USBメモリの選び方を徹底解説! 容量や速度、メーカーなどの違いは?
更新日時 : 2022-07-25 12:07
USBメモリは、大切なデータを記録する重要なアイテムです。
最近では、セキュリティ機能や紛失対策付きの商品が発売されていたり、人によって保存するデータが異なるので、必要な容量に迷ってしまいがちです。
少しでもご自身の使い方にあったUSBメモリを選ぶためには、選び方の基準を知っておくことが大切です。
そこで今回はUSBメモリの選び方を徹底解説していきます。
容量や速度、メーカーなどの違いを解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
動画でも1分解説!USBメモリの選び方
USBメモリはどれを選んでも同じ?
USBは、Universal Serial Bus(ユニバーサル シリアル バス)の略称であり、パソコンに周辺機器を接続するための規格です。
パソコンには接続用のUSBポートが搭載されています。
USBメモリは、USBポートに挿入してパソコンのデータを記録できるデバイスです。
いずれの製品もスティック状でとてもコンパクトであり、見た目はほとんど変わらないので、どれを選んでも同じように見えてしまうかもしれません。
しかし、スペックや機能などが異なり、値段も大きく違ってきます。
たとえば、記録できるデータの量が少ないにも関わらず、数千円以上の値段がするUSBメモリがあります。
高価なUSBメモリを購入して損をしたり、安いUSBメモリを購入して機能不足を感じたりしないよう、選び方を押さえておくことが重要です!
USBメモリの選び方
自分にピッタリのUSBメモリはどのように選べばよいのでしょうか。USBメモリの選び方を解説していきます。
基準1.使用するデバイス
パソコンやiPhone、Androidスマートフォンなどによって、USBメモリを挿入するポートの形状が異なります。
使用するデバイスに適したコネクタを持つUSBを選ぶ必要があります。
コネクタの名称と接続対象をまとめてみます。
コネクタの名称 | USB A端子 |
Micro USB Type-B |
USB Type-C |
Lightning端子 |
---|---|---|---|---|
接続対象の例 | Windowsパソコン |
旧型のAndroidスマートフォン |
新型のMacBookや新型のAndroidスマートフォン | iPhoneやiPad |
最近では、1つのUSBメモリに2種類のコネクタが搭載されているUSBメモリがあります。
たとえば、片側にiPhoneに挿し込めるコネクタ、反対側にパソコンに挿し込めるコネクタが搭載されている製品です。
複数のデバイスを利用する方は、複数のコネクタが搭載されているUSBメモリも検討してみてください。
基準2.転送速度
USBメモリの転送速度が遅いと、ストレスを感じてしまいますよね。USBメモリは規格によって転送速度が異なります。
各規格のデータ転送速度は、以下のようになります。
規格 | 転送速度 |
---|---|
USB2.0 |
最大480Mbps |
USB3.0 |
最大5Gbps |
USB3.1 Gen2 |
最大10Gbps |
転送速度の速い規格のUSBメモリでも、パソコンのUSBポートの規格によっては転送速度が低下します。
たとえば、USBメモリの規格がUSB3.1 Gen2だとしても、パソコンのUSBポートの規格がUSB2.0だと転送速度は最大480Mbpsになります。
ちなみに、USB3.0とUSB3.1 Gen2は、接続部の内部が青色です。USB2.0と簡単に見分けられるようになっています!
