暖房器具の種類を比較! メリット・デメリット、電気代、安全性を徹底分析
更新日時 : 2023-09-05 12:19
寒い冬を乗り切るための暖房器具には、さまざまな種類が存在しています。
それぞれ暖房の仕組みが異なり、メリット・デメリット、電気代、安全性なども違ってきます。
どれを選んだらいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、暖房器具の種類をメリット・デメリット、電気代、安全性の観点から解説していきます。
これから新しい暖房器具を購入しようとしている方はぜひ参考にしてみてください。
1分でわかる暖房器具の選び方!
動画でもご視聴いただけます!
暖房器具の選び方
使用目的ごとにおすすめできる暖房器具を紹介します。
広い部屋やリビングなどを暖める
広い部屋やリビングを暖めるのに向いているのはエアコンです。
しかし、エアコンの風が苦手な人も少なくないはず。
そんな人におすすめなのがオイルヒーターやパネルヒーターです。
オイルヒーターやパネルヒーターは風を起こすことなくじんわり部屋を暖めます。
また、暖房範囲が広いので広い室内を暖めるのに向いています。
脱衣所やトイレなどを暖める
脱衣所やトイレを暖めるのに向いているのはセラミックファンヒーターです。
小型のタイプが多く、持ち運びやすく、場所をとらないのがメリットです。
石油ファンヒーターやガスファンヒーターと違い、空気を汚さないので、こまめに換気をする必要もありません。
冬場の寒い脱衣所やトイレでのヒートショック対策にもおすすめです。
ただ、単体で広い部屋を暖めるのには向いていません。
足元を暖める
足元を暖めるのに最適な暖房器具はセラミックファンヒーターと電気カーペットです。
セラミックファンヒーターは持ち運びに優れ、電気カーペットは場所を取りますが体を直接暖めてくれます。
座った状態で足にかけて暖める場合は電気毛布も有効です。
机などの下に置く場合はセラミックファンヒーター、ある程度のスペースがある場合は電気カーペット、足にかけて暖める場合は電気毛布を選ぶと良いでしょう。
寝室を暖める
理由は暖房範囲が広いことが挙げられます。
また、石油やガスを使う製品と違い、消し忘れても一酸化炭素中毒になる心配がありません。
エアコンの風の音が気になる場合は静音性に優れたオイルヒーターを選ぶと良いでしょう。
肌を直に暖める
肌を直に暖めるのに最適なのがハロゲンヒーター、カーボンヒーター、シーズヒーターなどの電気ストーブです。
ハロゲンヒーターとカーボンヒーターはスイッチを入れるとすぐに暖まり暖を取ることができます。
シーズヒーターは暖まるまで少し時間がかかりますが、体の芯まであたたまることができます。
暖まるまでの時間が早い方が良い人はカーボンヒーターを選ぶと良いでしょう。
暖房器具の比較表
代表的な暖房器具の性能やコストを比較してみましょう。
種類 | 性能 | ☆1 | ☆2 | ☆3 | ☆4 | ☆5 | その他 |
■広い部屋やリビング全体を温めたい場合はエアコンがおすすめ! | |||||||
エアコン | 暖める範囲 | ※室内を均一に暖める ※設置には工事が必要 |
|||||
暖める早さ | |||||||
本体の価格帯 | 約60,000円~ | ||||||
コスト(1時間) | 約11円(6畳用)~ | ||||||
■寒い季節にすぐに体を温めたい人にはハロゲンヒーターがおすすめ! | |||||||
ハロゲンヒーター | 暖める範囲 | ※体の表面を暖める ※火傷に注意が必要 |
|||||
暖める早さ | |||||||
本体の価格帯 | 約3,000円~ | ||||||
コスト(1時間) | 約8.1円~約27円ほど | ||||||
■ハロゲンヒーターより早く暖まる暖房器具がほしい人にはカーボンヒーターがおすすめ! | |||||||
カーボンヒーター | 暖める範囲 | ※暖まるのが早い ※「転倒時OFF機能」を搭載した製品も |
|||||
暖める早さ | |||||||
本体の価格帯 | 約5,000円~ | ||||||
コスト(1時間) | 約8.1円~約24.3円ほど | ||||||
■電気ストーブで体の芯まで暖まりたい人にはシーズヒーターがおすすめ! | |||||||
シーズヒーター | 暖める範囲 | ※体の芯まで暖まる ※暖まるまで時間がかかる |
|||||
