洗濯機はドラム式か縦型かどっちがおすすめ?両方使用したからこその考察!
更新日時 : 2024-02-16 11:14
洗濯機はドラム式と縦型、置き場所にもよりますが購入の際にどちらがいいのか?悩みますよね。
「洗濯機おじんさん」歴10年以上の私が経験のお話も交えて皆さんと一緒に考察していきたいと思います!
まず初めに縦型とドラム式の違いから紹介させていただきます。
この記事を書いたスタッフ ままともプラザ町田店 望月 功二
普段はノジマ ままともプラザ町田店で、洗濯機や冷蔵庫、炊飯器などの販売をしており、皆様の暮らしに少しでもお役にたてるよう心がけております。
洗濯機に興味がある方は、ぜひ1度店頭までお越しください!
縦型洗濯機(全自動洗濯機)の考察
縦型洗濯機は、昔からあるタイプで二層式洗濯機に対して、「全自動洗濯機」として一般的に販売されている一層式の洗濯機です。
洗濯槽の下に羽が付いていて、水を撹拌(かくはん)させて洗います。
縦型洗濯機のメリット
洗浄力が高い!
タップリの水量で洗剤を泡立たせて撹拌しながら衣類同士を「こすり洗い」して頑固な泥汚れなどを落とします。
サイズがコンパクト!
洗濯槽はドラム式と比べて本体がコンパクトです。
ドラム式は大きくて置けないということもありますが、縦型ならほとんどの家庭で使用することができます。
そのため、一人暮らしの方や置き場所が限定されてしまう賃貸物件、古い家屋などに選びやすいです。
価格がドラム式に比べて安価!
縦型は各メーカーさんがドラム式に比べて安価に設定されています。
ご使用のキロ数に合わせて選べるのも嬉しですよね♪
洗濯ネットがネジネジしづらい!
これはあくまで私の使用感ですが、大きめの洗濯ネットに少量の洗濯物を入れたときの洗濯後のネットの捻れがドラム式に比べて少ないです。
ドラム式ですと某有名人のマフラーぐらいねじれることがありました(あくまで私の意見です!)。
縦型洗濯機のデメリット
節水が不得意。
縦型洗濯機はその形状理由からどうしても多くの水を使用しますので節水性はドラム式に比べて低くなります。
衣類が傷みやすい。
「こすり洗い」をする為どうしても衣類が同士が擦れてしまいドラム式に比べて傷みやすくなってしまいます。
おしゃれ着などは通常洗濯コースではなくおしゃれ着洗いコースでネットに入れていただくひと手間が必要になります。
水量によっては汚れが落ちにくい
水量が多ければ、汚れが落ちやすいと思うかもしれません。
しかし、水量が多すぎると洗濯物同士の摩擦が起きず、汚れが落ちにくくなります。
汚れをきちんと落としたい方は、水位を細かく設定できる洗濯機を選ぶことも大切です。
腰にくる‥。
大きな洗濯物(毛布など)上から出す際に取りにくさと重みで私の腰にダメージがでます。
身長が高くない方はキロ数が大きい縦型ですと取りにくい場面もあるかも‥
ただ、最近では洗濯物の取りやすさにこだわった縦型洗濯機も登場しています。
たとえば、投入面積が大きくて毛布などもサッと取り出せる洗濯機があります。
縦型洗濯機を選ぶときは、投入口の大きさや取り出しやすい工夫もチェックしてみましょう。
縦型洗濯機の選び方
縦型洗濯機の選び方の基準を確認してみましょう。
基準1.洗濯容量
縦型洗濯機はドラム式洗濯機と比較して洗濯容量のバリエーションが豊富です。
洗濯容量の目安は、2~3人の家族であれば6~7kg、3~4人の家族であれば8~9kg、4人以上の家族であれば10kg~です。
毛布やシーツを洗いたいのであれば、それぞれ1kg大きいサイズを選びます。
容量が異なっても本体サイズが変わらないシリーズもあるので、設置スペースが狭いからという理由で容量の小さな洗濯機を選ばないようにしましょう。
基準2.節約機能
縦型洗濯機は水を多く使用するので、節約機能に着目することも大切です。
その点、最近では縦型洗濯機でも少ない水で洗濯できる製品も増えています。
たとえば、洗濯物の量や汚れなどに応じて水量を細かく設定できる縦型洗濯機があります。
細かく水位を調整できれば節水できるので、水道代も減らせるでしょう。
そのほか、節約の観点からはAIを搭載した縦型洗濯機もおすすめです。
自動で洗濯を最適化してくれるので、使用水量だけでなく消費電力量、運転時間などを減らせます。
ドラム式洗濯機の考察
ヨーロッパなどでは比較的古くから採用されていましたが軟水の日本では汗や泥汚れが落ちにくく住宅事情から一般的ではありませんでした。
しかし、2000年代に入ってから小型、温水機能付きなど性能が向上して多くの方にも使用されています。
洗濯槽が横や斜めで横から洗濯物を入れられるのが特徴です。
ドラム式洗濯機のメリット
節水性が高い!
