雨の日はネットが繋がりにくい?ウソのような理由

更新日時 : 2024-11-11 15:48

雨の日にネットが繋がりにくくなるって本当?

雨の日はなんとなく、ネットが遅い、繋がりにくいと感じたことはありませんか。

天気で変わるものなの?気のせいかな?と思うかも知れませんが、そんなことが…という理由が隠れているんです。

雨でなくても遅いという方も、ネット速度の測り方から早くなる方法までご紹介します!

動画でもご覧いただけます!

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<目次>

雨の日にネットの調子が悪くなる原因は?

原因は状況や環境によりさまざま考えられますが、一般的に以下のようなものがあります。

電波が届きにくい

電波が届きにくい
 
無線LANやモバイルルーターなど、Wi-Fiでインターネットを利用している場合、影響が出ます。

電波は水に当たると吸収されてしまうという性質を持っています。
そのため、通信会社の基地局から電波を飛ばすモバイルルーターは、特に雨の影響を受け、不安定になりやすいのです。

なら自宅のWi-Fiは大丈夫かというと、そうとも限りません。

Wi-Fiの電波は横へ移動する性質で、上下の移動は苦手です。

例えば2階建ての家で、1階にルーター、2階でインターネットを利用している場合、電波は直接真上の天井を突き抜けては行けません。
そんなときは、窓から一度外へ出て、二階の窓から入って受信している場合も多いです。
そして一度外へ出た時に雨の影響を受け、電波が弱くなってしまうのです。

また、固定回線でもADSLは天気の影響を受けやすいです。

教えて、コンさる!

モバイルルーターって?

持ち運びができるルーターで、いつでもどこでもWi-Fiに繋げられるんです。
自分専用のWi-Fiスポット、のようなイメージですね。

ネット利用者が多い

ネット利用者が多い
 
ウソかと思うかも知れませんが、インターネットの利用者が多いことが原因で繋がらないことは意外に多いです。

特に天気が悪いと外出を控える人が増え、その分多くの人がインターネットを利用します。また突然の雨では、いつごろ止むかと天気予報を検索する人も多いです。

そのためインターネットの回線が渋滞し、遅くなってしまうのです。

夜間や昼休み時に遅く感じるのも、実はこれが原因です。

通信設備のトラブル

インターネットは、家とインターネットを提供する会社の設備を回線で繋げることで、利用できます。

激しい雨風で回線の中継機器が漏電したり、雷雲からのノイズで悪影響がでたりして、調子が悪くなることがあるようです。

近所では弱い雨でも、設備の近くで落雷などがあると、影響は出てしまいます。

自分のネット環境はどうなってる?

通信設備のトラブルは残念ながらどうにもなりませんが、個人でもできる対策はあります。
まずは、ご自身のネット環境を確認してみましょう。

遅くなっているのか確認

実際に遅くなっているのかは簡単に確認できるので、一度試してみることをおすすめします。

googleの検索で、「スピードテスト」と検索してください。

インターネット速度テスト

すると、検索結果に上図のインターネット速度テストが表示されます。「速度テストを実施」をクリックすれば、1分ほどで速度がわかります。

このテストなら速度だけでなく、下図のようにメントをくれるので、わかりやすいですね。

インターネット速度テスト結果

計測結果を見て、「○○Mbps出るって書いてあったはずなのに少ない!」と思われる方もいるのではないでしょうか。

基本的にプロバイダが提示している速度はベストエフォート型と言って、あくまで理論上最大で出る速度のことです。
実際はさまざまな要因から、そのスピードを出すのは難しいのです。

しかし、たとえばYoutubeの動画を見るだけなら5Mbpsもあれば十分なので、ご安心ください(4K画質になると別ですが)。

速度を確認してみて遅いなら、以下を試してみてください。

ルーターの移動

ルーターに近づく、またはルーターを近づけることで、速度が上がる可能性があります。
すぐにできる方法なので、可能であれば試してみてください。

ルーターを置く場所によっても、速度が改善される可能性があります。
詳しくは、下記ページでご紹介しています!