暖める早さ | |||||||
本体の価格帯 | 約10,000円~ | ||||||
コスト(1時間) | 約5.4円~約32.4円ほど | ||||||
■空気の入れ替えに気を配れる人ならガスストーブがおすすめ! | |||||||
ガスストーブ | 暖める範囲 | ※1時間に1~2回ほどの換気が必要 ※一酸化炭素中毒に注意 |
|||||
暖める早さ | |||||||
本体の価格帯 | 約10,000円~ | ||||||
コスト(1時間) | 約60円~約80円ほど | ||||||
■換気の手間が気にならない人にはガスファンヒーターがおすすめ! | |||||||
ガスファンヒーター | 暖める範囲 | ※1時間に1~2回ほどの換気が必要 ※ガスと電気が両方必要 |
|||||
暖める早さ | |||||||
本体の価格帯 | 約10,000円~ | ||||||
コスト(1時間) | 約43円~約46円ほど | ||||||
■空気を汚さず体の芯まで暖まりたい人にはオイルヒーターがおすすめ! | |||||||
オイルヒーター | 暖める範囲 | ※空気を汚さない ※音が静か |
|||||
暖める早さ | |||||||
本体の価格帯 | 約10,000円~ | ||||||
コスト(1時間) | 約16.2円~約40.5円ほど | ||||||
■脱衣所やトイレなどを暖める暖房器具がほしい人にはセラミックファンヒーターがおすすめ! | |||||||
セラミックファンヒーター | 暖める範囲 | ※空気を汚さない ※持ち運びやすい |
|||||
暖める早さ | |||||||
本体の価格帯 | 約2,000円~ | ||||||
コスト(1時間) | 約15円~約30円ほど | ||||||
■メインからサブ暖房まで幅広く活躍する暖房器具がほしい人にはパネルヒーターがおすすめ! | |||||||
パネルヒーター | 暖める範囲 | ※空気を汚さない ※暖まるまで時間がかかる |
|||||
暖める早さ | |||||||
本体の価格帯 | 約4,000円~ | ||||||
コスト(1時間) | 約8円~約30円ほど | ||||||
■居住空間の足元を暖かく保ちたい人には電気カーペットがおすすめ! | |||||||
電気カーペット | 暖める範囲 | ※暖かさを実感しやすい | |||||
暖める早さ | |||||||
本体の価格帯 | 約1,700円~ | ||||||
コスト(1時間) | 約5円~約20円ほど | ||||||
■眠るときに快適な暖かさがほしい人には電気毛布がおすすめ! | |||||||
電気毛布 | 暖める範囲 | ※持ち運びやすい | |||||
暖める早さ | |||||||
本体の価格帯 | 約3,000円~ | ||||||
コスト(1時間) | 約0.81円~約2.16円ほど |
暖房器具の種類
暖房器具の種類ごとにメリットやデメリット、購入価格、電気代、安全性などを解説していきます。
種類1.エアコン
広い部屋やリビング全体を温めたい場合はエアコンがおすすめ!
種類 | 性能 | ☆1 | ☆2 | ☆3 | ☆4 | ☆5 | その他 |
エアコン | 暖める範囲 | ※室内を均一に暖める ※設置には工事が必要 |
|||||
暖める早さ | |||||||
本体の価格帯 | 約60,000円~ | ||||||
コスト(1時間) | 約11円(6畳用)~ |
メリットと機能
運転ボタンを押すとすぐに暖かい空気が発生し、室内を均一に暖めることが可能です。
加湿機能やスマホ連携機能など様々な機能を搭載した製品が販売されています。
エアコンは石油やガスなどの燃料を使わないので、一酸化炭素中毒のリスクがありません。
転倒の恐れもなく、ほかの暖房器具と比較して安全性が高い傾向なので、安心して利用できます。
デメリットと安全性
エアコンを設置する際は工事が必要です。
配管パイプを通す穴がない場合は穴あけ工事が必要になるなど、自宅の設置環境によっては高額な工事費用がかかるケースもあります。
本体価格は、安くても60,000円程度と暖房器具の中では高額です。
電気代は対応畳数によって幅はあるものの、6畳用のエアコンであれば1時間あたり11円程度です。
フィルターの掃除を怠るとカビや悪臭が発生することがあります。
種類2.ハロゲンヒーター
寒い季節にすぐに体を温めたい人にはハロゲンヒーターがおすすめ!
