の後に「続けて」と追加で入力すると、回答の続きが表示されます。
詳しい回答が欲しいときは理由を聞く
質問に対してできるだけ詳しい回答内容が欲しい場合は、質問内容に「理由も教えて」と付け加えましょう。
通常だとシンプルな内容になる回答でも、一言付け加えるだけで詳しく説明してくれます。
また、回答内容が不十分なときは、「なぜ?」や「もっと詳しく」などを追加で入力すると、より正確な回答を得やすくなります。
言語を指定する
ChatGPTでは、回答内容の一部もしくはすべてが英語になっている場合があります。
そういうときは、追加で「日本語で教えて」と入力すると、英語で回答された内容を日本語に翻訳することができます。
ChatGPTの料金プラン|無料版と有料版「ChatGPT Plus」の違い
ChatGPTは基本無料で利用できるサービスですが、有料版の「ChatGPT Plus」も提供されています。
無料版ChatGPTとChatGPT Plusの、月額料金と使用モデルをまとめた表がこちらです。
ChatGPT (無料版) |
ChatGPT Plus (有料版) |
|
---|---|---|
月額料金 | 無料 | 20ドル (約2,600円) |
使用モデル | ・Legacy (GPT-3.5) | ・Legacy (GPT-3.5) ・Default (GPT-3.5) ・GPT-4 |
ChatGPT Plusは月額20ドル(約2,600円)で利用できます。
2種類の大きな違いは使用モデルです。
無料版ChatGPTで使用できるモデルは「Legacy (GPT-3.5)」のみですが、ChatGPT Plusでは上位モデル「Default (GPT-3.5)」と最新モデル「GPT-4」を選択できます。
Legacy (GPT-3.5)の上位モデルを使用できるChatGPT Plusは、アクセスの優先度が高いです。
無料版ChatGPTはアクセスが混雑する時間になると制限がかかることがありますが、ChatGPT Plusには制限がなく、いつでも優先的に利用できます。
ChatGPT Plusは、処理性能にも優れている点も魅力です。
テキストを入力してから回答が返ってくるまでの時間が無料版ChatGPTより速いので、AIとのやり取りがスピーディになります。
GPT-4とは?GPT-3.5との違い
ChatGPT Plusに加入すると、2023年3月14日に公開された最新モデル「GPT-4」が利用できるようになります。
従来のモデル「GPT-3.5」から進化したポイントや違いは以下の通りです。
- 回答精度
- フィードバックの反映
- 言語の理解度
- 回答の創造性
- 回答の安全性
- 画像入力
- リクエスト数上限
それぞれ詳しく見ていきましょう。
回答精度
GPT-4にアップデートされたことで、回答の精度が向上しました。
GPT-3.5は質問したことに対して、的外れな回答が返ってくることがありましたが、GPT-4ではそういった回答が少なく、より正確な回答を返せるようになっています。
また、プログラミングの性能が大きく向上しました。
従来のGPT-3.5と同様に、複雑なコーディングは難しいですが、比較的簡単なコーディングであればより高い精度で行えます。
フィードバックの反映
GPT-4は、ユーザーからのフィードバック内容がより反映されるようになりました。
ChatGPTは、誤った回答があった場合にユーザーが指摘すると、その内容を反映して正確な回答を提供できます。
GPT-4では、GPT-3.5に比べて正確に指摘内容が反映されるため、より効率的に正しい情報を得ることができるようになりました。
言語の理解度
従来のGPT-3.5は英語に強く、それ以外の言語は精度が低くなっていました。
GPT-4では、英語以外の言語理解度が大幅に向上しており、より高い精度で複数の言語を扱えるようになっています。
回答の創造性
GPT-4は回答の創造性に優れており、GPT-3.5よりも細かいニュアンスを理解できるようになりました。
また、表現力が豊かになったため、小説や歌詞などのクリエイティブな文章を作成する際に、より精度の高い回答が得られるようになっています。
回答の安全性
ChatGPTには安全対策が施されており、不適切な内容や攻撃的な表現が回答に含まれないようになっています。
GPT-4では、この安全対策がGPT-3.5よりも優れているため、回答の安全性が高いです。
また、倫理的に問題のある質問や悪意のある発言に対して応じにくくなっており、悪用されるリスクが低くなりました。
画像入力
GPT-3.5はテキスト入力のみ可能ですが、GPT-4はテキスト入力と画像入力の2種類に対応しています。
テキストによる質問と画像データを入力することで、読み込んだ画像に応じた回答ができるようになりました。