ドラム式洗濯機は洗濯槽の約1/3に水を入れて洗うので縦型と比べて節水性が高いです。
衣類に優しい!
洗濯槽が横に回転するので「たたき洗い」になり衣類同士が擦れにくく傷みにくいです。
乾燥機能が便利!
共働きのご家庭や赤ちゃんがいて目が離せないお母さんなど洗濯後に乾燥までしてくれるので便利ですよね。
縦型洗濯機にも乾燥機能付きのモデルはありますが、主にヒーター乾燥という方式を取っています。
ドラム式洗濯機では衣類が傷みにくく効率よく乾かすことのできるヒートポンプ乾燥の機能を持つモデルを選ぶことができます。
乾燥機能を重視した場合、ヒートポンプ乾燥の機能を搭載したドラム式洗濯機を選ぶと良いでしょう。
見た目がオシャレ
ドラム式洗濯機は見た目がスタイリッシュでオシャレな製品が多いです。
“我が家は縦型洗濯機しか使ったことないんだけれども
ドラム式のオシャレ感が羨ましくはあるのよね”
“YouTubeで見るオシャレなお宅は、ドラム式の洗濯機が多いなぁ…ドラム式だからオシャレに見えるのか⁈”
縦型と同じ洗濯機なのに、ドラム式がオシャレだと感じている方はたくさんいます。
生活感を出したくない場合や室内をオシャレな空間にしたい場合にも、ドラム式は適しているでしょう。
ドラム式洗濯機のデメリット
サイズが大きい。
ドラム式は乾燥機能も付いている為、縦型に比べてサイズが大きくなってしまいます。
また、横から洗濯物を出すので扉が開くスペースも必要になります。
設置スペースの問題以外にも、搬入経路を確保できるかも重要なポイントになってきますので、玄関や廊下、角が曲がれるかなど、購入前にしっかり確認をしましょう。
洗浄力がやや劣る。
私も子どもが小さい時はドラム式でしたが大きくなるにつれ汚れの種類が泥、汗汚れになってくると縦型の方がしっかり落ちる印象です。
ドラム式は節水性が高いので、どうしても水が少量なのも理由の一つですね。
しかし、最近の機種は温水機能などで洗浄力がアップしているものもあります。
購入する機種によっては、縦型洗濯機の洗浄力に引けをとらず、大きな差を感じることも無いでしょう。
色移りしやすい。
少量の水で洗うので色移りがしやすいです。
縦型が全く無いわけではないですがより白物、色柄物を分けて洗うことをおすすめします!
お値段が‥。
各メーカーさんから出ていますが、ほぼ縦型洗濯機に比べて高価になります。
乾燥機能付き、最近では携帯電話と連動もできるので納得できるレベルではあります。
ランニングコストの面で考えた場合は、水道代が節約できるため、縦型洗濯機より安く運用できます。
ドラム式洗濯機の選び方
ドラム式洗濯機を選ぶときの基準もチェックしておきましょう。
基準1.生地の仕上がり
ドラム式洗濯機はたたき洗いで生地のパイルが寝てしまうのでゴワつきやすくなっています。
ドラム式でもふんわりとした仕上がりを重視するのであれば、大風量の風をあてて乾燥できる洗濯機を検討してみましょう。
基準2.乾燥フィルターの掃除機能
乾燥機能のある洗濯機では、乾燥フィルターのお掃除が必要です。
フィルターのお手入れのしやすさまで把握しておくと後々便利に感じます。
たとえば、乾燥時に発生する綿ゴミがたまったら、レバーを押すだけでキレイにかき出してくれる製品があります。
ほかには、洗濯運転前と乾燥運転中にほこりを検知して、自動でお掃除してくれる製品もあります。
乾燥フィルターのお手入れ機能には意外と違いがあるので、見過ごさずにチェックしましょう。
縦型洗濯機とドラム式洗濯機の比較表
縦型洗濯機とドラム式洗濯機を、洗浄力、節水性、サイズ、価格(性能含めて)、乾燥機能で比較した表を用意しました。
参考までにご覧ください。
|
洗浄力 |
節水性 |
サイズ |
価格(性能含めて) |
乾燥機能 |
縦型洗濯機 |
◎ |
△ |
◎ |
◎ |
△ |
ドラム式洗濯機 |
◯ |
◎ |
△ |
◯ |
◎ |
ドラム式と縦型を選ぶときに知っておきたい洗濯機のメーカー