種類 | 性能 | ☆1 | ☆2 | ☆3 | ☆4 | ☆5 | その他 |
ハロゲンヒーター | 暖める範囲 | ※体の表面を暖める ※火傷に注意が必要 |
|||||
暖める早さ | |||||||
本体の価格帯 | 約3,000円~ | ||||||
コスト(1時間) | 約8.1円~約27円ほど |
メリットと機能
電源を入れるとすぐに加熱して暖まります。
体の一部を暖めるなど、狭い範囲を短時間で暖める性能に優れています。
本体価格は安いものでは3,000円ほどで、手の届きやすい価格帯の製品が多いです。
電気代は弱・中・強など出力で変わり、一時間あたり300Wで8.1円、600Wで16.2円、1,000Wだと27円ほどです。
コンパクトな製品が多いのも特徴で、電源のある場所であれば気軽に持ち運んで利用することができます。
デメリットと安全性
室内全体を暖めるほどの出力はなく、あくまで狭い範囲を暖めるのに適した暖房器具です。
加熱部位は非常に高温で、誤って触れてしまうと火傷の原因になります。
また、燃えやすいものを近くに置かない、離れるときは電源を消すなどの注意が必要です。
消費電力が高く、強運転では1,000Wほどになります。
種類3.カーボンヒーター
ハロゲンヒーターより早く暖まる暖房器具がほしい人にはカーボンヒーターがおすすめ!
種類 | 性能 | ☆1 | ☆2 | ☆3 | ☆4 | ☆5 | その他 |
カーボンヒーター | 暖める範囲 | ※暖まるのが早い ※「転倒時OFF機能」を搭載した製品も |
|||||
暖める早さ | |||||||
本体の価格帯 | 約5,000円~ | ||||||
コスト(1時間) | 約8.1円~約24.3円ほど |
メリットと機能
ハロゲンヒーターと同じく電源を入れるとすぐに暖かくなります。
ハロゲンヒーターと比較して熱効率が高く、優れた速暖性を誇ります。
本体価格も安いものだと5,000円ほどで比較的お手に取りやすい価格帯の製品が多いです。
消費電力は300W~900Wほどで、一時間あたり弱運転で8.1円~強運転で24.3円ほどです。
デメリットと安全性
エアコンのように部屋全体の温度を上げるのには向いていません。
加熱部位が高温になるので、誤って倒してしまうと思わぬ引火事故につながることも。
転倒による引火事故が心配な方は「転倒時OFF機能」を搭載した製品を選ぶと良いでしょう。
また、接触による火傷の可能性もあるので注意が必要です。
種類4.シーズヒーター</h3
電気ストーブで体の芯まで暖まりたい人にはシーズヒーターがおすすめ!
種類 | 性能 | ☆1 | ☆2 | ☆3 | ☆4 | ☆5 | その他 |
シーズヒーター | 暖める範囲 | ※体の芯まで暖まる ※暖まるまで時間がかかる |
|||||
暖める早さ | |||||||
本体の価格帯 | 約10,000円~ | ||||||
コスト(1時間) | 約5.4円~約32.4円ほど |
メリットと機能
電気ストーブの中で最も暖かいストーブです。
コンパクトな製品が多く、持ち運ぶのも楽で、様々な場所で活躍します。
燃料を燃焼するものではないので、空気を汚しません。
さらに、シーズヒーターの発熱体の寿命はとても長く、一度購入すれば長期間の使用が期待できます。
デメリットと安全性
電源を入れてから暖まるまでに5分程度時間がかかります。
また、安いモデルでも10,000円ほどで、本体価格がやや高い傾向にあります。
消費電力は弱運転で200W程度、強運転で1,200Wで、1時間あたり5.4円~32.4円ほどです。
電源を切っても温度が下がるまで時間がかかるので火傷に注意が必要です。
種類5.ガスストーブ</h3
空気の入れ替えに気を配れる人ならガスストーブがおすすめ!