しかし、現時点では画像入力機能は一般公開されていません。
今後、ユーザーが使えるようになるまで待つ必要があります。
リクエスト数上限
GPT-4は公開直後のアクセス集中を避けるためか、時間当たりのリクエスト数の制限が厳しいです。
2023年3月20日時点で、3時間ごとのリクエスト数上限が最大25件になっています。
短時間で集中的に利用すると、すぐに上限に達してしまうので注意が必要です。
なお、GPT-4のリクエスト数上限は以下のように変動しています。
- 2023年3月14日:4時間ごとに最大100件まで
- 2023年3月17日:4時間ごとに最大50件まで
- 2023年3月20日:3時間ごとに最大25件まで
状況次第で、今後もリクエスト数上限が変動する恐れがあるので注意しましょう。
ChatGPT Plusが向いている人
無料版ChatGPTよりもChatGPT Plusのほうが向いている人の特徴は以下の通りです。
- アクセスが混雑する時間帯に利用する人
- 速度を重視したい人
- 仕事などで頻繁に利用する人
- 最新のGPT-4モデルを使いたい人
ChatGPT Plusは、快適さにこだわりたい方に向いています。
また、仕事などで活用する場合、ChatGPT Plusに加入したほうが作業効率がいいです。
ChatGPT Plusの支払い方法
有料版のChatGPT Plusで利用できる支払い方法は、クレジットカード払いのみです。
デビットカードやPayPalなどの他の支払いには一切対応していません。
ChatGPT Plusへのアップグレード方法
無料版ChatGPTからChatGPT Plusにアップグレードする方法は以下の通りです。
1.ChatGPTのメイン画面を開き、サイドメニューにある「Upgrade to Plus」をクリックします。
2.料金プランのポップアップ画面が出てくるので、ChatGPT Plusの「Upgrade plan」をクリックします。
3.ChatGPT Plusの申し込み画面に進んだら、クレジットカード情報を入力し、「申し込む」をクリックしましょう。
以上の手順で申し込みを行うと、ChatGPT Plusのアップグレードが完了します。
GPT-4の使い方
ChatGPT Plusにアップグレード後、メイン画面の上部に使用モデルのプルダウンメニューが追加されます。
GPT-4モデルを利用する場合は、このプルダウンメニューをクリックしましょう。
そうすると使用可能なモデルが表示されるので、「GPT-4」を選択してください。
以上の手順が使用モデルをGPT-3.5からGPT-4に切り替える方法です。
この状態で質問を入力すると、GPT-4を使うことができます。
ChatGPT Plusの解約方法
ChatGPT Plusを解約し、無料版ChatGPTに戻す方法は以下の通りです。
1.ChatGPTのメイン画面を開き、サイドメニューにある「My plan」をクリックします。
2.ポップアップ画面が出てきたら、「Manage my subscription」をクリックしましょう。
3.OpenAIのアカウント管理画面が表示されるので、”ChatGPT Plus Subscription”の「プランをキャンセル」をクリックします。
4.確認画面に進み、「プランをキャンセル」をクリックするとChatGPT Plusの解約完了です。
ChatGPT Plusを解約してもプラン更新の最終日までは利用できるので、申し込みのタイミングを気にする必要はありません。
ChatGPTのアカウント削除方法
ChatGPTのアカウントを削除するには、OpenAIのヘルプチャットから削除依頼をする必要があります。
アカウントを削除したい方は、1~7の手順に沿って削除依頼を行いましょう。
※一度アカウントを削除すると、アカウントに紐づくすべてのデータは永続的に失われます。
同じメールアドレスを使ったアカウントの再登録ができなくなるので注意してください。
1.OpenAIのWebサイト『OpenAI API』にアクセスし、画面右上にある「Help」をクリックします。
2.そうするとヘルプチャットが表示されるので、画面の下にある「Messages」をクリックしましょう。
3.メッセージ画面を開いたら、「Send us a message」をクリックしてください。
4.問い合わせ内容の選択肢の中から「Account Deletion」をクリックします。
5.アカウントを削除するか確認されるので、問題なければ「Delete my account」をクリックしてください。
削除をキャンセルする場合は、「I don’t want to delete my account」をクリックします。
6.再度アカウントを削除するか確認されたら、「Yes, delete my account」をクリックしましょう。