ドラム式と縦型を選ぶときに洗濯機のメーカーも気になりますよね。
ここからは洗濯機のメーカーについてご紹介していきます。
メーカー1.HITACHI(日立製作所)
HITACHIは「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」という企業理念を掲げる洗濯機メーカーです。
高濃度洗剤液と大流量シャワーで洗濯する「ビートウォッシュ」という縦型洗濯機を販売しています。
洗い方や時間を自動調整してくれるAI機能も便利です。
その一方でドラム式洗濯機の主力製品は「ビッグドラム」です。
時速約300kmの高速風でシワを伸ばせるので、普段着がきれいに仕上がります。
除菌清潔プラスコースでは、湿気を含む温風で衣類を加熱して除菌・消臭できます。
メーカー2.Panasonic(パナソニック)
Panasonicは、「A Better Life, A Better World」を掲げ、より良い暮らしの創造を目指している洗濯機メーカーです。
オシャレなドラム式洗濯機として注目されているのがCuble(キューブル)です。
水平・垂直を活かしたキュービックフォルムはシンプルで美しく、インテリアのようなデザインになっています。
オシャレなドラム式洗濯機を選びたい方にピッタリのメーカーでしょう。
魅力的な機能やコースを搭載した縦型洗濯機も販売。
洗剤を泡にして汚れを効果的に落とす「スゴ落ち泡洗浄」機能や、洗濯と除菌を同時に行える次亜除菌コースなどが便利です。
縦型洗濯機とドラム式洗濯機のおすすめ製品
ここまで縦型洗濯機とドラム式洗濯機の特徴を比較してきましたが、具体的な製品が気になってきた方もいるのではないでしょうか。
引き続き縦型洗濯機とドラム式洗濯機のおすすめ製品についてご紹介していきます!
おすすめ洗濯機1.HITACHI(日立製作所)全自動洗濯機[高濃度洗剤液で洗う2ステップウォッシュ]【洗濯5.0kg/ピュアホワイト】 NW-50J-W
HITACHIのNW-50J-Wは、2ステップウォッシュによって衣類を洗う縦型洗濯機です。
少ない水で溶かした高濃度洗剤液で洗ってから水位を上げてしっかり洗います。
おいそぎコースを使えば、時間がないときにもサッと洗濯できます。
毎日使うタオルや部活で使うジャージなど、少量で軽い汚れの衣類を素早くきれいにできるのが便利です。
おしゃれ着コースでは、遠心力による押し洗いで衣類に水を浸透させ、形くずれを抑えて洗浄。お気に入りの洋服も家でやさしくきれいにできますよ!
風脱水に対応していて、部屋干し時間を短縮できるのも特徴です。高速回転で空気を取り込み、化繊衣類の水分を飛ばすことができます。
よく部屋干しをする方にとっては見過ごせない機能でしょう。
おすすめ洗濯機2.AQUA (アクア)ドラム式洗濯乾燥機 [大容量12kgまっ直ぐドラム][AIウォッシュ]【右開き/洗濯12kg/乾燥6kg/シルキーブラック】 AQW-DX12P-RK
AQUAのAQW-DX12P-RKは、コンパクトなのに多彩な機能が充実した大容量ドラム式洗濯機です。
クラスNo.1のコンパクトなデザインであり、今まであきらめていたスペースでも設置できます。
洗浄液を温めるお湯洗い洗浄に対応。酵素の力を活性化させることで、繊維の奥にしみついた汚れや黄ばみをきれいに落とせます。
洗剤・柔軟剤については、洗濯物の量に応じて自動で計量・投入してくれるので、入れすぎを防止できるのも安心ですね。
そのほか、乾燥フィルター自動お掃除機能が搭載されているのも見過ごせないポイント。
乾燥運転によって内蔵フィルターにたまった糸くず・ほこりをワイパーブラシとシャワーで自動お掃除してくれます。
メンテナンスの負担が気になる方でも導入しやすいのではないでしょうか。
おすすめ洗濯機3.IRIS(アイリスオーヤマ) ドラム式洗濯乾燥機[液体洗剤・柔軟剤自動投入][温水洗浄]【洗濯8.0kg/乾燥4.0kg/左開き/ホワイト】 HDK842Z-W