種類 | 性能 | ☆1 | ☆2 | ☆3 | ☆4 | ☆5 | その他 |
ガスストーブ | 暖める範囲 | ※1時間に1~2回ほどの換気が必要 ※一酸化炭素中毒に注意 |
|||||
暖める早さ | |||||||
本体の価格帯 | 約10,000円~ | ||||||
コスト(1時間) | 約60円~約80円ほど |
メリットと機能
ガスストーブは、熱効率が高いため、部屋全体を暖めるのに適しています。
ガスの燃焼時には水蒸気が発生して、室内の乾燥を防いでくれます。
また、風を発生させる機構もないため、ホコリやハウスダストが舞いにくいです。
さらに、石油を使わないことから給油の手間もかかりません。
デメリットと安全性
ガスストーブは、1時間に1~2回ほどの換気が必要です。
換気を怠ると不完全燃焼により一酸化炭素中毒になる原因にもなりかねません。
本体購入価格は10,000円~75,000円ほどでやや高めです。
1時間あたりのガス代は、一例として、木造11畳・コンクリート造15畳の製品を強運転で使用した場合で、都市ガスだと約60円、プロパンガスだと約80円です。
ノジマ店頭では安全面を考慮し、石油・ガス製品お取り扱いしておりません。
事故などの可能性が低く、安全にお使いいただける製品のみをおすすめしています。
種類6.ガスファンヒーター
換気の手間が気にならない人にはガスファンヒーターがおすすめ!
種類 | 性能 | ☆1 | ☆2 | ☆3 | ☆4 | ☆5 | その他 |
ガスファンヒーター | 暖める範囲 | ※1時間に1~2回ほどの換気が必要 ※ガスと電気が両方必要 |
|||||
暖める早さ | |||||||
本体の価格帯 | 約10,000円~ | ||||||
コスト(1時間) | 約43円~約46円ほど |
メリットと機能
燃料タンクがないことから本体はコンパクトで軽い傾向です。
持ち運びが簡単であり、掃除のときにも移動させやすいでしょう。
暖房能力が高いうえに、立ち上がりも素早く、室内全体を短時間で暖められます。
給油する手間がないので、利用するときのストレスも少ないです。
デメリットと安全性
ガスホースをつなぐので使用する場所が限定されます。
また、ガスストーブと同じく、1時間に1~2回ほどの換気が必要です。
購入価格は10,000円~70,000円ほどとやや高めです。
1時間あたりの電気代とガス代の合計は、一例として木造11畳・コンクリート造15畳の製品で都市ガスを利用した場合であれば約43円ほど、プロパンガスだと約46円ほどです。
※プロパンガスはガスの販売店によって価格が大幅に変わることがあります。
ノジマ店頭では安全面を考慮し、石油・ガス製品お取り扱いしておりません。
事故などの可能性が低く、安全にお使いいただける製品のみをおすすめしています。
種類7.オイルヒーター
空気を汚さず体の芯まで暖まりたい人にはオイルヒーターがおすすめ!
種類 | 性能 | ☆1 | ☆2 | ☆3 | ☆4 | ☆5 | その他 |
オイルヒーター | 暖める範囲 | ※空気を汚さない ※音が静か |
|||||
暖める早さ | |||||||
本体の価格帯 | 約10,000円~ | ||||||
コスト(1時間) | 約16.2円~約40.5円ほど |
メリットと機能
石油やガスを使わないので、室内の空気を汚しません。
ファンが回ったり、風を送り出したりすることもないので、ホコリやハウスダストが舞いにくいです。
また、静音性に優れ、運転音が静かです。
本体の表面温度も約60~80度程度なので誤って触れてしまっても火傷する可能性は低いでしょう。
デメリットと安全性
暖房効率が悪く、運転を開始してから室内が暖まるまでに時間がかかります。
暖まるのに時間がかかるため、その分、電気代が高くなります。
本体の購入費用は安いもので10,000円ほどとやや高めです。
電気代については600W~1500Wの機種の場合で一時間あたり約16.2円から40.5円ほどです。
種類8.セラミックファンヒーター
脱衣所やトイレなどを暖める暖房器具がほしい人にはセラミックファンヒーターがおすすめ!