7.そうすると、アカウントの削除依頼が完了します。
アカウントの削除は、依頼してすぐには実行されません。
完全に削除されるまで1~2週間ほどかかる場合があるので留意しておきましょう。
アカウントが削除されると、登録したメールアドレス宛に完了メールが届きます。
なお、アカウントが完全に削除されるまでの間は、今まで通りログイン可能です。
ChatGPTが使えない・ログインできないときの原因と対処法
ChatGPTが使えないときやログインできないときなど、何らかのエラーが発生したときに考えられる主な原因は以下の通りです。
- ログイン情報が間違っている
- ChatGPTのリクエスト制限がかかっている
- ChatGPTが日本語翻訳されている
- ブラウザアプリに不具合が発生している
- パソコンまたはスマホに不具合が発生している
- インターネット接続が不安定
- ChatGPT側のサーバーが混雑している
それぞれ詳しい内容と対処法を解説していきます。
ログイン情報が間違っている
ChatGPTにログインできないときは、ログイン時に入力しているメールアドレスやパスワードに誤りがないか確認してください。
設定したパスワードを忘れてしまった場合は、ログイン画面で「Forgot password?」をクリックしてパスワードを再設定しましょう。
また、GoogleアカウントもしくはMicrosoftアカウントでChatGPTを登録している場合は、ログインのやり方が間違っていないか確認してください。
Googleアカウントの方は「Continue with Google」、Microsoftアカウントの方は「Continue with Microsoft Account」からログインしましょう。
ChatGPTのリクエスト制限がかかっている
ChatGPTを短時間で使いすぎるとリクエスト制限がかかり、一定時間使えなくなる場合があります。
リクエスト制限がかかると「Too many requests in 1 hour. Try again later.(1時間のリクエストが多すぎます。後でもう一度お試しください。)」と表示されるので、時間を空けてから再度試してみてください。
なお、ChatGPT Plusに新しく搭載されたGPT-4に関しては、3時間につき最大25件までのリクエスト上限があることが明言されています。
ChatGPTが日本語翻訳されている
Google Chromeなどのブラウザアプリにある自動翻訳機能でChatGPTを日本語に翻訳すると、エラーが発生して正常に動作しなくなる場合があります。
ChatGPTを日本語表記にするためにブラウザアプリの自動翻訳機能をオンにしている方は、一度英語表記に戻して、動作が改善するか確認してみてください。
ブラウザアプリに不具合が発生している
ブラウザアプリに何らかの不具合が発生し、ChatGPTが使えないことがあります。
この場合は、使っているブラウザアプリを再起動したり、最新のバージョンにアップデートするのがおすすめです。
また、ブラウザに蓄積されたキャッシュが原因で不具合が発生しているケースがあります。
キャッシュが原因であれば、削除することで動作が改善されます。
これらの対処法でも改善されないときは、別のブラウザアプリでChatGPTが動作するか試してみてください。
パソコンまたはスマホに不具合が発生している
使っているパソコンやスマホの不具合が原因でChatGPTが使えない場合は、一度デバイス本体を再起動すると改善されることがあります。
再起動しても改善されないときは、デバイス本体のOSのバージョンが最新になっているか確認してください。
古いバージョンのOSになっている場合は、最新にアップデートしましょう。
インターネット接続が不安定
インターネットの接続状況が悪いと、ChatGPTが急に使えなくなることがあります。
この場合は、安定しているネットワーク環境に接続し直してみてください。
例えば、スマホのモバイル回線に接続している方はWi-Fiに切り替えてみましょう。
Wi-Fiの接続が不安定になっている場合は、Wi-Fiルーターの再起動を試してみてください。
ChatGPT側のサーバーが混雑している
ChatGPT側のサーバーが混雑していると、一部のユーザーがアクセスを制限されることがあります。
サーバー混雑が原因の場合は、ユーザー側でできることがないので、アクセス制限が解除されるまで時間を空けましょう。
サーバーが混雑する時間帯にChatGPTを利用することが多い方は、優先的にアクセスできるChatGPT Plusへの加入を検討してみてください。
ChatGPTに関するよくある質問
最後に、ChatGPTに関するよくある質問をまとめていきます。
- 人工知能とは?
