電気ケトルのおすすめのメーカーと選び方|設定温度や温度調節も詳しく解説
更新日時 : 2022-08-15 18:57
お湯を沸かすときにとても便利な電気ケトルは、容量が大きいファミリー向けのモデルや、一人暮らしでも使いやすいコンパクトサイズのモデルまで幅広く展開されています。
今ではなくてはならない家電のひとつになりつつある電気ケトルですが、種類が多すぎるために「どれを選べばいいのか、なかなか決められない…」という方は少なくないはず。
そこで今回は、電気ケトルの選び方を解説します。電気ポットとの違いや、メーカー別の特徴なども解説していくので、電気ケトルの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
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電気ケトルとは?
電気ケトルとは、電気でお湯を沸かす家電のことです。少量のお湯をすばやく沸かしたいときに重宝されています。
また、熱源に火を使わないため安全性が高く、かんたんなスイッチ操作だけで気軽にお湯を沸かせます。
電気ケトルと電気ポットはどっちがおすすめ?
電気ケトルと電気ポットはどちらもお湯を沸かす家電なので、どういう違いがあるのかわからない方は多いのではないでしょうか。
一般的に、容量が大きくて長時間の保温機能が付いているものが「電気ポット」、小容量で保温機能が付いていないものが「電気ケトル」に分類されます。
最近では保温機能付きの電気ケトルも販売されていますが、1時間程度の短時間しか保温できないものが大半です。
電気ケトルと電気ポットを比較したときのメリット・デメリットはこちら。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
電気ケトル |
・沸騰までのスピードが早い ・本体サイズがコンパクト ・電気代が安い |
・長時間の保温機能がない ・容量が小さい |
|
・長時間保温できる ・容量が大きい ・細かく温度調整できる |
・電気代が高め ・沸騰するまでに時間がかかる ・本体サイズが大きめ |
電気ケトルの容量は1L以下が多く、少量のお湯を沸かすことに適しています。また、本体サイズが小さいものが多いため、設置スペースがあまり確保できない一人暮らしでも使いやすいです。
一方の電気ポットは長時間の保温機能が魅力。容量は2L~4Lと大きいものが多いため、一日に何度もお湯を沸かす必要がありません。
しかし、保温機能や温度調整機能などがしっかりしている分、電気ケトルよりも電気代がかかるというデメリットがあります。
それぞれ特徴が異なるため、両方のメリット・デメリットを踏まえ、自分の使い方や環境に合ったほうを選ぶことが大切です。
電気ケトルの基本的な選び方
電気ケトル選びで失敗しないために、チェックしておきたいポイントを解説します。
容量・サイズで選ぶ
電気ケトルの容量は0.5L~1.5Lと展開されているため、利用シーンや家族構成を想定して選びましょう。
たとえば、1杯あたり300mL~500mLのカップ麺を2人で食べるなら、1L以上の電気ケトルが必要になります。
一人暮らしの方は、0.8L以下のコンパクトなモデルがおすすめです。
家族で電気ケトルを使用する場合は、1人分0.5Lを目安に選んでみてください。
必要以上に大きい電気ケトルを購入してしまうと置き場所に困ったり、無駄に電気代がかかったりすることがあるので注意しましょう。
消費電力で選ぶ
お湯を沸かすスピードは消費電力の大きさに左右されます。電気ケトルの消費電力は700W~1,300W程度が一般的です。
できるだけ早くお湯を沸かしたい場合は、1,200W以上のモデルを選びましょう。
ただし、消費電力が大きいと、ほかの家電と同時に使っているときにブレーカーが落ちやすくなってしまうので注意が必要です。
保温機能で選ぶ
近年は、保温機能を搭載した電気ケトルが増えてきました。
一度沸かしたお湯を何回かに分けて使いたい方は、保温機能をチェックしてみましょう。
なお、電気ケトルの保温機能を使って保温できるのは1時間程度が大半です。
電気ポットのような長時間の保温効果は期待できません。
温度設定機能で選ぶ
電気ケトルのなかにはお湯の温度を設定できるものがあります。
コーヒーや紅茶など自分好みの温度で飲みたい方は、1℃単位で温度設定ができる電気ケトルを選ぶと良いでしょう。
5℃~10℃単位で設定できる電気ケトルも多く、温かい飲み物を飲みたい温度で楽しむことができます。
便利な5段階調節など、電気ケトルを選ぶ際に温度設定機能に予算をかける価値は十分にあります。
温かい飲み物のだいたいの適温は以下の表のとおりです。
100℃ | 紅茶・玄米茶・ほうじ茶 |
95℃ | 紅茶・コーヒー |
90℃ | コーヒー |
80℃ | 煎茶・抹茶 |
60℃ | 玉露 |
安全機能で選ぶ
電気ケトルは安全性の高い家電ですが、お湯がこぼれたり熱い蒸気に触れたりすると、やけどする危険性があります。
より安全に電気ケトルを使いたい方は、安全機能が充実したものを選ぶようにしましょう。
ここでは代表的な安全機能を紹介します。
空焚き防止機能
空焚き防止機能は、水が入っていない状態で稼働しているときにセンサーが空焚きを検出し、電源を自動でオフにする機能です。空焚きによる故障や事故を防いでくれます。
転倒お湯漏れ防止構造
転倒お湯漏れ防止構造は、本体が倒れたときに中に入っているお湯をこぼれにくくする構造です。ただし、全くこぼれないことを保証するわけではないので注意が必要です。
蒸気レス構造
蒸気レス構造は、お湯を沸かしているときに高温の蒸気を出ないようにする構造です。キッチンで作業中のうっかり火傷の防止につながります。