IRISのHDK842Z-Wは、温水コースを搭載したドラム式洗濯機です。
40℃の温水では洗剤の酵素を活性化させて頑固な皮脂汚れを落とし、60℃の温水では臭いの原因菌まで抑えて衣類を除菌できます。
Ag+除菌システムも洗うたびに衣類を除菌し、汗や部屋干し臭などの臭いの発生まで抑制可能です。
ふんわりシワ取りコースでは、完全に乾燥させずに乾燥運転を終了することで、つり干しでタオル類をふんわりと仕上げます。
アイロンがけの時間を短縮できるので、家事の負担を減らせますよ。
そのほか、洗剤・柔軟剤自動投入機能も搭載。洗濯ごとに洗剤を入れる手間がないため、洗濯がさらに楽になります。
除菌性能や時短機能が気になる方はぜひ検討してみてはいかがでしょう。
おすすめ洗濯機4.Panasonic (パナソニック) 全自動洗濯機[インバーター][液体洗剤柔軟剤自動投入]【洗濯12kg/ホワイト】 NA-FA12V2-W
PanasonicのNA-FA12V2-Wは、強力洗浄に強みがある縦型洗濯機です。大きな4枚羽のパルセーターで衣類をしっかり動かしてムラなく汚れを落とします。
温水スゴ落ち泡洗浄では、温水専用ヒーターで温度をコントロールし、温水で洗い多様な衣類の黄ばみや臭いをスッキリさせることが可能です。
スポーツで汚れた衣類もきれいになって重宝しているという評判もあります。子どもがスポーツをしているご家庭にピッタリでしょう。
次亜除菌コースも搭載しており、タオルや衣類の臭いの原因菌を除菌することも可能です。専用錠剤を洗剤ケースに投入してコースを選ぶだけで利用できます。
液体洗剤や柔軟剤の量を自動で計量して投入してくれるのも便利です。洗濯時の計量が面倒だという方にとって見過ごせない機能ですね!
おすすめ洗濯機5.SHARP(シャープ)ドラム式洗濯乾燥機[プラズマクラスター除菌乾燥]【左開き/洗濯7.0kg/乾燥3.5kg/クリスタルホワイト】 ES-S7G-WL-H-ESET
SHARPのES-S7G-WL-H-ESETは、プラズマクラスター除菌乾燥機能を搭載したドラム式洗濯機です。
頻繁に水洗いできないジャケットや制服、ブーツなどをプラズマクラスターで除菌消臭できます。
槽クリーンコースではボタン一つで洗濯槽を水で洗い流します。
イオンの力でカビ菌の繁殖も抑えることもでき、清潔さを維持しやすいのも快適です。
DDインバーターを搭載しており、高速回転時でも運転音を軽減できます。
夜間や早朝でも洗濯しいやすいです。
まとめ
ここまで縦型とドラム式のメリット、デメリットを紹介してきました。
細かいことをあげると、縦型は洗濯中に洗濯物を入れられるが、ドラム式はできないなど、少しの不便さは感じます。
ただ、最新型のドラム式は洗濯せずに衣類の消臭、花粉除去、除菌までしてくれるものもあります。
選ばれる際には、ご自身のライフスタイルがどのようなものか考えていただくと選びやすくなります。
例えば、お一人で洗濯物もそこまで多くなく日中に干せる方であれば小型の縦型、集合住宅にお住まいならば、静音性が高い縦型のインバーター式の洗濯機を選んでいただくのもいいかもしれません。
共働きや日中お忙しい方は、ドラム式で朝に洗濯物を入れてお仕事中に洗って、帰ったら終わっているなどもいいですよね。
私自身ドラム式から縦型へ買い替えましたが、やはり子どもの成長や洗濯物汚れの種類の変化で選んできました。
皆さんもご自身の生活に合わせた楽しい洗濯ライフを過ごしてくだいね♪
最新の機種には洗剤自動投入機能やスマートフォンに連携など、より多くの機能が搭載されていますので選ぶのがますます楽しくなってきますね!!
洗濯機の購入はノジマへ
今回の記事を読んで、洗濯機を買ってみようかなと思った方やどんな機種があるか詳しく知りたいと思った方は、ぜひノジマ店頭のスタッフにお尋ねください。
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