基準3.容量
保存するデータの種類によっては、あっという間に空き容量がなくなってしまう場合もあります。
最終的に別のUSBメモリを購入することになれば、損をしてしまいますよね。
したがって、USBメモリは保存するデータによって選ぶのが基本です。
容量 | 目的 |
---|---|
4GB~8GB | WordやExcelなどのデータは、4GB~8GBがおすすめ |
32GB~64GB | 音楽やビデオ、写真などは、32GB~64GBがおすすめ |
128GB以上 | パソコンのデータをバックアップしたい方は、128GB以上がおすすめ |
ただ実際に保存できる容量は、記載されている容量より5%ほど少ないです。
容量が倍になっても値段は倍にはならないので、少し多めのUSBメモリを選ぶことをおすすめします。
基準4.耐久性
USBメモリのデザインは基本的にスティック状なので、パソコンから出っ張ってしまい、衝撃による故障のリスクが高いです。
USBメモリへの衝撃に不安があれば、ミニマムタイプがおすすめです。
ミニマムタイプであれば、USBの出っ張る部分の長さが少ないので、衝撃による故障のリスクを低下させられます。
USBメモリが濡れてしまうことが不安な方もいるでしょう。シリコンラバー製のボディなど、防水耐性がある製品も検討してみてください。
基準5.コネクタの収納方法
USBメモリは、コネクタ部分の収納方法にも違いがあります。
種類 | 特徴 |
---|---|
キャップ式 |
・本体のコネクタ部分にキャップをつけてカバーできるタイプ ・構造がシンプルなので、比較的安価で購入できる製品が多い ・USBメモリを使うたびにキャップを外すのが面倒で、外したまま紛失してしまう恐れがある |
スライド式 |
・本体のレバーをスライドさせるとコネクタを出し入れできるタイプ ・キャップを紛失してしまう心配がない ・レバーが壊れてしまうとコネクタを出し入れできなくなるリスクがある |
ノック式 |
・ボールペンのように片手でノックすることでコネクタを出し入れできるタイプ ・取り外すときに自動でコネクタが収納される製品を選べば、コネクタを出したまま収納してしまうリスクも減らせる |
基準6.紛失対策
USBメモリは小さいので紛失が心配な方もいるでしょう。
USBメモリには、ジョイント式のネックストラップが付属されていて、首にかけられる製品もあります。
紛失や置忘れが心配な方は、ストラップが着脱できるタイプのUSBメモリを買うことをおすすめします。
基準7.セキュリティ
USBメモリを紛失してしまったときに、悪意のある第三者の手に渡ってしまうと、データを悪用されてしまう恐れがあります。
情報漏えいの不安をなくしたいのであれば、セキュリティ機能のあるUSBメモリがおすすめです。
たとえば、パスワードを設定できるUSBメモリや、自動暗号化機能が搭載されたUSBメモリがあります。
ただ、プログラム領域の存在によって利用できる容量が少なくなります。
基準8.データの復旧
USBメモリのデータを誤って消してしまうこともありますよね。
データの消去が不安であれば、データの復旧に対応しているUSBメモリを選ぶことも大切です。
たとえば、データ復旧ソフトによって消去したデータを元通りにできるUSBメモリがあります。
大切な思い出の写真や動画を失いたくない方にピッタリです。
USBメモリを選ぶときはメーカーもチェック!
USBメモリを選ぶときにメーカーの違いが気になる方もいるでしょう。代表的なメーカーの特徴をご紹介していきます。
メーカー1.BUFFALO(バッファロー)
BUFFALO(バッファロー)は、「つなぐ技術で、あなたに喜びを」というテーマを掲げて、誰でも簡単かつ快適にデジタルデータを保存・再生できる喜びを提供しているメーカーです。
表と裏の向きを気にせず機器に接続できるUSBメモリを販売しています。USBメモリをストレスなく接続できるのが魅力です。
メーカー2.SONY(ソニー)
SONY(ソニー)は、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす。」という存在意義を掲げて、電子機器や家電製品を販売しているメーカーです。
丈夫なメタルボディを採用したUSBメモリがあり、壊れにくい製品をお探しの方にピッタリでしょう。アクセスLEDを搭載しており、データの転送状態も知らせてくれます。
そのほか、ストラップホールが大きめで、さまざまな形状のストラップを装着できるUSBメモリもあります。
メーカー3.ELECOM(エレコム)
ELECOM(エレコム)は、「LIFESTYLE INNOVATION」の実現を目指して新たな領域に挑戦し続けているメーカーです。
パソコンやスマートフォン、タブレットをまとめてバックアップできるUSBメモリが便利です。
USB-AコネクタやLightningコネクタのほかにUSB Type-C変換アダプタもついています。
そのほか、「誤消去防止機能ソフト」に対応したUSBメモリも提供しています。
選び方の基準を押さえて自分に適したUSBメモリを見つけよう!
USBメモリの選び方を解説しました。USBメモリを選ぶ基準は意外と多く、驚いた方もいたのではないでしょうか。
USBメモリの容量は、書類や動画、音楽など、保存するデータによって選ぶのが基本です。
容量が増えると価格が高くなってしまいがちですが、最近では安価に購入できる製品も増えてきています。
容量や転送速度など以外にも、紛失対策や耐久性、セキュリティなどにも着目する必要があります。
選び方の基準を押さえて自分に適したUSBメモリを見つけてみましょう!
ノジマでは、豊富な種類のUSBメモリをご用意しています。ぜひ一度お近くのノジマ店舗へお越しください!
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