本体二重構造
本体二重構造は、本体表面の温度が高くなりすぎないようにする構造です。また、沸かしたお湯の熱が逃げにくいため、保温性にも期待できます。
素材で選ぶ
電気ケトルの本体に採用されている素材は、「プラスチック」「ステンレス」「ガラス」の3種類あります。素材によって特徴が変わってくるので、重視したいポイントを考えたうえで選びましょう。
プラスチック製
プラスチック製の電気ケトルは本体の重量が軽く、女性でも使いやすくなっています。また、リーズナブルな価格のものが多いため、コスパ重視で選びたい方におすすめです。
一方で、ステンレス製やガラス製と比べると耐久性が低い傾向にあります。
ステンレス製
ステンレス製の電気ケトルは耐久性に優れていて、傷つきにくくなっています。本体価格は割高ですが、付着した汚れが落としやすいため、お手入れが簡単です。
そのほかに保温性に優れているところがメリットとしてあげられます。しかし、稼働中に本体表面が熱くなりやすいので、やけどしないように注意が必要です。
ガラス製
ガラス製の電気ケトルはデザイン性に優れています。おしゃれなモデルが多いため、インテリアにも馴染みやすいです。また、電気ケトルの中身が外から見えるので、お湯の量をひと目でチェックできます。
主なデメリットは耐久性の低さです。体がぶつかって床に落としたりしてしまうと、本体が割れる恐れがあります。
プラスチック製・ステンレス製・ガラス製の特徴と違い
ここまで説明した素材の違いを、表で比較してみました。
素材 | メリット | デメリット |
プラスチック製 |
・安い ・軽い ・販売数が多いので手に入れやすい |
・汚れや傷がつきやすい ・適度なお手入れをしないと雑菌が増える |
ステンレス製 |
・頑丈な作り ・汚れにくい |
・本体が熱くなりやすく火傷に注意 ・重い |
ガラス製 |
・味に変化が起こりにくい ・汚れが落としやすい ・外側から中のお湯の様子が見れる |
・重い ・急激な温度変化や衝撃に弱い |
価格の安さ・頑丈さ・味の変化まで、それぞれの素材のメリットがある一方で重さや安全性などのデメリットがあります。
家族構成によって重視したいポイントをおさえて選んでみてくださいね。
注ぎ口で選ぶ
電気ケトルの注ぎ口は用途に合わせて選びましょう。
カップ麺や調理用にお湯を沸かすことが多い方は、一度にたくさんのお湯を注げる「三角口」タイプがおすすめです。
コーヒーのハンドドリップで使うことが多い方は、お湯の量を調節しやすい「細口」タイプの電気ケトルをチェックしてみてください。
電気ケトルのおすすめメーカー
電気ケトルを展開しているおすすめメーカーの特徴を解説します。各メーカーの違いを参考に、自分に合った電気ケトルを選びましょう。
ティファール(T-fal)
ティファールは、調理家電やフライパンなどを取り扱っているフランスの家電メーカーです。
品質の高さに定評があり、世界初のコードレス式電気ケトルでも知られています。
電気ケトルは、一人暮らしでも使いやすいコンパクトサイズのモデルからファミリーにぴったりな大容量モデルまで幅広く展開。
ティーポットの代わりや、直接フルーツを入れてフルーツティーが作れるガラス製のケトルなど、ラインナップが充実しています。
象印マホービン(ZOJIRUSHI)
象印マホービンは、安全性と使い勝手に優れた電気ケトルや、家電製品を展開するメーカーです。
注ぎ口のほこりブロック構造や汚れがつきにくいフッ素加工内容器など、お手入れのしやすさにもこだわって作られています。
「ハンドドリップモード」機能に対応しているモデルならスイッチを切り替えて湯量を調節可能で、コーヒードリップの際に便利です。
また、「1時間あったか保温」機能をオンにしておくと、約90℃で約1時間の保存ができます。
タイガー魔法瓶(TIGER)
タイガー魔法瓶は、電気ケトル「わく子」が有名な調理家電メーカーです。
シンプルで安い「5SAFE+」シリーズ、カップ1杯分の水を約45秒の業界最速スピードで沸騰させる「6SAFE+」シリーズ、タイガー初の温度調節機能を搭載した「7SAFE+」シリーズの3種類を展開しています。
いずれの電気ケトルも安全機能が充実しているため、安全性が心配な方でも気軽に利用できるでしょう。
デロンギ(De’Longhi)
デロンギは、コーヒーメーカーやオイルヒーターで知られるイタリアの家電ブランドです。
デザイン性に優れた商品が特徴的で、おしゃれな電気ケトルを数多く展開しています。
デロンギの電気ケトルは電源コードホルダーが搭載されていたり、取り外し可能なフィルターが搭載されていたりと便利な機能が充実。
見た目だけでなく、使いやすさにもこだわった作りになっています。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
アイリスオーヤマは、電化製品や家具などを幅広く展開しているメーカーです。
リーズナブルな価格に定評があり、高いコスパを誇っています。
電気ケトルについては、おしゃれなデザインケトルやガラスケトル、鍋や炊飯器としても使えるクッキングケトルなどラインナップが豊富です。
電気ケトルを安く手に入れたい方は、一度チェックしてみてください。
まとめ
今回は、電気ケトルの基本的な選び方を解説しました。
どのメーカーも、デザインや機能が高い商品が出ていて迷ってしまいますね。
ノジマでは、いろんなメーカーの電気ケトルを取り扱いしております。
また、メーカー販売員がいないため、お客様のご要望に合った商品をより公平にご案内することができます。
ぜひ、電気ケトルをご購入の際はノジマへご来店くださいませ。
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