Wi-fiが繋がらない・遅い・不安定・・・原因はルーターの〇〇にあった!?

プロバイダに確認

光回線は天候の影響をほとんど受けません。
しかしよほどの悪天候であれば、断線したり、通信機器のトラブルが発生している可能性はあります。

トラブルの有無はプロバイダに確認できますが、トラブルがあった場合は復旧を待つしかありません

ネット利用者が多くても、もう怖くない?

ネット利用者が多くて遅くなったとしても、他のネットユーザーに「控えてください!」なんて言うわけにはいきませんよね。
また、たとえ利用者数が多くなかったとしても、近くにネットヘビーユーザーがいる場合、回線が圧迫され、遅くなることがあります。

そんな問題を解決してくれるのが、「IPv6」です。

インターネットの広告などで、目にしたことはあるかもしれません。

IPv6とは簡単に言うと、インターネットの通り道、道路のようなものです。インターネットを利用して、行き来するデータが車です。

現在ほとんどの人が、IPv4という道路を使っています。ネット利用者が多いと、IPv4道路に大量の車(データ)が通り、渋滞してしまいます。
そこで渋滞緩和のために、新しい道路を作ることにしました。

それが、IPv6です。

IPv6道路を走れるのは、IPv6に対応したプロバイダと機器を使っている人だけ
なのでネット利用者が多くても、IPv6道路を走る車が少ないので、渋滞の心配がありません。
IPv4とIPv6のイメージ

IPv6の確認方法

ご自身がIPv6に対応しているかどうかは、ご利用中のプロバイダにご確認ください。
対応している場合、すでにIPv6の道路を使用している可能性があります。

今使っている道路がどっちなのかは、判定サイトにアクセスするだけで簡単にわかります。

例えばKDDIのホームページにアクセスし、右上の表示を見てください。

「via IPv6」と表示されていれば、既にIPv6に対応しています。
「via IPv4」と表示されている場合、残念ながらIPv4道路を走っています。

IPv6に対応しているのにIPv4と表示された方は、まずお使いのルーターがIPv6に対応しているか、ご確認ください。
また、パソコンでもIPv6の設定をする必要があります。

STEP1

コントロールパネルを表示します

コントロールパネルを表示

STEP2

「インターネットの状態とタスクの表示」をクリックします

インターネットの状態とタスクの表示

STEP3

「アダプターの設定変更」をクリックします

アダプターの設定変更

STEP4

無線なら「Wi-Fi」有線なら「イーサネット」を右クリックし、プロパティをクリックします

プロパティをクリック

STEP5

「インターネットプロトコルバージョン6」にチェックが入っているか確認し、プロパティをクリックします

インターネットプロトコルバージョン6

STEP6

IPv6アドレス、DNSサーバーのアドレスをともに自動的に取得するにチェックを入れます

自動的に取得するにチェック

STEP7

OKをクリックして閉じます

インターネット環境を見直してみる

モバイルルーターやADSL、一部のケーブルテレビでインターネットを利用している場合、天気の影響はあります。
電波やケーブルが雨風の影響で弱くなったり、ノイズが入ってしまうのが原因です。
天気に左右されずインターネットを楽しみたいなら、光回線への乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか

また、激しい雨や雪、台風などでテレビが映らなくなった経験はありませんか?
これは、雨や雪で電波が遮られたり(特に衛星放送)、強い風でアンテナの向きが変わったり、台風で折れたりすることが原因の一つです。

光回線を引けば、光テレビというサービスも利用できます。
この光テレビは悪天候に強い光回線を使い、さらにアンテナも必要ないため、快適にテレビ視聴ができるんです。

参考記事

光回線のおすすめ比較【2020年版】マンションや戸建てタイプ共に紹介

検討される場合は、見直しは慎重に、そして快適なインターネットライフを楽しんでください。

ノジマ店頭では、お客様のニーズに合った光回線をご案内いたします。
ぜひ、お気軽に店頭スタッフまでお問い合わせください。

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