- 生成AIとは?
- ChatGPTの利用で情報漏洩するリスクはある?対策方法は?
- ChatGPTは日本語化できる?言語設定機能は?
- ChatGPTのiPhone向け公式アプリはある?
- ChatGPTのAndroidスマホ向け公式アプリはある?
- ChatGPTは電話番号なしで登録できる?
- ChatGPTに文字数制限はある?
- ChatGPTは商用利用できる?
人工知能とは?
人工知能は、Artificial Intelligenceの略称であるAIを意味し、膨大な知識データに対して高度な推論を的確に実施することを目指した存在として知られています。
近年、計算機の演算処理能力が向上したことや、ICT化によって大量のデータが蓄積されたことなどで、大幅に技術が進歩しました。
明確な定義は存在しないとされており、さまざまな研究者の方々が独自の定義を打ち立てています。
たとえば、「知能を持つメカ(京都大学 西田豊明氏)」、「人の知的な振る舞いを模倣・支援・超越するための構成的システム(慶應義塾大学 山口高平氏)」などです。
確かにChatGPTも人が考えて行う日常作業やビジネスを支援してくれており、定義にある通りの働きをしていますよね。
生成AIとは?
生成AI(ジェネレーティブAI)とは、学習データをもとに自動で新しいデータやコンテンツを生み出す機械学習技術のことです。
生成AIはアウトプットするデータによっていくつか種類があり、代表的なものだとテキスト生成AI(文章生成AI)や画像生成AI、動画生成AI、音声生成AIなどがあります。
AIチャットボットサービスであるChatGPTは、テキスト生成AI技術を利用したもので、入力されたテキストデータに対して文章で回答するサービスです。
従来のAIは、学習データの中からパターンやルールを予測し、回答するものでした。
そのため、あらゆる入力パターンに対して適切な回答を行うには、膨大なサンプルデータを用意して学習させる必要があります。
それに対し生成AIは、与えられたデータをもとに、AI自身が考えて、新しいデータ・コンテンツを生成可能です。
従来のAIとは違い、人間が考えたかのような創造性のある回答を行えるのが生成AIになります。
ChatGPTの利用で情報漏洩するリスクはある?対策方法は?
ChatGPTは、あらかじめ学習させた大量のテキストデータをもとに自然な対話を行うサービスです。
ただし、OpenAI公式の『Terms of use(利用規約)』によると、サービス開発・改善のために、ユーザーが入力したデータを使用する場合があります。
企業利用などで個人情報や機密情報をChatGPTに入力すると、他のユーザーの回答に利用され、情報漏洩する可能性があるので注意が必要です。
しかし、情報漏洩のリスクを懸念して利用できないユーザー向けに、ChatGPTでは2023年4月25日以降、入力したデータをサービス開発・改善に使用しないようにする機能が追加されました。
設定のやり方は、以下の通りです。
1.ChatGPTを開いてログインしたら、画面左下にある「(ユーザー名) …」をクリックします。
2.メニューの一覧から「Settings」をクリックします。
3.設定画面が表示されたら、「Data controls」をクリックします。
4.「Chat history & training」という項目のチェックを外すと設定完了です。
情報漏洩のリスクが心配な方は、上記の設定を行ったうえでChatGPTを利用しましょう。
なお、この設定を行うとAIとのやり取りの履歴も保存されなくなります。
ChatGPTは日本語化できる?言語設定機能は?