種類 | 性能 | ☆1 | ☆2 | ☆3 | ☆4 | ☆5 | その他 |
セラミックファンヒーター | 暖める範囲 | ※空気を汚さない ※持ち運びやすい |
|||||
暖める早さ | |||||||
本体の価格帯 | 約2,000円~ | ||||||
コスト(1時間) | 約15円~約30円ほど |
メリットと機能
石油やガスなどの燃料を使用しないので、工事や燃料の補給が必要ありません。
また、同じく石油やガスを使用しないので、換気の必要がありません。
購入費用は2,000円~37,000円ほどで、幅広い価格帯の製品があります。
1時間あたりの電気代は、550W(弱)であれば約15円、1,200W(強)であれば約30円です。
デメリットと安全性
セラミックファンヒーターは、出力が弱い傾向があり、広い範囲をあたためるには不向きです。
運転中の転倒や衣類の接触が火災の原因となる場合もあるので注意が必要です。
また、長時間にわたる温風によって低温やけどや脱水症状が起きたりするリスクがあります。
そのほか、温風を発生させるので、空気が乾燥したり、ホコリが舞ってしまったりします。
種類9.パネルヒーター
メインからサブ暖房まで幅広く活躍する暖房器具がほしい人にはパネルヒーターがおすすめ!
種類 | 性能 | ☆1 | ☆2 | ☆3 | ☆4 | ☆5 | その他 |
パネルヒーター | 暖める範囲 | ※空気を汚さない ※暖まるまで時間がかかる |
|||||
暖める早さ | |||||||
本体の価格帯 | 約4,000円~ | ||||||
コスト(1時間) | 約8円~約30円ほど |
メリットと機能
輻射熱(ふくしゃねつ)で周囲を暖めるので、熱源がむき出しのストーブなどと比較して安全性が高いです。
石油やガスを燃焼させないので、空気が汚れません。換気も不要であり、窓のない部屋でも使えます。
購入費用は4,000円~55,000円ほどで、幅広い性能の製品から選ぶことができます。
1時間の電気代は、300Wであれば約8円、1,200Wであれば約30円です。
デメリットと安全性
パネルヒーターは、部屋を暖めるのに時間がかかります。
すぐにでも部屋を暖かくしたい場合や、広い部屋を暖めたい場合は、別の暖房器具を検討したほうがよいでしょう。
製品によっては温度を高く設定すると、消費電力とともに電気代が高くなってしまうことがあります。
タオルや服などをパネルヒーターにかけて乾かそうとするなど、誤った使い方をすると火災の原因になります。
種類10.電気カーペット
居住空間の足元を暖かく保ちたい人には電気カーペットがおすすめ!
種類 | 性能 | ☆1 | ☆2 | ☆3 | ☆4 | ☆5 | その他 |
電気カーペット | 暖める範囲 | ※暖かさを実感しやすい | |||||
暖める早さ | |||||||
本体の価格帯 | 約1,700円~ | ||||||
コスト(1時間) | 約5円~約20円ほど |
メリットと機能
体を直接温める効果があるので、暖房効果を実感しやすく、消費電力も抑えやすくなっています。
エアコンと電気カーペットを組み合わせれば、エアコンの温度設定を低くして消費電力を下げることも可能です。
購入費用は1,700円~45,000円ほどで幅広い製品から選ぶことができます。
1時間の電気代は目安として、1畳タイプ(200W)が5円ほど、2畳タイプ(500W)が14円ほど、3畳タイプ(740W)が20円ほどです。
デメリットと安全性
座っている状態では下半身、立っている状態では足しか暖かさを感じられません。
部分的にしか暖房効果がないので、部屋全体を暖める効果は期待できません。
エアコンやガスファンヒーターのように風が発生しないので、電源が入っていることをうっかり忘れてしまいがちです。
皮膚の弱い方が長時間寝そべっていると、低温やけどを生じる恐れがあります。
種類11.電気毛布
眠るときに快適な暖かさがほしい人には電気毛布がおすすめ!
