加湿器の効果とは?冬に加湿が必要なワケとおすすめの置き場所を解説

更新日時 : 2024-01-16 11:43

加湿器の効果のトップ画像

寒い冬の時期に活躍する加湿器。暖房器具と合わせて冬の必需品ですよね。

でも加湿器ってどんな効果があるのかご存知でしょうか。実は喉やお肌の乾燥に潤いを与える以外にもメリットがありますよ。

今回は冬の必需家電、加湿器の効果とそもそもなぜ冬の加湿が必要なのか、また効果的な加湿器の置き場所を解説します。

特に加湿器の置き場所は、間違った場所に置くと効果がない、弱くなってしまう場合があるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

1分でわかる選び方解説!

加湿器の効果は?どんなメリットがあるの?

加湿器のメリット

気温については、寒い時期にエアコン等の暖房器具で何度か上げると実感しやすいものの、湿度に関しては上昇しても中々効果が実感しにくいですよね。

実際、加湿器を普段利用していない方に理由をお聞きすると、効果が実感できず実は効果がないのでは?という声も聞かれます。

ですが冬場の加湿器による加湿は多くのメリットがありますよ。

お肌や喉、髪の毛を乾燥から守る

肌や髪の乾燥

人間の肌や髪の毛に最適は湿度は約60%と言われています。

つまり、湿度30%など冬場の乾燥した状況では、肌や髪の毛から水分が失われ、乾燥肌になったり髪のダメージにつながります。

また、朝起きた後など喉の痛みにもつながることもあります。

こういった場合は加湿器で加湿することによって防止することができますよ。

湿度60%以上だと静電気が発生しにくくなるのも意外なメリットですよ!

ウイルス感染対策

ウイルス感染対策

ウイルス感染予防の効果的な方法は飛沫を飛ばさないようにする事です。

理化学研究所によるスーパーコンピューター「富岳」を利用した実験では、感染対策についてマスクの徹底のほか加湿の重要性も取り上げられました。

シミュレーションでは、オフィスを想定し1.8mの距離で対面し、合計4人が向き合っている状況で飛沫がどの程度相手に届くかが調査されました。

結果は湿度30%の状況では全ての飛沫内の約6%が相手に到達したのに対して、湿度60%と90%の環境では全飛沫の2%に抑えられたとの事です。

ただ湿度90%ではウイルスは抑制できても今度はカビやダニが発生してしまうので、最適は湿度は60%がおすすめですよ。

つまり加湿を行うことはウイルス感染対策としても有効ということですね。

体感温度の上昇により省エネに

体感温度の上昇

湿度が上がることによって体感温度が上昇します。湿度30%と60%では温度が同じでも体感温度は1~2℃違うと言われています。

つまり、その分エアコンなどの暖房器具の設定温度を上げる必要がなくなるので、省エネになりますよ。

この後にて解説しますが、エアコンなどによって部屋の温度を上昇させると相対的に湿度が低下します。

低下した湿度を補うため加湿器を利用し、さらに省エネにつながるので冬の加湿器の利用は理にかなっています。

動画でメリット・選び方を解説!

冬はなぜ加湿が必要になるのか解説

冬の加湿の重要性

少し複雑ですが湿度には相対湿度と絶対湿度があります。

一般的には「相対湿度」がよく用いられ、大気中にどの程度の割合で水蒸気が含まれているかを表します。

この相対湿度がポイントなのですが、気温が高いほど水蒸気を含むことが出来る量の限界が増えます

つまり「気温10度の湿度50%」と「気温20度の湿度50%」では同じ湿度50%ですが、水蒸気そのものの量自体は気温10度の方が少ないのです。

部屋の温度を上げると(相対)湿度が低下する

水蒸気の量が同じでも気温によって湿度が変わる

同じ湿度でも気温が低い方が水蒸気の量自体は低いという事を、冬の部屋に置き換えると加湿器の必要性が分かります。

つまり、冬にエアコンなどにより室温を上げることで、水蒸気の量自体は変わっていないものの、水蒸気の持てる量の限界が上がり相対的に湿度が下がってしまうのです。

ただでさえ冬は空気が乾燥しているのに、その状態で部屋を暖めると更に乾燥してしまいます。

そういった時は加湿器で水蒸気を補ってあげれば、室温を上げても乾燥を防ぐことが可能ですよ。

おすすめの加湿器の置き場所を解説

おすすめの加湿器の置き場所

冬の部屋での加湿の重要性を解説しました。

ただ、加湿器もただ利用すればいいのではなく効果的な置き場所があります。

置き場所によっては加湿器の効果が半減してしまう場合もあるので注意が必要ですよ。

おすすめの加湿器の置き場所:リビング

リビングの置き場所

リビングなど大きめの部屋で利用する場合にはできるだけ部屋の中央に設置することがおすすめです。

更にエアコンをしている場合には、エアコンから出る暖かい風にあたる位置に加湿器を置くとより効果が期待できますよ。

ただ、加湿器からは水蒸気が出るので、エアコンのセンサー機能に影響を及ぼす可能性があるため真下に置くのは避けた方が無難です。

同時にパソコンなどの機器の近くも、水蒸気が故障につながる場合があるので避けた方がいいでしょう。

おすすめの加湿器の置き場所:寝室

寝室の置き場所

朝起きたら喉が痛かったという経験は誰もがお持ちのはず。寝室でも加湿器の利用は効果的です。

寝室の場合でも部屋の中央がおすすめですが、中央にスペースが無い場合もあるかと思います。

その場合は真下は避けつつもエアコンの近くがおすすめです。

エアコンは室内の空気を吸い込む吸入口があるのですが、その際に加湿された空気が吸い込まれて送風されるので乾燥を防ぐことができます。

また寝室では卓上タイプの加湿器の利用もおすすめです。

卓上タイプの加湿器を利用する場合は床に直置きせず、ある程度高さがある位置に置くのがおすすめです。

寝ている間に加湿器をつけっぱなしにする際は室温を下げないようにするのがポイントです。暖房器具を消してしまうと温度が低下し相対湿度の関係で結露の原因になりますよ!

おすすめの加湿器の置き場所:一人暮らしで等のワンルーム

ワンルームの置き場所

ワンルームなど狭い部屋であれば、そのほど大型の加湿器は必要ありません。

ですが卓上タイプなど小さめの加湿器を利用する場合、床にそのまま置くのは避けたほうがいいでしょう。

部屋でも暖かい空気は上にいき、床など下の方には冷たい空気がたまります。

空気は気温によって水蒸気を含むことが出来る量の限界が変わることを解説しましたが、冷たい空気は水蒸気を多く持てません。

つまり高さがあまりない小型の加湿器を床におくと、冷たい空気に加湿してしまい結果、水蒸気が水に変わり結露の原因になります。

小型の加湿器を設置する場合には、机やテーブルの上など床から30cm以上は上に置くといいでしょう。

加湿器のご相談はノジマへ

ノジマはメーカー販買員のいない唯一の家電専門店です

家電専門店ノジマでは、店頭で加湿器の効果的な使い方や置き場所のほかにも様々な相談を承っています。

今回解説した加湿器の使い方のほかにも、加湿器にはタイプやメーカーによって様々な違いや特徴があります。

ノジマ店頭ではメーカー販買員はおらず自社販買員のみで対応していますので、お客様に合わせた接客をさせていただきます。

ぜひノジマ店頭にてご相談ください。

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