ChatGPTは日本語での質問と回答に対応しています。
しかし、ChatGPTには言語設定機能がないため、画面の表記を英語から日本語にすることはできません。
Google Chromeなどに搭載されている自動翻訳機能を活用すれば日本語に翻訳できますが、ChatGPTでエラーが発生して使えなくなる場合があるので注意しましょう。
ChatGPTのiPhone向け公式アプリはある?
2023年5月26日、App StoreにてiPhone向けのChatGPT公式アプリが日本でリリースされました。
公式アプリはiOS 16.1以降のiPhoneに対応し、無料でダウンロードできます。
ただし、App Storeで”ChatGPT”と検索すると、ChatGPTに類似したアプリが多数表示されるので注意しましょう。
ChatGPTの本物のアプリは、詳細画面を開いたときにデベロッパの項目が「OpenAI」になっています。
どれが本物のChatGPTアプリか判別できない方は、デベロッパをチェックしてみてください。
ChatGPTのAndroidスマホ向け公式アプリはある?
2023年7月28日、Google PlayストアでAndroid向けのChatGPT公式アプリがリリースされました。Android 6.0以降のOSに対応しており、無料で利用できます。
すでにChatGPTのアカウントを持っている方は、アプリのダウンロード後にログインすることでWebブラウザで利用していたチャットのデータを同期可能です。
ChatGPTが利用している学習データはどこから収集してる?
ChatGPTは、インターネット上に公開されているWebサイトやブログなどのあらゆるテキストデータを収集し、幅広く学習しています。膨大なデータを学習することによって、ユーザーの質問に対して正確な回答を実現したサービスです。
また、実際にChatGPTを利用しているユーザーからのフィードバックをもとに継続的に学習し、回答の精度を高めています。
ChatGPTとAIチャットボットとの違いは?
ChatGPTと従来のAIチャットボットの主な違いは、自己学習能力です。
一般的なAIチャットボットは、あらかじめプログラムされたデータベースやルールをもとに、ユーザーからの質問に最も適切な内容を回答します。それに対して、膨大なテキストデータからAIが自己学習し、最適な回答を導き出すのがChatGPTです。
また、ChatGPTは対話能力に優れており、まるで人間のような自然なコミュケーションをとることができます。
ChatGPTは電話番号なしで登録できる?
ChatGPTのアカウントを登録する際、SMS認証するために電話番号の入力が求められます。
そのため、ChatGPTを利用するには電話番号は必須です。
ChatGPTに文字数制限はある?
ChatGPTのチャット機能を利用していると、回答が長文になったときに途切れる場合があります。
しかし、チャット機能の文字数制限について、公式サイトでは明確に説明されていません。
ChatGPT APIに関しては、文字数ではなく「トークン」という単位で、最大4,096トークンまでの制限が設けられています。
なお、1トークンあたりの文字数は言語によって異なり、英語は1トークンが約4文字、日本語は1文字~3文字相当です。
ChatGPTは商用利用できる?
ChatGPTで回答された内容は、すべて商用利用可能です。
そのため、ChatGPTを使って作成したコンテンツの著作権・ライセンスは、ユーザーのものになります。
まとめ
今回の記事は、ChatGPTでできることや日本語での使い方などを解説しました。
ChatGPTは、プログラミングやExcelなどさまざまな用途で活用できる無料のAIチャットボットサービスです。
質問や要望などをテキスト入力するだけでAIから回答がもらえるので、だれでも簡単に利用することができます。
回答の正確性などはまだまだ完璧とは言えませんが、うまく活用すれば生産性が向上したり、情報収集を効率よく行える便利なサービスです。
最近では、検索エンジンで有名なGoogle社が独自のAIチャットボットサービス「Bard(バード)」を発表しました。
日本での公開時期は発表されていませんが、2023年3月21日にアメリカとイギリスに実験版が公開されています。
ChatGPT以外にもAIを使ったサービスが急速に普及し始めており、今後あらゆるシーンで利用する機会が増えてくるでしょう。
ChatGPTのことが気になっていて、まだ触れたことがない方は、本記事を参考に一度利用してみてください。
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