種類 | 性能 | ☆1 | ☆2 | ☆3 | ☆4 | ☆5 | その他 |
電気毛布 | 暖める範囲 | ※持ち運びやすい | |||||
暖める早さ | |||||||
本体の価格帯 | 約3,000円~ | ||||||
コスト(1時間) | 約0.81円~約2.16円ほど |
メリットと機能
他の暖房器具と比べて電気代が安いです。
持ち運びやすく車中泊や冬キャンプなど様々なシーンで活躍します。
購入費用は3,000円~25,000円ほどで幅広い製品から選ぶことができます。
消費電力は3W~80Wほどで、一時間あたり0.81円~2.16円ほどです。
デメリットと安全性
体を直接温める効果はありますが、部屋全体を暖めるような効果はありません。
付けっぱなしにして寝てしまうと脱水症状や低温やけどなどの危険があります。
また、入眠がスムーズになる一方で、睡眠の質の低下を招くとも言われています。
就寝前に電源を切るか、タイマーを利用するようにしましょう。
暖房器具のおすすめメーカー・ブランド
DeLonghi(デロンギ)
DeLonghi(デロンギ)は、イタリアを本拠機とする家電メーカーです。
日本ではエスプレッソメーカーがよく販売されている商品の1つであり、オイルヒーターも多くの種類を取り扱っています。
デロンギのオイルヒーターは部屋全体を暖められることが特徴で、換気をしたとしてもお部屋の体感温度をキープすることが可能です。
また、肌・喉が乾燥しくいことや空気を汚さないこともメリットなので、オイルヒーターを検討している人はチェックしておきたいメーカーと言えるでしょう。
Aladdin (アラジン)
Aladdin (アラジン)は、日本エー・アイ・シー株式会社が保有しているブランドです。
暖房機器・調理器具をメインに取り扱っており、レトロな外観の灯油ストーブは人気の商品として注目されています。
もちろん、灯油ストーブ以外にもグラファイトヒーターなどを販売しているので、暖房器具を探している場合はチェックしてみてください。
CORONA(コロナ)
CORONA(コロナ)は、石油ファンヒーターや石油ストーブなどを取り扱う総合住宅設備メーカーです。
暖房器具は多くの種類を取り扱っており、カーボンヒーター・セラミックファンヒーター、オイルレスヒーター、石油ファンヒーターなど用途に合わせて選ぶことができます。
特に、寒冷地でも快適に過ごせる暖房器具の取り扱いが多いので、冬の時期が過ごしくいと感じる人は確認しておきたいメーカーの1つです。
KOIZUMI(コイズミ)
KOIZUMI(コイズミ)は、大阪に本社を置く電気機器メーカーです。
さまざまな家電を販売していますが、シーズンの家電としてストーブやヒーター、こたつ、電気カーペットなどの暖房機器も取り扱いがあることは見逃せないポイントでしょう。
特に、電気ひざ掛けやホットカーペット、電気敷毛布などの電化製品を多く販売しているので、2つ目の暖房機器を購入したい人は要チェックです。
ELSONIC(エルソニック)
ELSONIC(エルソニック)は、東日本大震災をきっかけに本格始動したノジマのプライベートブランドです。
他のメーカーと同じく、さまざま家電を販売しており、暖房機器としてはホットカーペットや足元を暖めるヒーターなどを取り扱っています。
なお、エルソニックには他のメーカーより、低価格で高品質の商品を販売していることが特徴です。
そのため、コスパを重視して暖房機器を購入したい方はチェックしてみてください。
暖房器具の中で火災事故が発生しやすい種類は?
暖房器具は誤った使い方をすると火災事故が発生することがあります。
誤った使い方をしてしまいやすい暖房器具として挙げられるのが石油ストーブです。
灯油をタンクに給油したあと、ふたを完全に閉めずにストーブにタンクを戻すと、灯油がこぼれます。
灯油のふき取りが不十分な状態で点火をすると、残っていた灯油に引火して燃え広がってしまいます。
石油ストーブは停電時にも使えるので一定の需要がありますが、使い方を誤ると火災事故につながることをよく理解しておきましょう。
自分にあった暖房器具を見つけて冬を快適に過ごそう!
今回は、暖房器具の種類ごとにメリット・デメリット、コスト、安全性などを解説しました。
エアコンのように広い部屋を効率的に暖められる暖房器具もあれば、パネルヒーターのように狭い場所に設置できる暖房器具などもありました。
利用する場所の広さを想定して選ぶと、必要な暖房器具が定まってくるでしょう。
暖房器具は燃料を使うかどうかで、安全性が大きく変わってきます。
たとえば、ガスストーブのように燃料を使うタイプは一酸化炭素中毒のリスクがあります。
できるだけリスクを減らしたい方や、換気をするのが面倒だという方は、燃料を使わないセラミックファンヒーターのような電気ストーブも検討してみてください。
暖房器具の購入を検討している方はぜひ家電専門店ノジマにご相談ください。
ノジマ店頭では安全面を考慮し、石油・ガス製品お取り扱いしておりません。
事故などの可能性が低く、安全にお使いいただける製品を全てのメーカーからおすすめしています。
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